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ROTARY OF FAMEの愛車 [マツダ コスモ]

整備手帳

作業日:2023年3月8日

ホーンリレー軽微修繕<ボディ側ネジ穴修繕

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目的 修理・故障・メンテナンス
作業 DIY
難易度

中級

作業時間 3時間以内
1
もともとホーンは滅多に使わない運転です。
普段も始業点検で鳴るかなど点検はしてません

ある日 待ち合わせでプッと鳴らそうとしたら
鳴らないではないですか(◎_◎;)

コスモスポーツは計器盤のスイッチで
ホーンの音色をlowとhighに切り替えできるようになっています。普段設定のlowが
鳴らなくなってました。
2
まずホーンリレー単体の作動確認
low側ホーン配線をhigh側ホーンリレーに
繋ぎ替えるとlow側ホーンは鳴る。
テスターで調べるとlow側リレーの
S端子とB端子が導通していない。




リレー内部はキレイです。
コイル断線もない
が、S端子が曲がっている。
ペンチでグイと修正したら導通が回復。






ここの平型端子 外すの結構カタイ。
過去の脱着で指で取れないからペンチでメス端子銜えて引っ張ったので端子根元が浮いたの原因でした。
3
 何度もホーン鳴らすのは近所に気が引けるのでホーンを以前作ったホーン回路点検用バルブに付け替えてテスト。合わせて通電と同時に漏電のテストもテスター使って各配線間をチェック。






コスモ購入時 ここの配線、デタラメにされてました。配線図入手して、さらに簡略図にして修復した思い出があるところです。
当時作った配線簡略図を今回も使って
点検しました。





運転席に座ったままで静かに確認できます。
画像はホーンスイッチ(高) high,low同時作動
単に音がバルブ点灯に置き換わってるだけです。
4
あっさり15分ほどで終了。疲れずよかった。
さて復元しようとしたらホーンリレー取付ネジが
バカになってしっかり固定できない。
ギュッギュッ バチン(浮き上がり)
ギュッギュッ バチン(浮き上がり)
前回は浮く寸前で寸止め締めしておりましたが
限界昇天となったようです。


ここのネジ 厚さ1.8mm弱厚ほどの鉄板に
タッピングネジをたてているだけなのですよね。
(画像はオリジナルの部品 タッピングスクリュー)







長い歳月の間に整備する人は変われど
苦し紛れにネジを太くしていったのですね・・・
4mm径→5mm径→現在6mm径
5mm径から6mm径に変更したのは
実は私です(汗)
ハーネス交換したり、ボディ表面掃除したり
ホーンリレーの脱着回数が一般的なコスモの
それより圧倒的に多いのも一因かも・・・(恥)
5
薄い鉄板に別のピッチでタップをあてても
たかがしれている。
薄板ではネジとして機能しない
これ以上穴径も大きくしたくない。













いっそ 裏のタイヤハウス側にメスナットを
固定してはどうか・・・
このような形状のカレイナットを手配しました。
これをパッチパテ付けてギジリと固定しよう・・・
下見でタイヤハウス頭突っ込んだら見えるべき
光の穿孔が見えない?ン?
逆光で目がおかしい?いや穴は無いです。



同じ部位が確認できるインナーフェンダー部品を
見て全てを納得しました。
黄色い矢印がホーンリレー
取り付け位置と穴×2
6
裏側タイヤハウス側 
丁度ベンチレーション用の中空部分となっており
裏側からは何もできないのですね・・・
こりゃプロでも時間ないから太いネジで強引で
留めるわけだ・・・





改めて新品部品にてホーンリレー取り付け穴を
じっくり見てみる。タッピングネジが純正なのは判っていますが裏側の中空部分に座金が溶接されているのか?結果はそれらしき物は付いていない。




1.8mm弱厚の鉄板に4mm径の穴が開けられているだけである。ネジ切りも無し。
だからタッピングスクリューがここの純正ネジなのですね。
7
判ったけど さてどう修繕するか
その晩ネットで探し、2種のブラインドナットを手配しました。6Mピッチ1.0mmとオーソドックスな物としました。
Aはジャックナット
Bはローレットナット
ステンは変形させる硬度が鉄より高いので
共にスチール製としました。両方とも薄板可能とのことです。



Bタイプからやってみる。理由は下穴径がこちらの方が小さいから(約9mm)。これで失敗したら下穴さらに拡張してAタイプでトライすることにする。








Bタイプは耳シロ幅が少ないので下穴拡大は慎重を期しました。何度もあてっがって今回の作業で一番時間かけました。
8
このぐらいの穴径でいいでしょうか・・・
耳シロが少ないのでこれ以上は怖い
















挿す前にグリスどぶ付け塗り
スチール製なので固定後の裏側の防錆と
きつめ穴貫通スベリの潤滑を図る。








プラハンマーで軽くたたきながら挿す
根元まで挿したけど
この段階ではまだグルグル回ってしまう。
9
レバータイプのハンドナッターは作業空間が確保できないのでラチェット接続可の物を新たに調達。








少しづつ締め上げる(引き上げる)
何回か途中で外して閉まり具合をチェック
さじ加減が微妙。裏面は撮影できないですが
しっかりナットが固定できました。











いずれバカになるであろう下側も施工。
都合2個のネジ穴修正となりました。
Bタイプで成功したので
Aタイプはそのままストック
(また塩漬け冬眠ストックが増えた)
何か作業するごとに同時購入の検討品が増えていくのはしょうがないようです。
10
ついでにタッチアップでペイント剥げを補修。
ホーンリレー付ければまたすぐ剥げそうですが
性分的に・・・







ただホーンリレーをしっかり固定するだけ
なんですけれどね
こうした付帯作業の時間の方が多くなって
しまいました。
旧車の整備にはこうした不測の事態が起きることも多々あるので・・・・ディーラーの整備の方が
部位に関係なくバラスのためらうの(慎重)になるのよくわかりますよ。


どんなことがあろうと陽はまた昇るのですから・・・ありがたいことですね。

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「かつてマツダのスポーティカラーバリエーションにはこのイエロー色が必ずはいっていましたね。RX8の前期まであった。マツダスピードノーズのFDもいま見ると非常に新鮮ですね。ノーズ部品自体もプレミアがついてしまっているようで・・・」
何シテル?   06/02 12:38
ROTARY OF FAMEです。よろしくお願いします。1968モデル(後期型 初期生産モデル)を愛用しています。ロータリーエンジンのフィールを満喫、感謝してい...
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