最近記事も書かず、トレノくんのエンジンコンピューター
セッティングに専念しておりました。
自分でも納得のいく仕上がりになったので最終仕上げとして、
パワーチェックを行いました!!
2500~5000rpmの低・中速域はアクセルのツキも良く、トルクも
かなり上がって納得の仕上がりでしたが、高回転域のトルク感は
体感で分かりにくいので、ノッキング限界を基準に点火時期を
遅らせた数パターンを準備してパワーチェックに向かいました。
これがノーマルとあらかじめ準備した4パターンの測定結果です。
結果は次の通りでした。
※温度等の出力補正は無し。
ノーマル
最大トルク:11.1kg/m(4515rpm)
最大馬力 :84.9ps(6220rpm)
セッティングデータ(最良)
最大トルク:11.6kg/m(2907rpm)
最大馬力 :86.2ps(6099rpm)
でした。
点火時期は限界から最大で5°遅角したデータが最良で、
ノッキングに対する安全マージンもしっかり確保できました。
体感通り、低・中速域のトルクはノーマルを大きく上回っており、
最大トルク発生回転数も約4500rpm→2900prmと、大きく低回転域に
移動しており、とても乗りやすくなってます。
※トルクのグラフは左側です。
このは、全開域のパワーですが、アクセル開度が中間の時は、
ノーマルよりも更に差が大きく、通常でとても扱いやすい特性に
なっています。
加えて今回大きく改善したのが、燃費です。
テストで通常良く使うルートで比較したのですが、いつもは13~
14km/lの燃費で走るルートを、セッティング後は16.8km/lを
記録しました!!
※燃料はレギュラーからハイオクに変わっています。
燃料がハイオクになった分の価格差を指し引いても経済効果有りで、
連続航続距離も大幅に伸びます。
要因としては、アクセル開度・エンジン回転数が高くない領域を
希薄燃焼とし、パワーを点火時期を最適化することで確保できたため、
快適で経済的なエンジンセッティングとなったようです。
続いては、点火時期を固定し、燃調の微調整を行いました。

6パターンセッティングを繰り返し、最終的には、
最大トルク:12.0kg/m(3805rpm)
最大馬力 :89.9ps(6313rpm)
となり、予想以上の向上でした。
ノーマルコンピュータは、点火時期でかなり安全マージンを取っており、
燃調よりも点火時期で大きくトルク特性の改善が望めます。
加えて燃料をハイオクに変更することで、耐ノッキング性を確保し、
さらに点火時期を進角でき、出力・燃費共に向上するようです。
今後は夏・冬の気温が極端な時期で、急気温補正、暖気係数、水温補正等の
補正が適切に働くかどうか、チェックすれば完成です!!
それにしても、やりたいこと山積みで時間が足りません(;^_^A アセアセ・・・
Posted at 2013/07/26 22:53:43 | |
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