AW11エアコンフルメンテです。
今回エアコンのフルメンテと新冷媒化でご入庫頂いたAW11 MR2です。
まずは、現状チェックです。
真空引きすると、明らかなリークはありません。
しかし、室内への接続部からリーク跡が確認できました。
Oリングの劣化による微小な漏れと判断し、Oリングの全交換と
コンデンサー・エバポレーター等の交換、コンプレッサーの
オーバーホール & 新冷媒への仕様変更を行います。
コンプレッサーとコンデンサーを取り外しました。
コンプレッサーの汚れは、デスビからのオイル漏れによる汚れが
主でした。後日Oリング交換をお願いします!
次は室内側です。
クーラーユニットとブロアユニットを取外します。
エバポレーターの汚れは年式の割りに軽いようです。
クーラーユニットはエバポレーターとエキスパンションバルブ、
サーミスタとプレッシャースイッチを交換します。
コンデンサーとコンプレッサーはしっかり機能していても、
室内側の機能が弱いと、クーラーの性能が低下しますので、
徹底的にメンテナンスします。
クーラーユニットを清掃しスポンジ類を貼り換え、組付けます。
ブロアユニットも非分解タイプで作業しづらかったですが、
清掃とスポンジ類を交換します。
コンデンサーのブラケットと防振ゴムは腐食が進み、一部破損して
いました。新品部品の供給がないものは防錆・修復します。
新品のコンデンサーです。納期2ヶ月でした(;^_^A アセアセ・・・
コンデンサーの性能を最大限発揮できるよう、熱風の回り込みを
防止するスポンジを貼り付けます。
コンプレッサーのオーバーホールも完了です。
実はマグネットクラッチがシャフトに固着していたたいめ、やむなく
破壊して取外し、新品を取り付けています。
レシーバータンクとレトロフィットキット、防振ゴム等です。
コンデンサーに繋がる配管のねじが固着しており、取り外しの際
ねじ山が損傷しました。
修復を試みましたが、修復できず新品配管を使用しました。
配管やレシーバータンクも組付け、組付け作業は完了です。
しっかり真空引きを行い、ガスチャージとお勧めの添加剤
WAKO'Sエアコンパワーレボリューションを充填します。
添加剤は、R12より若干高圧になるガス圧によるコンプレッサーの
付加を潤滑高価により低減するので、若干ですが耐久性、
エアコン性能、エンジン付加を低減します。
外気温32℃→17℃へ約15℃のクールダウンです。
R134としてはしっかり性能を発揮しています。
車両移動の際、ブレーキのインジゲータが点灯したため、点検すると
ブレーキフルードが減っており、更に点検すると左フロントに
フルード漏れの跡が・・・
フレアナットの締め付けが十分でなく、フルード漏れを起こしていました。
今回は増し締めで漏れを解消できました。
合わせてブレーキホースの余長が不足しており、カシメ部が引っ張られて
いたため、余長を調整しました。
部品納期が長期になり大変お待たせしましたが、夏のドライブも快適に
なると思います!!
Posted at 2017/08/07 22:05:27 | |
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