バラシが完了したので、アスファルトシート、インシュレーター、
吸音材を撤去する軽量化を行います。
通常市販車は、バルクヘッドやフロア、ドアに制振材を、
バルクヘッドやホイールハウスに遮音材を、ボンネットや
バルクヘッド、フロア、天井、ドアに吸音材を施工し、
室内の静粛性を高めています。
しかし、数万台以上量産する市販車はコストの制約があるため、
性能とコストを両立する材料を選定します。
その結果、質量の大きい材料が選択される傾向にあります。
そこで、RKファクトリーのレストア・コンプリート車両製作時は
これらを撤去し軽量化を行い、高価になりますが軽量・高性能な
吸音材を適切に施工し、ノーマル同等の静粛性を確保しつつ、
約12~15kgの軽量化を達成するメニューが定番となっています。
また、高性能吸音材は断熱性にも優れるため、プラスアルファの
施工により、エアコンの熱負荷を下げ、クーラーの効きも補助します。
アスファルトシートを剥がしている工程です。
剥がしたアスファルトシートです、部位によって板厚が違い、
重量に配慮されていることが分かります。
貼付け跡を綺麗に清掃して、完了です。
剥がしたアスファルトシートとインシュレーターです。
この他に吸音材を撤去し、17kg弱取り除きます。
軽量化して静粛性が大幅に下がった分、先に書いた軽量・高性能吸音材を
約4kg施工し、純正同等の静粛性を確保します。
Posted at 2017/08/23 01:35:26 | |
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レストア003号車 後期2ドアクーペレビン | 日記