今回は、静粛性効能ための吸音材施工です。
純正の静粛性向上のための部材は制振材、遮音材、吸音材を組合わせて使用しています。
制振材、遮音材は材料の質量や減衰特性を利用して騒音の伝達を遮断します。
物理的に騒音のエネルギーを抑え込むため質量が非常に大きいです。
吸音材はフェルト等比較的軽量な材質で、発生した騒音を吸収します。
量産車両では原価が重要になりますので、今回使用する材質に比べ、
質量が大きく性能も低くなります。
この車両では純正の静粛性向上部材をすべて撤去し、超軽量・高性能部材を
施工することで純正同等の静粛性確保と約16kgの軽量化を両立しています。
厳密には、材質ごとに特異な音域は異なるため高音質の耳につく騒音を大きく
吸収しています。
低音域にも一定の効果があるため、制振材、遮音材の撤去も可能になっています。
ダッシュ周りはペダル類や配線の組付も行っています。
部位毎に施工する厚みを変えたり、純正部材のないところで騒音の通り道や
反響する場所にも施工し、最小限の重量増で効率的に静粛性を確保しています。
防錆、静粛性向上の下処理が完了し、本格的な組付を開始できます!
Posted at 2019/02/09 21:42:38 | |
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