ファイナルギヤの部品が届きましたので、オーバーホールを
行いました。
まずデフキャリヤからファイナルギヤ&デファレンシャルを取外し、
ピニオンギヤーをバラします。
写真はピニオンギヤ、ピニオンギヤのベアリング&スペーサー
、コンパニオンフランジ等々です。

デフのオイルシールですが、ファイナルギヤキットには、
誤品が入っています。
この誤品は組付ける事が出来るので、間違って組付けてしまうと・・・
デフオイルの生み地獄が待ってます(>_<)

ギヤの歯面を新品と比較して見ます。
当たり面は広いのですが、磨耗の量は大きくないので、十分スペア
として使用できそうなので、保管しておきます。
新品の歯を見ると、歯当たりの検査をした後があります。
ファイナルギヤは全数検査しているようですね。

デファレンシャルからファイナルギヤを取り外していたのですが、
このねじロック、すばらしい香りを放ち、我家のガレージは
地獄のような空間になってしまいました。
今見てもクサイ記憶がよみがえります∫(TOT)∫

こちらはデファレンシャルのサイドベアリングです。

ファイナルギヤをデファレンシャルに装着するため、ボイルします。

装着完了。
ハチロクはバックラッシュ調整量が大きい場合、ボルトの周り止め金具と、
デフキャリヤのクリアランスチェックが必要になります。

ピニオンに歯当たり調整用のスペーサーとベアリングをプレスで
圧入します。歯当たり調整がうまく決まらないと、ピニオンを取外し、
調整用スペーサーを交換するため、この作業が繰り返されます。
精度良くオーバーホールすると、ここで多くの時間が必要になります。
元々の歯当たり状態から、ピニオンのスペーサを変更し、歯当たりの
確認を行ったのですが、前進側はバッチリなのですが後退側は外側が
当たってしまいます。
片方合うと、もう片方行くはずなのですが、デフキャリヤの部品精度が
原因なのでしょうか?

調整が難しくなりそうなので、本日はここまでで終了です。
Posted at 2013/05/19 23:50:07 | |
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