• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

悪魔のエッセのブログ一覧

2016年06月29日 イイね!

散文 125

散文 125 交差点を渡るたび





橋を渡るたび







止められた。







G7 農相会合開催に伴う 交通規制らしい…。




検問の連続で 僕は 疲弊していた。





これほどの パトカーラッシュも 珍しい。





赤色灯は 心身に害のある 光線に違いない。




場末スナックの ミラーボールのように







僕の 三半規管を著しく 狂わせた…。







どうやら




車をみたら テロリスト!






という 夜らしい…。






パトカーラッシュの中から出てきた男が



車内をのぞきこむ




吐く息と 加齢臭が 飛び込んできた。




僕は げんなりして



放火の疑いをかけられた「ネロ」の気持ちを





その瞬間に理解した。

























パトラッシュ疲れたろう…………。




僕も 疲れたんだ………………。




なんだかとても 眠いんだ…………………。









パトラッシュ………………。














僕は おもむろに 行き先を変え





「峠」に向かった。





いうなら




聖母大聖堂





星空は 「ルーベンスの絵」にあたる













見えない赤色灯を 回し



聞こえない サイレンを鳴らしながら……





僕は 少しだけ多く アクセルを開け 車を走らせた。







まるで












治療に向かう 緊急車両のようだった。












この先も






聖母大聖堂での






パトラッシュがないことを







希望して やみません。










アモーレ。
Posted at 2016/06/29 20:02:51 | コメント(4) | トラックバック(0) | 日記
2016年06月21日 イイね!

散文 124

散文 124とりたてて ヒット曲は無いのだが


彼は ロック界の重鎮と 呼ばれている。





生き方が ロックしていれば それで十分ということなのだろう。



彼ほど 周囲を緊張させる人間も なかなかいない。



二言目には






シェキナベイベー!





ロッケンロール!





キテレツな出で立ちとあいまって



ミリオンヒットを打ち出したロック歌手よりも



ロックしている気がするから





希有な存在だ。







そして




ロックの意味する汎用性には




戸惑うばかり……。









「車の運転が好きならば…それだけで十分…走り屋なんだよ」






このフレーズが正解ならば


走り屋とは 想像よりも 多岐にわたる人間をさすことになる。





いわゆる 運転好きではないが 磨くのは 大好きという車両を見ると…



なるほど




ロック感は 皆無…。







白昼の 営業車どうしのバトルのほうが


ロッケンロール



かつ




シェキナベイベーだ











日をおうごと



歳をおうごと




この見えない境界線には 敏感になってきたようで




いつしか





「命の半額シール」を貼ったような ロッケン車両においては




作品性すら 感じてしまうようになった。










大事な命は





賞味期限ギリギリの 「おつとめ品」






リスクと闘う「銀玉菌 」で




食あたりを回避できるだろうか?






もちろん







壁あたり回避も 言うまでもなく懇願する



ロックとはいえ 岩っちゃんはご免なのです。








そんな矛盾を 洗い流す 偉大な雨







ロッケンロールな 梅雨前線は 16ビートで



私達の胸をうつのでした。














おーい 矢沢ぁ





全開で ヨロシク!























シェキナベイベー NOW

Posted at 2016/06/21 20:39:01 | コメント(3) | トラックバック(0) | 日記
2016年06月08日 イイね!

散文 123

散文 123無鉄砲に逃走していた。






何をして怒らせたのか 思いを巡らせてみたのだが









記憶に無い。





ただただ 草食動物達は オアシスに水を飲みに出向いたのだった。





64馬力ターボの ベンガル虎は まばたきのような速さで




僕達を抜いていった。




されど






ノーマル軽自動車にとって 間瀬サーキットはオアシスである。






絶望的に遅いストレート



迫り来るシケインでは 腹が見えるほど 縁石にのり










求愛ポーズをとる。







そしてソックスまでのキツい登りで




息を切らしてしまう……いじらしさ。





その後は 重力に委ね 自由落下あるのみ。









「狼狽と混乱の滑り台」






まるで








ヘルタースケルター





公園で少年が 登っては 滑り落ちるアクションを 繰り返すように






静かさの中にも 激しさがあり





坂道で歌う少年の夢は





奇妙な形で 具現化した…。








「不完全燃焼」という言葉は そこには無く





灰になる気構えが 少し怖くもあります。








暴走の半分は優しさで出来ていて





Kカークラスは スマイル「0円」








スマイルは人々を健康に導く妙薬。









そう






僕達は 安全第一であるが 健康第一でもあるのです。






ゆえに





















「健康のためなら死んでもいい」








なんていうパラドックスを 平気で口にする始末









どうやら












「不健全燃焼」という言葉が相応しいようである。











その碧い炎が アンチテーゼの ともしびと成り得る事を












願うばかりだ……。
Posted at 2016/06/08 20:10:21 | コメント(2) | トラックバック(0) | 日記

プロフィール

「イガラッチョ乙」
何シテル?   08/22 20:07
FUELBLOODという造語を生みました。 血管にガソリンが流れていますか? その車は まるで くるおしく みをよじるように はしるという ...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2016/6 >>

   1234
567 891011
12131415161718
1920 2122232425
262728 2930  

リンク・クリップ

散文 183 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2019/01/11 20:24:07
【定期】本庄軽耐久開催(エキシビション) 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2018/12/16 18:37:42
散文 182 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2018/12/14 20:26:42

愛車一覧

マツダ デミオ マツダ デミオ
FUELBLOOD
マツダ ファミリアS-ワゴン マツダ ファミリアS-ワゴン
FUELBLOOD
マツダ アクセラスポーツ(ハッチバック) マツダ アクセラスポーツ(ハッチバック)
FUELBLOOD
マツダ RX-8 マツダ RX-8
FUELBLOOD
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation