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2015年08月04日 イイね!

【必殺】ファンキー♪スタンド 第3話 『4輪VS2輪』

【必殺】ファンキー♪スタンド 第3話 『4輪VS2輪』皆、それぞれが情熱的に生きていた昭和末期。


そんな時代を忘れる事ができない男が、昔を懐かしみつつ書いてみました。
尚、内容には一部不適切な部分がある為、フィクションとしてお読み頂ければ幸いです。


ストーリーの概略としては、自分が16歳の頃、バイクを所有する為に働き始めたガソリンスタンド。。。
そこでの人間関係により、その後の人生が大きく変化するというお話しです。


舞台は今から約30年前の昭和60年。
場所は大阪市内の某所。
世の中の景気はこの頃から一気に加速し、2年、3年後にはバブル絶頂期を迎えます。



◆主要登場人物(今後 登場予定の人物も含む)

・所長

ガソリンスタンドのオーナー所長
髪型も七三分けの超真面目人間。
性格は非常におとなしく、温厚。

・奥さん

所長と対照的に活発で気が強い。
そして、性欲も旺盛。。。
若い従業員との不倫も・・・

・大木先輩

当スタンドの正社員
当時の年齢は20歳
かなりのヤンキー気質で、気が短く、暴れやすい
しかし、DCブランドの服を着こなし、常時数十人の女性を連れていたモテ男
愛用ブランドは、Y’s
東通商店街で女性に声をかけ、即ホテルに連れ込む事が出来るぐらいの『ナンパの達人』
10代の頃、無茶をした為、当時は免許取り消し状態



・松三郎先輩  

大木先輩と同じ中学の同級生であり、当時の年齢は20歳。

昼間は土木作業員をしており、夕方から夜までガソリンスタンドでバイトしていた人物。
中学を出て、すぐに土方の世界に入った為、言葉使いが悪く、見た目もパンチパーマで人相が悪い。
しかし、気が弱い側面があり、喧嘩が発生したりすれば、仲間を見捨てて逃げる事も多い。
女にはモテない。
非常にミーハーで、峠を攻める走り屋が流行ってると聞くなり、S130ZからEP71へ乗り換えるが、
実際にヤマを攻める事は無かった。

・デビル

当時16歳の私。
当時乗っていた、バイク(GSX-R400)の費用を捻出する為に、このスタンドで頑張って働いていた。
バイトが入っていない日は、平日夕方の六甲(芦有ドライブウェイ)や茨木サニータウン攻め・・・
土曜日の深夜から日曜日の早朝は、毎週の様に阪奈道路を攻めていたバイク大好き少年。


・西沢

デビルと同じ年齢(16歳)のアルバイト。
当時は真面目でバイクは原チャリすら所有していなかった。
ただ、数年後には所長の奥さんとの不倫・・・また店のレジ売上金着服が発覚し、クビになる。
【大阪】走り屋伝説の第2話に登場するジェミニ・ディーゼルに乗る男と同一人物。


・ナマちゃん

このスタンドの常連客。
当時19歳 大木先輩、松三郎先輩の1つ下の後輩(隣りの中学の1つ下)。
当時、スカイライン・ジャパンから、新車のAE86に乗り換えたばかりであり、
走る場所も環状から箕面へ移行・・・。
名前の由来は、ナマズのような髭。
血の気が多く、気に入らないとすぐに人を殴る。


・かっちゃん

このスタンドの常連客。
大木先輩、松三郎先輩の中学時代の親友。
当時は反社会的勢力の現役構成員。
見た目も非常に恐ろしく、会話するだけでも恐怖を感じるレベル。



・ジーコ

このスタンドの常連客。
大木先輩、松三郎先輩の中学時代の親友。
外車専門の塗装工場で働く職人。
しかし、客のフェラーリやランボルギーニーを無断で乗り回し、ナビオ前でナンパを繰り返す極悪人。
ギャンブル好きで、常に金が無く、あちこちで借金を重ねる借金大魔王。
だまされた女性は数多く・・・。
愛車はフルスモークの430セドリック。


・タオ

このスタンドの常連客 。
そして、大木先輩、松三郎先輩の中学時代の親友。
仕事帰りに原チャリ(ジョグ)で給油の為に登場する。
車には全く興味が無い男であったが、当時の大阪ディスコ業界では有名なダンサーであった。
ミナミにあった某ディスコの女性DJと同棲しており、デビルの人生を変えたキーマンの一人でもある。
29年経った現在でも付き合いがある人物。


・ユウ

このスタンドの隣りに住む、大木先輩、松三郎先輩の友人。
年齢20歳。
当時、別のガソリンスタンドで働いていた人物。
バイクで箕面を攻めていた過去を持つが、車では走り屋の世界に無縁であった。
女好きでディスコでのナンパはプロ級。
彼女が5人いてる状況でも、ナンパを続ける執念がある人物。
しかし、気が短く、一緒に行動すれば良くトラブルに巻き込まれる。
世の中の渡り方を私に教えてくれた、大切な先輩。


・ナリカミ

このスタンドの常連客。
大木先輩、松三郎先輩の2つ下の後輩(同じ中学の2つ下)。
この時、デビルの1つ年上の17歳。
当時の職業は、自称ホスト。
後輩から没収したFZ400Rに乗っていたが、転倒により全損になった為、どこかでパクってきた原チャリ(チャンプ)に乗っていた。
血の気が非常に多く、当時から彼の周囲には喧嘩やトラブルが多発。
しかし、ヤンキー女には非常にモテる。
この2年後、デビルと共に走り屋の世界に突入し、その後自らレーシングチームを立上げ、会長となる。
その後も非常に関わりが多く、デビルの歴史上における重要人物の一人。


・オギ

このスタンドの常連客。
当時30歳。
表向きは高級自動車専門のブローカー・・・。
しかし、反社会的勢力とのつながりが深く、この人が店に来ると必ずトラブルが発生する。
非常に厄介な存在であったが、数年後 妙なきっかけで再会し関わる事になる人物。
当時の愛車はカマロ。
ポケベルすら普及していなかった時代にショルダータイプの携帯電話を所有していた。

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【必殺】ファンキー♪スタンド 第3話 『4輪VS2輪』
 

ファンキーなガソリンスタンドに働きはじめ、数ヶ月が経過・・・
とうとう念願のバイクも手に入れ、充実した日々を過ごしていました。


本当は当時1番人気だったFZ400Rが欲しかったのですが、中古でも50万以上の値段だった為に買えず・・・


よって400CCレーサーレプリカでは1番早く発売され、仕様の古さが若干気になるGSX-R400の事故車を格安で購入♪


 
FZ400Rと比べると、ホイールのリムの細さやフレームの貧弱さ、重心の高さ等、不満要素はあったものの、予算的に、他の選択肢はありませんでした。


そして、ガソリンスタンドの仕事が入っていない日は、六甲(芦有)、茨木サニータウン、阪奈道路を攻めていました。


16歳の少年にとって、400CC水冷4スト・マルチエンジン59馬力 車重152Kgのロケット加速は刺激が強すぎ、その魅力にどんどんハマっていった時期でもありました。


自分が勤務するガソリンスタンドは、大阪市内にあった訳ですが、幹線道路には面しておらず、比較的交通量の少ない道路の交差点の一角にありました。



そして、適度な直線があり、見通しが良い交差点でもあった為、通行車両がコーナーを【攻める】光景を良く見ました。



また、この交差点を攻める理由は他にもありました。


当時、自分が勤務するスタンドには洗車スペースがあった訳ですが、その場所を無料で解放していた為、車好き、バイク好きの溜り場になってたのです。


よって、マフラーを変えているバイクや車が交差点に接近すると、音に反応し、皆が一斉に注目します。


つまり・・・


通行車両にとっては、常に人目がある為、ギャラリーコーナーみたいな感覚となります。


よって、レーサーレプリカバイクの場合、この交差点を通過する時は、【ハングオン】での通過が基本となる訳です。




ハングオン ↓


 




ハングオンとは、当時 非常に流行ったライデングフォームであり、ゲーム機があったぐらいメジャーなライディングフォームです。




 

しかし、レプリカバイクならわかるのですが、原チャリ(スクーター)でもハングオンで交差点を曲がる奴が多数存在していたのがこの時代。。。


もちろん、私も峠を攻める時には下手くそながら、ハングオンをしていましたよ!


 
※この写真は29年前の六甲(芦有ドライブウェイ)有馬側の下りで撮影

純正シートは厚く、重心も高いGSX-R・・・
更に、この時は細いタイヤ(バトラックス)なので・・・と見苦しい言い訳(爆)




そして、このスタンドがある交差点のコーナーの立ち上がりライン上には、マンホールがあり、その蓋が少し浮いている為、スクーターのスタンドが引っかかり、良く転倒する場所でもありました。


よって、勢い良く交差点に進入し、華麗な?スクーターハングオンでセンタースタンドから火花を散らしながら左折したスクーターがマンホール蓋の餌食になる事が多かった訳です。


そんなある日の夕方。。。

自分の人生を左右する事になる1台の車が登場します。


車種は、トヨタカローラ・レビン1600GTV・・・ 色は白。
いわゆるAE86です。


仕事中、先輩&数名の常連客とスタンド内の洗車場付近でダベっていた時です。


カァ~~ン♪とカン高い車のエンジン音が遠方の団地付近から聞こえてきます・・・
(当時、ツインカム・サウンドって言われてましたネ)


音が急接近し、皆が交差点を見た瞬間、ありえない速度で進入してきた白のカローラが交差点を駆け抜けました。

派手なスキール音を伴いタイヤを滑らしながら・・・

そして、次の交差点でサイドターン♪
その後、ゆっくり戻ってきたと思ったら、スタンドに進入してきました。


ホイールは真っ黒の素っ気無いのが入ってます。
(RSワタナベ)

ボンネットには巨大なレイトンハウスのステッカー。


大木先輩の1つ後輩にあたるナマちゃんでした。

新車購入して1年も経っていないピカピカのAE86。。。


実は以前からこのレビンは給油に来てたのですが、ナマちゃんは大木先輩や松三郎先輩と話込んでいる時が多く、特に意識はしていませんでした。


自分はこの頃はバイク少年であった為、車には興味が無く、カローラにこんなスポーティなグレードがある事も知りませんでした。





それに、正直言うと、ナマちゃんは見た目が恐そうな為、あまり関わりたく無かったのです。


しかし、、さきっきのコーナリングが非常に気になり、勇気を出して話しかけてみる事にしました。


自分 『車って・・・けっこう早く曲がるもんなんですね?』

ナマちゃん『ケッコウやとぉ?・・・』
ナマちゃん 『はぁ? オマエ、何乗ってるねん?』


自分 『GSX-R400を指差し、アレですわ』


ナマちゃん 『もしかして・・・車って遅いと思ってるんちゃうんか?』


自分 『ハイ! やっぱり、バイクより重いですから仕方無いんちゃいますか?』


ナマちゃん 『ほぉ・・・(失笑) 味わってみるか?』


その会話の一部始終を聞いていた大木先輩も苦笑いしています。


ナマちゃんはレビンの横に乗れと言ってくれました。


仕事中でしたが、喜んで乗り込みかけた時、松三郎先輩が止めにきました・・・

松三郎先輩 『コイツの横、ホンマに危ないから、乗るな』・・・と。


しかし、ナマちゃんは、『大丈夫、ゆっくり流すだけやで~』と言ってます。


自分は興味があった為、急いで助手席に乗り込みます。


初めて座ったレビンのシートはカローラのわりにホールド感があり、スポーツカー的な感じがしました。。。


そして、派手なホイルスピンを伴い車は加速します。。。


1速、そして2速・・・


しかし、ある程度の加速感はあるものの、GSX-R400の加速に慣れている自分にとって、AE86の加速なんて退屈なモンでした。。。


正直、GSX-Rの小便を漏らしそうなぐらいの加速感に比べ、1600CCの車の加速って刺激なんか全くありません。
しかし、ギアが3速に入り、速度警告のキンコン♪が鳴り始めた時に、徐々に恐怖感がこみ上げてきました・・・


なんせ、その場所は対向車とスレ違うのも苦労する様な細い道でしたからネ。。。
もちろん、バイクでもその程度の速度なら簡単に出せますよ。
けど、そんな無茶な速度で走る『車』に乗った経験が、今まで無かったのです。


そして、交差点に進入し、右折体制。。。。

しかし、速度は落ちません。


アカンと思った瞬間、強い衝撃と共にブレーキが踏まれ、交差点を駆け抜けます。

ハンドルを逆向きに回しながら・・・


デビル16歳。


はじめてドリフトを味わった瞬間でした。


スタンドに戻った後もしばらく放心状態で仕事になりませんでした。


今まで興味が無かった『車』に対し、考え方が変わった瞬間でした。
加速感とか、速度感とかの次元では無く、『操る』って意味を少し理解した瞬間だったと思います。


そして、その時に1番興味を持ったパーツが、マフラーでもエアロでもなく、ノンスリ(LSD)でした。


あのテールが流れ、立ち上がる時の体に感じる感覚はバイクには無いモノでした・・・
※厳密に言えば、バイクでも限界超えたらテールスライドするモノなんですけどね


スタンドに戻ってからは、気がつくと先輩達にノンスリの構造について繰返し質問をしていた様でした。


今の時代は自分が知らない事であってもスマホで検索し、そこで得た知識である程度は語る事が出来ますが、当時は人に直接聞くしか情報が入らない時代でしたからネ。


もちろん、カー雑誌から得られる情報もありましたが、自分が知りたい情報が毎回都合よく書いているとは限りませんし・・・。


そう言う意味では、当時は先輩の存在って偉大だったのです。


そして、スタンドに戻ったナマちゃんは車を洗車場に停め、誇らしげにボンネットを開けました。


その中に鎮座していたのは、往年の名機【4A-GEU】
まだ新車に近い状態であった為、ピカピカに輝いて見えました。

この頃はスタンドの仕事で多数のオイル交換を経験し、いろんな車のエンジンを見ていましたが、それでも特別美しく見えたのが4AGのヘッドでした。


TOYOTA1600  TWINCAM・16VALVEの文字がスポーツ性を主張しています!





そして、ナマちゃんは自分に言いました


『車に興味が出たら、いつでもヤマ(箕面)とか連れて行ったるで~』
『最近は環状は走ってへんねんけど・・・ まぁ お前が興味あって、行ってみたいなら、環状でもええけどな!』


昭和61年・・・  デビル16歳。


この日を境に、バイクから車へ興味が移っていく事になります。。。
そして、2年後のカーライフの方向を決定付けるキーワードが脳裏に焼きつく事になったのでした。


そのキーワードとは・・・


【箕面(ミノオ)】そして、【環状(カンジョウ)】です。


そして、このナマちゃんとはこの日から親しくなり、その後、箕面や環状へ連れて行ってもらう事が多くなり、この世界での視野が一気に広がる訳です。


そのへんの話は、また後日じっくりと。。。


当時、同じ年代のツレ達が、50ccのスクーターのJOGあたりに、ブリザーパイプを着けて、町内を走り回っている状況の中、私は非常に恵まれた環境で育ってきたと思われます。



この時代から走り屋と称される人種に、深く関わってきた私が、客観的では無く、主観的に判断するならば・・・

昭和61年頃は2輪の方が盛り上がっていたと思います。


その根拠は・・・


当時の若者の情報源の一つである漫画・・・


その露出度から判断しました。


当時の連載は、頭文字Dでは無く、バリバリ伝説の時代。。
また、湾岸ミッドナイトは存在しておらず、シャコタンブギは連載がスタートしたばかり・・・
そして、人気があったのは、あいつとララバイでしたよネ。




あ・・・

よろしくメカドックは別モノとして扱ってます。(笑)


懐かしい話ですよネ。
2015年07月24日 イイね!

【必殺】ファンキー♪スタンド  第2話 『接客の極意』

【必殺】ファンキー♪スタンド  第2話 『接客の極意』皆、それぞれが情熱的に生きていた昭和末期。


そんな時代を忘れる事ができない男が、昔を懐かしみつつ書いてみました。
尚、内容には一部不適切な部分がある為、フィクションとしてお読み頂ければ幸いです。


ストーリーの概略としては、自分が16歳の頃、バイクを所有する為に働き始めたガソリンスタンド。。。
そこでの人間関係により、その後の人生が大きく変化するというお話しです。


舞台は今から約30年前の昭和60年。
場所は大阪市内の某所。
世の中の景気はこの頃から一気に加速し、2年、3年後にはバブル絶頂期を迎えます。



◆主要登場人物(今後 登場予定の人物も含む)

・所長

ガソリンスタンドのオーナー所長
髪型も七三分けの超真面目人間。
性格は非常におとなしく、温厚。

・奥さん

所長と対照的に活発で気が強い。
そして、性欲も旺盛。。。
若い従業員との不倫も・・・

・大木先輩

当スタンドの正社員
当時の年齢は20歳
かなりのヤンキー気質で、気が短く、暴れやすい
しかし、DCブランドの服を着こなし、常時数十人の女性を連れていたモテ男
愛用ブランドは、Y’s
東通商店街で女性に声をかけ、即ホテルに連れ込む事が出来るぐらいの『ナンパの達人』
10代の頃、無茶をした為、当時は免許取り消し状態



・松三郎先輩  

大木先輩と同じ中学の同級生であり、当時の年齢は20歳。

昼間は土木作業員をしており、夕方から夜までガソリンスタンドでバイトしていた人物。
中学を出て、すぐに土方の世界に入った為、言葉使いが悪く、見た目もパンチパーマで人相が悪い。
しかし、気が弱い側面があり、喧嘩が発生したりすれば、仲間を見捨てて逃げる事も多い。
女にはモテない。
非常にミーハーで、峠を攻める走り屋が流行ってると聞くなり、S130ZからEP71へ乗り換えるが、
実際にヤマを攻める事は無かった。

・デビル

当時16歳の私。
当時乗っていた、バイク(GSX-R400)の費用を捻出する為に、このスタンドで頑張って働いていた。
バイトが入っていない日は、平日夕方の六甲(芦有ドライブウェイ)や茨木サニータウン攻め・・・
土曜日の深夜から日曜日の早朝は、毎週の様に阪奈道路を攻めていたバイク大好き少年。


・西沢

デビルと同じ年齢(16歳)のアルバイト。
当時は真面目でバイクは原チャリすら所有していなかった。
ただ、数年後には所長の奥さんとの不倫・・・また店のレジ売上金着服が発覚し、クビになる。
【大阪】走り屋伝説の第2話に登場するジェミニ・ディーゼルに乗る男と同一人物。


・ナマちゃん

このスタンドの常連客。
当時19歳 大木先輩、松三郎先輩の1つ下の後輩(隣りの中学の1つ下)。
当時、スカイライン・ジャパンから、新車のAE86に乗り換えたばかりであり、
走る場所も環状から箕面へ移行・・・。
名前の由来は、ナマズのような髭。
血の気が多く、気に入らないとすぐに人を殴る。


・かっちゃん

このスタンドの常連客。
大木先輩、松三郎先輩の中学時代の親友。
当時は反社会的勢力の現役構成員。
見た目も非常に恐ろしく、会話するだけでも恐怖を感じるレベル。



・ジーコ

このスタンドの常連客。
大木先輩、松三郎先輩の中学時代の親友。
外車専門の塗装工場で働く職人。
しかし、客のフェラーリやランボルギーニーを無断で乗り回し、ナビオ前でナンパを繰り返す極悪人。
ギャンブル好きで、常に金が無く、あちこちで借金を重ねる借金大魔王。
だまされた女性は数多く・・・。
愛車はフルスモークの430セドリック。


・タオ

このスタンドの常連客 。
そして、大木先輩、松三郎先輩の中学時代の親友。
仕事帰りに原チャリ(ジョグ)で給油の為に登場する。
車には全く興味が無い男であったが、当時の大阪ディスコ業界では有名なダンサーであった。
ミナミにあった某ディスコの女性DJと同棲しており、デビルの人生を変えたキーマンの一人でもある。
29年経った現在でも付き合いがある人物。


・ユウ

このスタンドの隣りに住む、大木先輩、松三郎先輩の友人。
年齢20歳。
当時、別のガソリンスタンドで働いていた人物。
バイクで箕面を攻めていた過去を持つが、車では走り屋の世界に無縁であった。
女好きでディスコでのナンパはプロ級。
彼女が5人いてる状況でも、ナンパを続ける執念がある人物。
しかし、気が短く、一緒に行動すれば良くトラブルに巻き込まれる。
世の中の渡り方を私に教えてくれた、大切な先輩。


・ナリカミ

このスタンドの常連客。
大木先輩、松三郎先輩の2つ下の後輩(同じ中学の2つ下)。
この時、デビルの1つ年上の17歳。
当時の職業は、自称ホスト。
後輩から没収したFZ400Rに乗っていたが、転倒により全損になった為、どこかでパクってきた原チャリ(チャンプ)に乗っていた。
血の気が非常に多く、当時から彼の周囲には喧嘩やトラブルが多発。
しかし、ヤンキー女には非常にモテる。
この2年後、デビルと共に走り屋の世界に突入し、その後自らレーシングチームを立上げ、会長となる。
その後も非常に関わりが多く、デビルの歴史上における重要人物の一人。


・オギ

このスタンドの常連客。
当時30歳。
表向きは高級自動車専門のブローカー・・・。
しかし、反社会的勢力とのつながりが深く、この人が店に来ると必ずトラブルが発生する。
非常に厄介な存在であったが、数年後 妙なきっかけで再会し関わる事になる人物。
当時の愛車はカマロ。
ポケベルすら普及していなかった時代にショルダータイプの携帯電話を所有していた。

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第2話 『究極の接客』



ファンキーなガソリンスタンドで働きはじめて数週間が経過し、仕事にも余裕が出てきました。

 
余裕があると言う事は、仕事中であっても、つい余計な事を考えてしまうんです。

実は、この時期、ガソリンスタンドでの仕事に於いて、自分はささやかな楽しみを見つけていたのでした。


それは・・・


原チャリに乗ったギャルの給油をする事でした!


今から約30年前のこの時期・・・
まだ、原チャリはヘルメットが不要でした。
※1年後にヘルメット着用義務が発生


よって、髪をなびかせながら、ギャルが原チャリで疾走するシーンに強く好感を持った訳です。


ヘルメット不要のメリットは大きく、世の中は50CCスクーターブームでした。



この時代のCM特集↓を見て頂ければ、メーカー各社がどれだけ原チャリに力を入れていたかわかります。


特にスズキのCMなんて、とんでもなく金がかかっていましたよ。。。




どうですか?

ズズキのLOVEなんて。。。
スーパースターのマイケルジャクソンですよ。




 
あのマイケルが原チャリのCMに出てるって・・・ネ!

その他、元キャンデーズ伊藤蘭や、明石家さんま・・・

当時、1番ウケたのは、LOVE・スリーのCMですね。

TV見てたら、急に『ソイヤ・ソイヤ!♪』と聞こえ、何事かと思ったら原チャリのコマーシャルなんですよ・・・(爆)

たかがスクーターのコマーシャルやのに、一世風靡が大暴れですからね・・・
この時代の【アツさ】が良くおわかり頂けるかと思われます。

しかし、TVCMだけで判断すると、ホンダはあまり金かけてませんでした。

DJ・1なんか、太った無名の黒人が、『DJ♪DJ♪』と叫ぶだけです・・・



BGMはそこそこインパクトありましたけどネ。
けど、歌ってたのは無名のアーティト、アニー・・・ 
曲名は、DJ in My Life ♪ 当時はソニーのレーベルからレコードが発売されていたはずです。

けどネ。

もし・・・

スズキが同じCMを作ったならば。。。
オリビア・ニュートン-ジョンあたりに歌わせてたでしょうネ。(笑)



・・・・・・・
って。


少し話がソレてしまいましたが、元に戻します。。。



そんな空前の原チャリブーム?の中、自分が働く、このファンキースタンドにも1名の可愛いギャルが来てたのです。


彼女の原チャリは、発売されたばかりのクレージュタクト・・・


 
いやぁ・・・ 良いセンスの車種選択です。


この時代は、この様にファッションデザイナーが、車体デザインに参加したクレージュタクトのような車種から、ヤンキー御用達のパッソルが、街中に入り混じって走ってましたからね。




 
 

何故、ヤンキーはパッソルなのか???


そっ・・・ 
そんな、基本的な事・・・


万一、知らない人は、この歌をボリューム全開でじっくり聞いて勉強して下さい!(爆)






再度、話がパッソル方面に脱線しましたが、そんな訳で、クレージュタクトで疾走するギャルの好感度が高かったって事なんです。


もちろん、そのクレージュギャルに好意を持っているのは自分だけで無く、スタンドスタッフほぼ全員でした。


よって・・・


全員がライバルだったのです!


給油に関しては、店に入るのを(ウインカーの点等を)1番早く見つけて、走って出迎えた従業員が給油する暗黙のルールになっている為、クレージュギャルが来そうな時間帯はスタンドが異様な緊張感に包まれます。


そして、ある日の夕方、クレージュギャルが店に来ました。


運良く、雑巾を洗濯機の場所に持って行く途中、自分が偶然発見した為、彼女の原チャリへの給油権を確保しました。


せっかくの機会なので、ゆっくり・・・♪じっくり・・・♪給油していると。。。



背後から忍び寄る従業員の気配。。。


振り返ると、気持ち悪いぐらい満面の笑みを浮かべた、松三郎先輩でした。


そして・・・


なんと・・・


『汚れてますから、拭いておきまぁ~す♪』と上ずった声で彼女に話しかけると、クレージュタクトのヘッドライトを拭き始めました!(爆)


な・・・


なんと言う・・・ 姑息な手段!


給油権を手にした自分より、松三郎先輩の方が彼女との立ち位置が近いじゃないですか! 


走り去るクレージュタクトを眺めながら、松三郎先輩が一言・・・



『これからのガソリンスタンドはなぁ。。。 あれぐらいサービスしたらなあかんでぇ!』


それを聞いた時、この人は下心では無く、接客業にかかわるプロとして、あの様な行為を行なったのか。。。
と、一瞬は思いましたが、それは完全に間違いである事が数日後に判明しました。


数日後の夕刻、1台のバイクがスタンドに接近してきました。


バラバラバラ・・・♪と乾いたチャンバーの爆音を立てています。


ナンバー無しの競技用モトクロッサーに2ケツ(2人乗り)のノーヘル金髪少年でした。





年齢は私と同じぐらいでしょうか???
 

実は、このスタンドは淀川の河川敷に近い為、モトクロッサーが良く給油に来るんです。


モトクロ金髪少年は私に言いました。


『混合満タン♪』


混合・・・ マンタン・・・って?(汗)


タンクが空の状態ならイケるけど、このバイクのタンクの中には半分ほどガソリン入ってる状態やし・・・



頭の中でどうやって計算しようかと考え始めた瞬間、松三郎先輩が割って入ってきました。。。


そして、モトクロ金髪少年に対し・・・


『おいワレ・・・』
『混合で満タンにせぇってなぁ~ そんな無茶言うたらアカンやんけ~』
『計算、メッチャ難しいやんけ~』
『オマエらでも計算できへんのちゃうんかい・・・ワレ』


この接客トーク・・・


もはや、会話の内容は完全に『河内のオッサンの唄』レベルになっています。



※この歌は当時のスナックで歌うカラオケの大定番曲でした
 知らなかった人は、是非この機会に覚えてください
 巻き舌で歌うのがコツです



そして、最後にダメ押しの一言。



『おい! ところで。。。 お前ら・・・』



『どこの中学出身やねん?』。。。



いやぁ。(汗)


ガソリン入れに来て、中学を聞かれるスタンドってあまり無いですよね(爆)


モトクロ金髪少年は、困り果てた表情で、
『あ・・・もう、混合は適当でいいです!』と回答。。。



そして、松三郎先輩は気を良くして給油をはじめました。


まず、2サイクルオイルの1リッター缶を【全て】モトクロッサーのタンクに注入・・・(汗)


そして、その上からガソリンをタンクへ給油します・・・
『お~っ! ええぞ! ちゃんと混っとるやんけぇ!』等と大声で叫びながら・・・(爆)


モトクロッサーのタンク容量なんか20リッター程度ですから、あきらかに濃いです。


しかし・・・


まぁ。。。


松三郎先輩は・・・


自分より弱いと思われる人間に対しては、必要以上に強気なお方でしたからネ・・・。。。(汗)



この時、デビル16歳・・・



給油完了後、異常と思える白煙を撒き散らしながら、淀川の堤防へ戻るモトクロス少年を見送りながら、この2つの事を学びました。



1つは。。。


『お客様は神様である・・・等と言う常識は、時と場合と【相手】によっては全く通用しない事がある。』


2つ目は。。。


『お店で気持の良い対応をしてもらった場合、またその逆の仕打ちを受けた場合・・・その原因の大半は、【客側】にある。』



ちなみに。。。



この事件の後、モトクロッサーの客が激減しました。



まぁ 自分的には混合ガソリンを作るのはめんどくさいので良かったんですけどネ。
 
 
 
今回は色々と突っ込みやすいネタを入れたブログとなっています。
素敵なコメントをお待ちしております。
 
2015年07月22日 イイね!

【必殺】ファンキー♪スタンド

【必殺】ファンキー♪スタンド
皆、それぞれが情熱的に生きていた昭和末期。



そんな時代を忘れる事ができない男が、昔を懐かしみつつ書いてみました。
尚、内容には一部不適切な部分がある為、フィクションとしてお読み頂ければ幸いです。



ストーリーの概略としては、自分が16歳の頃、バイクを買う為に働き始めたガソリンスタンド。。。
そこでの人間関係により、その後の人生が大きく変化すると言うお話しです。


よって話の中心はバイクや車の話題になりますが、それに関連して、当時の女性へのアプローチ(ナンパ)等にもふれていきたいと思います。


舞台は29年前の大阪市内。。。
世の中の景気はこの頃から一気に加速し、2年、3年後にはバブル絶頂期を迎えます。


当時の大阪的ヤンキー文化と、梅田やミナミの繁華街での華やかな遊びを紹介できれば・・・と思います。


当時、大阪の若者は車に何を求めたのか・・・
大阪では走り屋と呼ばれる人種にはどんな人が多かったのか?
走り屋以外の車の楽しみ方は無かったのか?


また・・・


同じ時期に大阪の中心部である梅田やミナミではどんな遊びが流行り、若者は何をしてきたのか。。。


当時、ミナミや梅田の人気のディスコはどんな様子???
クラブが大阪に誕生した時は???
当時、遊び人が好んだファッションは???
当時のナンパ手法とは???



そんな話を交えながら、書いていけたら良いかな?って思っています。


しかし、これは結構、時間がかかる作業なので、この企画・・・人気が無ければ、即打ち切りますよ(笑)



それでは、【必殺】ファンキー・スタンド

第一話 『給油の満タン男』


時代は今から遡る事、約29年・・・

私は16歳になったばかり。。。
当時、バイクが欲しく、働く必要があり、ガソリンスタンドで勤務する事になりました。
 


生憎、家の近所のスタンドには求人が無く、隣町のスタンドで働く事を決めました。
隣町と言っても、バイクで10分もかからない距離です。


面接に行った時の印象ですが、当時のガソリンスタンドとしては規模も小さく、設備も古く・・・ そして、先輩従業員も非常に恐そうな感じでした。


皆さん、制服は着用してるのですが、帽子は被らず、髪型もパンチパーマが多かったと記憶しています。


ただ、オーナーでもある所長が非常に温厚な感じで優しく、働きやすそうな印象でした。


そして・・・

このスタンドで働く事が決まりました。


今、思えばこれが人生の【転機】でした。




まず、本日は先輩を2人、同僚1人を紹介します。


1人目は、大木先輩。


この人は当時20歳の正社員・・・

18歳の頃、無茶な運転をして運転免許が取り消しとなり、失効中。
しかし、免許が無いはずなのに、普通にスタンドで勤務していたのは当時の謎でした・・・。

気が短く、常に好戦的で、気に入らない事があると勤務中であっても見知らぬ第三者を平気でシバくようなお方でした。

しかし、女性には非常に人気があり、女にモテたければ免許とエエ車が必要との定説を覆す人でした。

免許が無い=車が無い為、ファッション関係への投資が半端ではなく、Y’s等のDCブランドをカッコ良く着こなす超イケメンでした。


そして、もう一人・・・


先程紹介しました、大木先輩の中学時代の同級生でもある松三郎先輩です。

この方は昼は土木作業員をしており、その仕事を終えた夕方からスタンドに勤務していました。

その行動からわかると思いますが、素晴らしい体力の持ち主でした。

15歳から土方をしてる為、顔は真っ黒で、頭髪はパンチパーマー・・・
そして、言葉もありえないぐらい下品でした。

まぁ 大阪の人間でも使わないような、コテコテの大阪弁です。

まるで、『河内のオッサンの唄』の歌詞みたいな・・・(爆)
※標準語に翻訳された字幕付き




しかし、実際は見た目と性格は異なっており、かなり小心な側面がありました。
仲間と遊んでいる時に他のグループと喧嘩になった状況では、すぐに逃げだしたとの噂があり、松三郎先輩といてる時に喧嘩になっても彼は戦力にならない・・・って言うのが当時の常識でした。


あと、西沢。

彼は私と同じ年齢(16歳)のアルバイト。
丁度、同じ時期にバイトを始めた奴でした。
非常に真面目でバイクどころか、原チャリすら所有していなかった人物。
そして、当時はかなりの世間知らずでした。



では、このファンキースタンドで勤務する事になった数日後のエピソードです。


ある夜、1台のハイエースが給油の為、入ってきました。


 

その車は常連客で、建築関連の仕事をしている色黒で大仏みたいなパンチパーマのオヤジでした・・・


軽油を満タンとの事なので、窓を拭いて後、給油が完了したノズルを戻そうと思った瞬間、運転席より、どなり声が・・・


大仏パンチ 『おい! 満タンにせえって言うてるやんけ!』


デビル 『満タンになってますけど・・・』


すると、大仏パンチは車から降りてきて、私に向かってえらそうに言いました。

『ちゃんと満タンにせえ!って言うてるやろ?』

『ほら・・・ こうやって車を揺すったら、まだ入るんじゃ!』
 
と言いながら、自分でハイエースを軽く揺すり始めたのでした・・・

 この一連の流れを静観していた、大木先輩がこの時点で反応し、寄ってきます。
何か思いついたのでしょう・・・

 大仏パンチは大声で怒鳴った後で、ハイエースの運転席に戻りました。

そして、大木先輩は、全員に集合をかけます。

その時、メンバーは4人。

大木先輩、松三郎先輩、西沢、そして私。

大木先輩に指示により、ハイエースの両側へ2名づつ配置につきます。。。

そして、号令と共に、4人でハイエースを揺すり始めました。


すると、ハイエースはすごい角度になって揺れはじめました・・・


さすがに運転席の大仏パンチも表情がこわばっています・・・
そして、『もう、そのへんで十分よ・・・』と気弱な発言をしています。


しかし・・・


その大仏パンチの訴えを聞こえないフリをし、大木先輩がダメ押しの一言・・・


お前ら!もっと気合入れて押さんかい!


その瞬間、ギュィっ♪ ギュィっ♪とサスが軋む音を伴いながら、左右のタイヤが交互に浮き上がりはじめました。



そして、掛け声は、いつの間にか・・・
『オラオラ~♪・・・もっとイカんかい!』等、仕事中とは思えない言葉に変わっていました。



当然・・・


ハイエース給油口からは、軽油が激しく噴き出し、スタンドの床面は濡れまくっています!


このままいくと・・・
この車、横転するかも?って思いかけた頃でしょうか・・・



大木先輩が、必死でハンドルにしがみつく大仏パンチに満面の笑みを浮かべながら話しかけました。


お客様・・・ お車のゆすり加減はこれぐらいで宜しいでしょうか???』


その言葉を聞いた瞬間、自分が働き始めたこの職場は、非常にファンキーでアツいメンバーが揃っていると確信しました。


しかし、まだこの時点では、このスタンドを舞台に、数多くの事件が勃発し、自分自身の人生の中に大きな影響を与えていく事になるとは思いもしませんでした。


また、自分が勤務した数年後・・・
このスタンドは倒産する訳ですが、今ならその理由もわかる様な気がします。(爆)


                                          第一話<完>


◆主要登場人物(今後 登場予定の人物も含む)

・所長

当スタンドのオーナー所長
髪型も七三分けの超真面目人間。
性格は非常におとなしく、温厚。

・奥さん

所長と対照的に活発で気が強い。
そして、性欲も旺盛。。。
若い従業員との不倫も・・・

・大木先輩

当スタンドの正社員
当時の年齢は20歳
かなりのヤンキー気質で、気が短く、暴れやすい
しかし、DCブランドの服を着こなし、常時数十人の女性を連れていたモテ男
愛用ブランドは、Y’s
東通商店街で女性に声をかけ、即ホテルに連れ込む事が出来るぐらいの『ナンパの達人』
10代の頃、無茶をした為、当時は免許取り消し状態



・松三郎先輩  

大木先輩と同じ中学の同級生であり、当時の年齢は20歳。

昼間は土木作業員をしており、夕方から夜までガソリンスタンドでバイトしていた人物。
中学を出て、すぐに土方の世界に入った為、言葉使いが悪く、見た目もパンチパーマで人相が悪い。
しかし、気が弱い側面があり、喧嘩が発生したりすれば、仲間を見捨てて逃げる事も多い。
女にはモテない。
非常にミーハーで、峠を攻める走り屋が流行ってると聞くなり、S130ZからEP71へ乗り換えるが、
実際にヤマを攻める事は無かった。

・デビル

当時16歳の私。
当時乗っていた、バイク(GSX-R400)の費用を捻出する為に、このスタンドで頑張って働いていた。
バイトが入っていない日は、平日夕方の六甲(芦有ドライブウェイ)や茨木サニータウン攻め・・・
土曜日の深夜から日曜日の早朝は、毎週の様に阪奈道路を攻めていたバイク大好き少年。


・西沢

デビルと同じ年齢(16歳)のアルバイト。
当時は真面目でバイクは原チャリすら所有していなかった。
ただ、数年後には所長の奥さんとの不倫・・・また店のレジ売上金着服が発覚し、クビになる。
【大阪】走り屋伝説の第2話に登場するジェミニ・ディーゼルに乗る男と同一人物。


・ナマちゃん

このスタンドの常連客。
当時19歳 大木先輩、松三郎先輩の1つ下の後輩(隣りの中学の1つ下)。
当時、スカイライン・ジャパンから、新車のAE86に乗り換えたばかりであり、
走る場所も環状から箕面へ移行・・・。
名前の由来は、ナマズのような髭。
血の気が多く、気に入らないとすぐに人を殴る。


・かっちゃん

このスタンドの常連客。
大木先輩、松三郎先輩の中学時代の親友。
元ボクサー。
当時は反社会的勢力の現役構成員。
見た目も非常に恐ろしく、会話するだけでも恐怖を感じるレベル。
この時の愛車はクラウン・・・
しかし、この数年後にはベンツ560SELに乗る事になる。



・ジーコ

このスタンドの常連客。
大木先輩、松三郎先輩の中学時代の親友。
外車専門の塗装工場で働く職人。
しかし、客のフェラーリやランボルギーニを無断で乗り回し、ナビオ前でナンパを繰り返す極悪人。
ギャンブル好きで、常に金が無く、あちこちで借金を重ねる借金大魔王。
だまされた女性は数多く・・・。
愛車はフルスモークの430セドリック。


・タオ

このスタンドの常連客 。
そして、大木先輩、松三郎先輩の中学時代の親友。
仕事帰りに原チャリ(ジョグ)で給油の為に登場する。
車には全く興味が無い男であったが、当時の大阪ディスコ業界では有名なダンサーであった。
ミナミにあった某ディスコの女性DJと同棲しており、デビルの人生を変えたキーマンの一人でもある。
29年経った現在でも付き合いがある人物。


・ユウ

このスタンドの隣りに住む、大木先輩、松三郎先輩の友人。
年齢20歳。
当時、別のガソリンスタンドで働いていた人物。
バイクで箕面を攻めていた過去を持つが、車では走り屋の世界に無縁であった。
女好きでディスコでのナンパはプロ級。
彼女が5人いてる状況でも、ナンパを続ける執念がある人物。
しかし、気が短く、一緒に行動すれば良くトラブルに巻き込まれる。
世の中の渡り方を私に教えてくれた、大切な先輩。


・ナリカミ

このスタンドの常連客。
大木先輩、松三郎先輩の2つ下の後輩(同じ中学の2つ下)。
この時、デビルの1つ年上の17歳。
当時の職業は、自称ホスト。
後輩から没収したFZ400Rに乗っていたが、転倒により全損になった為、どこかでパクってきた原チャリ(チャンプ)に乗っていた。
血の気が非常に多く、当時から彼の周囲には喧嘩やトラブルが多発。
しかし、ヤンキー女には非常にモテる。
この2年後、デビルと共に走り屋の世界に突入し、その後自らレーシングチームを立上げ、会長となる。
その後も非常に関わりが多く、デビルの歴史上における重要人物の一人。


・オギ

このスタンドの常連客。
当時30歳。
表向きは高級自動車専門のブローカー・・・。
しかし、反社会的勢力とのつながりが深く、この人が店に来ると必ずトラブルが発生する。
非常に厄介な存在であったが、数年後 妙なきっかけで再会し、関わる事になる人物。
当時の愛車はカマロ。
ポケベルすら普及していなかった時代にショルダータイプの携帯電話を所有していた。
目つきが悪く、見るからにカタギでは無い容姿・・・
良く新地のお姉さんを連れていた。
2015年05月21日 イイね!

蘇れ! 刺激的文化

蘇れ! 刺激的文化皆さんこんにちは。

最近はサーキットで遊ぶ事も多く、比較的 刺激のあるカーライフをおくっています。

けど、サーキットへ行けば行くほど・・・

何か・・・

満たされないモノがある様な気もします。


良く考えると、過去にサーキット走行の経験が無かった方が素直に楽しめたのかもしれません。
別に不満があるって意味では無いですよ。


文字では上手く表現できませんけどね。


あまり昔の話をすると、懐古主義のオヤジみたいに思われるので、嫌なんですが。


自分が1番好きな写真を紹介します。




26年以上前の中山で撮影した、この1枚の写真に、その答えが眠ってるような気がします。


けど、同じこの写真を見ても、世代間によって、感想は異なるでしょうね・・・


それに、同世代であっても、解釈は分かれると思います。


けど、みんなが同じ意見では、全く面白くないですよネ・・・
違うから、おもろいんです。




※隣のAE86(シグ●●のステッカー貼ってる)の方。
誰やったか思い出せない・・・(汗)




さぁ 皆さん どう思いますか?


な~んや・・・ 

中山か・・・

鈴鹿サーキットちゃうやんけ!って意見もあるかと思いますが、
当時の鈴鹿ってねぇ。。。 

誰でも簡単に走れた場所では無かったんです。

メッチャ敷居が高く・・・

確か、ナンバー付きの自走車両なんかダメやったんと違うかな・・・

そんな訳で、中山なんです。


補足するならば、当時は中山を走ってるだけでも、走り屋の世界では『エリート層』だったんです!
普通は環状や阪奈、箕面を走るだけに終わってましたから・・・・

で!


どないですか?


カクカクして、あまり速そうに見えない古いスターレットに昭和を感じます? 
310サニーを見て、カッコ良いと思いませんか?

電子制御なんて、全く無縁のマシン達ですよ・・・
まぁ 制御どころか、エンジンの機嫌が悪いと、まともにアイドリングしない車もありました。


この写真を見て、パドックに響くキャブのセッテイング音、ガソリン臭が蘇ってくる人がいてたら
個人的には嬉しいですネ。


自分の場合、この時の愛車はグランドシビックでした。

この写真は1989年3月なので、VTECが搭載される前の時代。。。
それでもワンダーからフルモデルチェンジして1年ちょいしか経過していない、バリバリの新型車両。

そして、周囲の車両は、KP61等。。。

もちろん、グランドとKPでは勝負になりません。

勝負にならない=グランドが速い
って事なんですが、当時はグランドに乗って速く走れても、誰も褒めてくれません・・・
車の性能が高いので、速く走れて当然です。

反則マシンとまで言われましたよ。

特に当時の自分の周囲には、かなり気合が入ったKP乗りが沢山いましたので、
その傾向が強かった様に思えます。


ヘッドチューンのみとか言いながら、直線でグランドシビックが追いつけない加速をする
マシンも多く、密かに腰下にも手を入れてるようでした。


いやぁ。。。

なかなか良いもんでしたよ。

今の時代では希薄になった、車を『走らせてる感』が満開です。


アライメントって・・・
自分達には、そんな言葉すら無かったと思います。

深夜の箕面の猿天の駐車場で、ピロアッパーのネジを緩めてマイナスドライバーでマウント部を
グリグリしながら、キャンバーを調整。

そして、峠を走り込んでセッティングを煮詰めていた時代ですからね。


特に、この四角い、角張った・・・KP61スターレットって車。

実はコレが当時の大阪の若者にとって主力戦闘機だったんです。

つまり、大阪の走り屋全盛期を語る上で、欠かす事が出来ない名車の中の1台ですネ。

EPではダメなんですよ。
ターボを搭載して、名前が『韋駄天』になって、速く走れてもダメなんです。。。

KPでないと・・・

アカンのですわ。


実際、全盛期の箕面でも環状でも、主力はEPでは無く、KPでした。

小型・・・
軽量・・・
FR・・・

当時、箕面ではAE86よりKPの方がアツい走りをしていましたネ。

今の若い方はご存知無いと思いますが、KPはテレビCMでも走る気満々の車種だったのです。
なんせ、車を運転してるのは、オブ・アンダーソンでしたからね・・・

正しくは、オベ・アンダーソンか。。。(笑)


この車を買って、ドリフトをさせながら、峠を攻めなさい!って感じのコマーシャルです。。。
今の時代、こんな峠での暴走行為を助長するようなCM流したら社会問題になりますわ。(笑)




そして、これがダートバーション






あと、当時の日産勢ではシルビアなんか見た記憶がありません。。。
※あくまで、自分が現役で走ってた期間です

S13シルビアの発売は、昭和63年の5月。。。
けど、箕面でも環状でも、本気で攻めてる車両は見ませんでした。
※自分の引退後、平成元年の夏以降は徐々に増えてきた様ですが・・・


自分が日産車で鮮明に記憶に残ってるのは、腹に響く、キャブの吸気音を轟かせた310サニー達でした・・・
箕面でも中山でもサニーは速かったんですよ。。。


あの時代・・・


良かったです。


最高でしたね!


旧世代(昭和文化)と次世代文化の移行期に、双方が融合し、良い意味で刺激を与えあった時代です。

丁度その時代が自分的には走り屋文化の全盛期だと思っています。

キャブの音を響かせたマシン・・・

それに4AG等のカン高いツインカムサウンドが競演し・・・

時にはSA22CのNAロータリーサウンドが混ざり合い・・・

車好きにとっては最高のオーケストラです。






最後にオマケ。


この時代は車社会だけが変化した訳ではないと思ってます。


日本の歌謡界でも、進化?変化?の兆しがあり・・・?
新しい時代の流れが、未完成ながら、できつつあったのでは無いでしょうか・・・


昭和時代のアイドルは、基本的に歌うだけで良かったのですよ。
まぁ 歌手ですからね。


しかし、このあたりの時代から、歌だけでなく、踊れないとダメになってきました。。。
時代の流れですよネ。


◆この時代に流行った曲です。




歌に関してはサッパリわかりませんが、ダンスに関しては自分の比較的専門分野ですから、気になる事もある訳です。


今日は・・・


あえて・・・


一言だけ言わせて下さい・・・



歌はともかく、踊りに関しては、風見慎吾に遠くおよばず・・・。(爆)






いやぁ・・・


実に刺激的で楽しい時代でしたネ。



皆様の素敵なコメントをお待ちしています。

Posted at 2015/05/21 22:38:31 | コメント(28) | トラックバック(0) | 日記
2015年05月09日 イイね!

本日、初カート

本日、初カート今日は朝からカート走行に行ってきました。


実は事前に決めていた訳では無く、先週開催された野鳥カートの会に参加出来なかった為、自分も走ってみたいとの思いがいあった為、昨日に行く事を決定しました。


しかし、天気は生憎の雨。。。


初走行がウエットとの素晴らしい条件で御座いました。



宝塚カートフィールドにいつものメンバーが集まります。

左端が、新車で買ってエンジン3基目・・・
※(実費で購入)


フェニックスBRZに乗る


『プロフェッサー』きらっち氏



そして、その横は、鈴鹿1コーナー マンセルターンの男、
こよこよ氏。。。





その他、EZさん Mokuさん みぁさん Takiyanさん  seiさん whitetigerさん


そして・・・


このアルテッツァに乗る御方が登場!





しかし、今日はアルテッツァではありません。。。


鈴鹿チャレクラ参戦用のNEWマシンで登場です!





助手席には、しっかりと消火器が・・・・


以前、岡国の走行中、フェラーリのエンジンから火が出た為、
それ以来、車両火災には神経質になってるとの事。


私のマシンも5月末には仕上がりますので、月末にかけて、鈴鹿もアツくなりそうな予感です!


そして、いよいよ走行となりました。










服が汚れる為、ジャンバーを借ります。





いやぁ・・・


おもろい!(笑)


そして、背後から迫るプロフェッサー・・・




少し余談ですが、何故 プロフェッサーなのか・・・


それは・・・




この様に、いつも股間を触ってるからと言う訳ではありません!




常に沈着冷静・・・


いかなる場合でも感情を抑え、常に最善の対処ができるドライバー・・・


私がそれを確信したのは、今年の1月の鈴鹿にて、エンジンフローの為、
ピットインしてきた、きらっち氏・・・


車を停め、冷静な表情で一言・・・


『エンジン・・・また壊れちゃった。』


いやぁ。。。


普通は、動揺しますよ。

2年連続で鈴鹿でエンジンを壊して実費換装ですからね・・・(汗)
大出費じゃないですか・・・


その時に、彼の中にプロフェッサーを見た気がしました。


そして、本日も私の背後にプロフェッサー・・・




1コーナーの進入ですが・・・・




私も譲りません!



って言うか・・・・


この車。




ミラーが無いですからネぇ・・・・。



後ろから来てるの知らなかっただけです(爆)




そして、Takiyanに追われたり・・・




まぁ ウエットなので、よく滑ります。。。





タイムは45秒874とメチャ遅でしたが、次回は路面が乾いてる時に参戦したいと思います。


遊んで頂いた皆様、ありがとう御座いました。
Posted at 2015/05/09 14:01:47 | コメント(7) | トラックバック(0) | 日記

プロフィール

「明日の朝は箕面かなぁー😁」
何シテル?   04/07 18:49
大阪、北摂在住のデビルです。よろしくお願いします。 刺激的な昭和末期が忘れられない人種です。 過去の愛車写真を見て頂くとわかるとは思いますが、 今...
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CAR MATE / カーメイト 不明 
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ホンダ シビックタイプR ホンダ シビックタイプR
FD2に乗ってます。
ホンダ N-BOXカスタム N-BOX (ホンダ N-BOXカスタム)
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