デントリペアスクール19日目① （飛び石のガラスリペア）

今日はフロントガラスの飛び石によるクラックのリペアと、アルミボンネットの凹みの修復を学びます。

先ずはガラスリペアの方から...

飛び石によるキズは車検に通らないのはもちろんですが、保険修理でもガラス交換は飛び石程度では保険が下りなくなったので修復技術があれば収益性が高い分野です。

飛び石によるキズを再現する為に専用の工具でキズを作ります。画像の形状のキズはブルーズアイブレイクと言うそうです。その他にコンビネーションブレイク、パーシャルブレイク、スターブレイク等があります。

リペアキットはグラスウェルド製です。大体どこのリペアショップでもこのキットを使っていると思います。

注入のシリンダーのパッキンをチェックして吸い出しをチェックします。必要に応じてパッキンを交換、シリンダーパッキンにはインジェクターグリスを塗布します。

クラックの入った部分のガラスの破片を取り除いて筆やエアブローでキレイにした後、レジンを注入する準備をします。吸盤をセットし、センターシリンダーに6滴ほどレジン液を注入し、設置面のパッキンの高さを揃えて吸盤にセット。ガラス裏面に鏡をセットし、シリンダーのパッキンがガラス面に接触した位置から90度更に回してロックネジを固定、密着させます。

シリンダーの注入ネジを回してレジン液を注入します。

画像の様に付属の金属棒でヒビ割れを抑える様により液が行き渡る様にします。

貼り付けた鏡で注入の具合をチェックします。

レジン液が行き渡った事を確認したらシリンダーのネジをいっぱいまで回して吸引、2分待ちます。

更に1分注入し、再度1分吸引、レジン液が行き渡った事を確認して紫外線照射器を取り付けて5分間硬化を待ちます。

レジン液の流れが悪い様なら裏から発熱性のある電球等を当てて温めてやるとよりクラックに浸透します。

硬化が終わったら更にデッドフィラーというレジン液を塗布し、付属のセロファンを貼り付けて紫外線照射器を取り付けて1分待ちます。

②に続きます。