ミッションオイルストレーナー清掃とギヤオイル交換
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
ショップ作業 |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
1時間以内 |
1
ミッションのフィラープラグとドレンプラグ
ミッションオイルパン直下にエキパイ2本が走り
オイルがアツアツになるのは
コスモスポーツの悲しい宿命(+o+)
2
フィラープラグ右斜め上に見える丸枠は
標準装備の整備点検口(ゴム製フタ)
助手席の右足元の装飾パネルを外すとアクセスできます。(この点検孔は一度も使用したことはありません)尚 運転席側にも同様の点検孔があり、こちらはスピードメーターケーブルのミッション接続部にアクセスできるようになっています。(こちらは重宝してます)当時の整備資料とパーツリストではフィラープラグをオイルレベルプラグと記しています。
ディーラー整備フロントで「ハァ?」とされた
「ミッションオイルストレーナ」
はミッション右側下部にあります。
(画像は以前ミッション脱着時の物の流用)
2輪やオートマ車両ならともかく、
コスモスポーツはミッションにオイルポンプが組まれています。ベルハウジング内部正面 矢印部の中に遊星型オイルポンプ組まれています。
ギヤとは別にメーンシャフト軸受け部にオイルを供給しています。
3
メガネ状のパイプが2つのバンジョーボルトで
留められています。左側バンジョーボルトの先にオイルストレーナーが付いています。
ミッション車載状態でのバンジョーボルトの見え方
4
オイルパイプ部のズームアップ
フィラープラグを外した後ドレンを外す。
デフと同じで先にフィラープラグを外すのはエア通気よりもオイルを抜いてしまってからフィラープラグが舐めて外れなかった場合の予防策。
(車両を動かして移動ができなくなってしまう)デフ同様凸型四角プラグなので舐めやすい。
ギヤオイルの劣化 色では判断は難しい。真っ黒やコーヒー牛乳色(水混入)は一目瞭然ですが、比較的キレイでも熱劣化で高温時にコシ抜けに
なってる場合があります。
5
ミッションケースより外したオイルパイプ
左側のバンジョーボルトのみ外せばストレーナーは外せますが、今回はパイプも点検したかったので左右ボルトを外しました。
左側バンジョーボルト先に付くストレーナー
(こ汚い 台所のシンクのコシの様)
車齢54年で2回目の清掃
真鍮製メッシュネットに内部スプリング内蔵の
構造がこの段階でやっとわかる。
6
清掃したストレーナーをメガネパイプに組む
パイプの前後、向きに注意。
パイプのパッキンワッシャーかます部分は
一見フラットに見えますが、フラットではなく内側が窪んだテーパー状加工になっています。
対するバンジョーボルトの対応部もテーパー状
加工されています。
アルミ製パッキンワッシャーは全て新品に交換
7
ドレンプラグがいつの間にかマグネットレスの
通常のブラインドプラグになっていた((+_+))
ある時キレイなプラグに親切心から交換してくれたんだと思っていましたが・・・
どこの誰とはここでは記述しない。
ドレンプラグをマグネット付きに換装復元後
オイル注入。レベルはフィラー孔底ツライチ。
8
作業終了後エンジンをかける。
入念に排気管についたミッションオイルを拭いたつもりでしたが、熱くなった排気管の熱で付着
オイルがうっすら白い煙あげて
蒸発していきました。
暖機しながらオイルパイプ分解箇所の漏れがないことをチェック。
今年の夏までに排気管がミッションオイルパンに及ぼす熱害対策を施したいなと思っております。
遮熱ボードの追加とオイルパンに放熱塗料施工か・・・(バンテージはイヤ)
現在頭の中で妄想中です。
使用ギヤオイルですが、
ミッション・デフともに
自分の指定銘柄として
このギヤオイルを持ち込みました
銘柄はSPEED MASTER
PRO SUPER GEAR 75W-90です。
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