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ROTARY OF FAMEの愛車 [マツダ コスモ]

整備手帳

作業日:0001年1月1日

ヘッドライト関連作業

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目的 修理・故障・メンテナンス
作業 DIY
難易度

中級

作業時間 3時間以内
1
頻度こそは少ないですが、ヘッドライト外した時、その都度目に入っていたこの錆、
今回やっと着手。
2
サンドペーパーで錆の除去後、塗るものを探す。
確か持ってた・・・該当品は棚の一番下にあり
ました。相当缶の劣化きていますね。







塗り後。このカバーはおわん型形状。
裏側はタイヤハウス内露出剥きだし。上部丸穴の先はL字型ゴムパイプを
経由してエンジンルームへ繋がって
います。
1本だけ見える赤い電線はハーネス
除去時にセットしておいた配線復元
時の「たぐり紐」。

塗料は1979年に買ったokitsumoの耐熱塗料。
古い!焚火の燃え跡から発掘したような外観。
20年くらい前に缶の外側錆びてきたから、
CRC-556を吹いたら、
その後、経年でこんな風になってしまいました。
中身はまだ使えたので同サイズの
塗料保存缶を買ってきて入れ替え。
40年物。ウイスキーじゃあるまいし。(耐熱力は劣化してるかも・・)

その手前のおわんの部分は
CRC-336を薄くふいて乾燥に
とどめる。緑のウエスで隠れていますが
エアースリットから入った風は
ヘッドライト後方の隙間より、
先ほどのパイプを経て
エンジンルームに抜ける構造になっています。
3
ヘッドライトの3極ソケット。ハーネスが硬化
していたのでハーネス新造+ソケット変更
しました。







純正の旧品、接点清掃して抵抗値測定したら
とり替えた新品と同じでちょっと
拍子抜け・・(まぁ いいか。)
ちなみコスモスポーツはプラスコントロールです。結線は画像参照。






端子接続面を比べると純正の方が
面接触で電流の流れは良さそうに
見える。交換品はガイシ仕様で放熱性は
いいか?バルブに試し挿しすると、
しっかり固定感は純正よりあるが、
抜くとき従来品のように指に力を
いれるとガイシが砕けるので慎重さ
が求められる。ギコギコ少しづつ浮き上がらせ
なければなりません。

コスモスポーツのヘッドライトのソケット部の裏側は御覧のようにクリアランス小さく狭いです。
HIDやLED等、通常バルブ以外はどの方式を
選定しようがその選択肢は限られてきます。
(今回は以前装着のLED燈をそのまま使用)。
4
ヘッドライトガラス面を掃除。
現在使っているランプボディはボッシュのハロゲン丸型2灯。コスモスポーツ購入時に購入し、付けたもの。
当時は市場に溢れていましたが、今は新品は
おろか中古品も入手困難ですね。反射板のメッキが経年で曇ってくるのでスペア買っておけばよかったと後悔しています。個人的にCIBIEよりボッシュのレンズカットが好きです。

ボッシュのこのタイプ。センター部に反射板(フタ)があるおかげでガラス内側の清掃が困難なのですよね。
今回は反射板外して内側の完全清掃に初トライ。







その前に、何気なく綿棒湿らせて、反射板の裏側ぬぐったらカーボン粉のようなものがいっぱい
ついた?なんだこれ?これは汚れではない。









ライト表面、ガラス越しによくよく
見ると、下部に黒い飛翔粉らしき物の付着を発見。しかもライト左右とも!
この粉はLEDバルブのファンの素材
そのものではないか?
ファンとシュラドが擦れてる以外にあり得ない。
購入装着時にこれは入念チェック
したのにどういうことか?
5
実は異変は感じていた。
先日エンジンかけずにバッテリー直結でライト
点灯させるとライトファンの音が「ブィーン」と大きくなっていた。(以前はフィーンだった)
こうして点検するとやはりファンが
シュラドに擦っている。カーボン
もどきの黒粉の正体はやはりファンの成分。



ついでに既存LEDユニット単体の点検
安定電源供給装置をつかって8.5V~14.8までの電流値、抵抗、発熱具合を確認。実は使用上、別のある気になる事象がある(実用上は問題なし)のでこの際LED単体では異常がないことを再確認しておきたかったのです。




3年使用のLEDユニット。拭き拭き清掃。


ボッシュのランプボディへの装着時に知恵の輪的にこじって挿入するので、その結果シュラドがわずかにゆがみ、ファンが擦るようになったのか?
それとも、軸受けが摩耗して首振りが発生するのか?(大陸製の軸受け素材および精度には定評アリ)これは考えたくない。


シュラド外周エッジ部バリをやすりで少し削る。(ランプボディ穴に挿しやすくするため)






ファンボディにシュラド組付け
今度はファンがシュラドに擦っていない。
クリアランス再度確認。
これで使用し様子みます。
6
ランプボディ内面の掃除の邪魔になる反射板を
はずすべく、バルブ固定用リングをはずす。
そのためには4か所のカシメを小さいマイナスドライバーで緩める。






バルブ固定用リングを外したところ。









反射板を固定している2か所のツメを内側に押しはずす。板バネの外側に広がろうとする残留張力が強い。





ところがどっこい、リングを外して口径が大きくなっているににも関わらず、反射板はどうやってもとりだせない。知恵の輪的にも不可能。足にコットンパフをテープで巻いているのは内側の本来の反射鏡を傷つけないようにするためのもの。
このヘッドランプ、製造工程ではガラス面接着前にこの反射板を取り付けしているらしい。
掃除のため、ガラス面とボディの接着面分離を以前、別の車でやったことがありますが、復元後ガラス内側が結露しやすくなった失敗があります。ここのシールド接着剤は特殊のようです。(対防水、対耐熱、対熱変化)以後ガラスレンズ部の分断はやらないことにしています。
7
ストンと反射板を落として、
それをスライドさせてガラス内側を
拭く方法に変更。







西洋ナイフの先っぽでコットンパフを操る。
まさにかゆいところに手が届いた喜びの瞬間。







西洋ナイフ自体が光をよく反射して作業性が
いい。
センター部分も拭き残しなくキレイになりました。


画像には残していませんが
反射板の再設置、復元はてこずりました。(一瞬 しまったと、コツあります。) 



復元後の単体点灯テスト。
LEDクーリングファンの「フィーン」という音も良好。
以前設置時もちゃんとこの音っだったの確認済みだったのですが・・・・今回もこのまま経過確認です。
傍らに見えるサングラスが滑稽。
8
綺麗になりましたが、ヘッドライト
ブラケット(リム)はめると
次はブラケット(リム)に目が行く。
以前からの構想をやっと具現化。







ビフォー








アフター
メッキ屋さんにお願いし、
クローム鏡面メッキにしました。






餅は餅屋といいますがさすがですね。
下地磨き~銅下地メッキ~クロームメッキ
鏡面仕上げは細部まで見事で裏側までぬかりはありません。自分でやるとしたら、トイレ洗剤「サンポール」ドブ漬けのバッテリーメッキがせいぜいです。

メッキの厚みはミクロンの世界だからとタカをくくっていましたが、ブラケット相手側を若干加工せざるを得ないはめになりました。

完成後。
キラキラしすぎたらノーマルに戻そう。(一応スペア部品有)そう思っていましたが、
コスモは奥目なのでフード内のボディ色が映り込み、輝きが中和されます。
ランプフードリムのメッキとよく調和しています。
このまま採用することにしました。

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この記事へのコメント

2019年11月12日 22:03
こんばんは
ヘッドライトリムの再メッキいいですね!
ぶんめんを見るとメッキ屋さんに出して
すぐに出来上がって来た様に思えますが
気楽に頼めるなメッキ屋さんなのですか?
そんな所があって羨ましいです。
いつも緻密で完璧な作業に頭が下がります。
コメントへの返答
2019年11月12日 22:56
こんばんは
終わった作業を簡潔に順序よく繋げているのでサクサク短期間に見えますが、メッキは自分で下地処理して出して約3週間かかりました。下地と途中工程の研磨がすごいです。ちなみにビフォーとアフター。同じ角度で撮影するのに相当な枚数シャッター切りました。
(デジカメは枚数を気にせず、納得いくまで撮り直しできるからいいですね(^-^)

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「かつてマツダのスポーティカラーバリエーションにはこのイエロー色が必ずはいっていましたね。RX8の前期まであった。マツダスピードノーズのFDもいま見ると非常に新鮮ですね。ノーズ部品自体もプレミアがついてしまっているようで・・・」
何シテル?   06/02 12:38
ROTARY OF FAMEです。よろしくお願いします。1968モデル(後期型 初期生産モデル)を愛用しています。ロータリーエンジンのフィールを満喫、感謝してい...
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