
車ブログなんですけど最近、船旅に強い興味を示す様になりましてそんな中で
往復で¥5,800?そんなのありなのかと目を疑い調べると
伊豆大島、利島、新島、式根島、神津島のいずれかの島で下船、船室は1番ランク下の2等船室
伊豆大島だと滞在時間約8時間、神津島だと20分
20分??下船した港から移動するのも困難?
当日発券される時に行き先がわかる。
竹芝桟橋から大型船で伊豆大島へ約8時間、神津島へ約10時間
たっぷりと船旅が楽しめそうです。
夏頃に館山沖で舵の油圧システム故障で漂流しちゃったボーイング929セブンアイランド愛
このジェット船だとあっという間、伊豆大島だと2時間かからないけどそれじゃなんかつまらない。
乗ったことないから是非近いうちに乗船しますけど。
最後に東海汽船の船に乗ったのはもう40年前、家族で伊豆大島に旅行したのが最後
当時はかとれあ丸だったような気がします
かとれあ丸2からさるびあ丸、2020年には今回乗船する3代目さるびあ丸が登場して

新しい船に乗れるワクワクもあります。
しかしですね、自分で車を運転するようになってから自分の運転以外では乗り物酔いが酷いんです
それが心配、
最後に船に乗ったのは新潟村上で笹川流れの観光船
でしたが見事に酔いました。総トン数のかなり小さい船だから揺れますから余計にそうなりますけど
大型船は前述した通りの40年ぶりですからどうなるか不安。
ミステリーきっぷはネット予約できないみたいで電話で無事に予約番号いただき、当日に備えます。

竹芝桟橋に来るのも40年ぶり

これは帆船のマストをモチーフにしてるのかしら
夜景のに溶け込んでいてとても綺麗。

発券開始が20:00でしたけど1時間前には到着してしまって散策

御朱印ならぬご船印全部集めてみたいきもする

3代目さるびあ丸、綺麗

こういうの旅先でしか見られないものがあるのも伊豆七島客船ターミナルだからですかね。

いつもだと見るより通るレインボーブリッジもこうやってみるのも綺麗です。
そうこうしていると伊豆七島南部の三宅島、御蔵島、八丈島を担当している3代目橘丸が入港してきました

着岸ドリフト見事、クルッと回転して迫力すごい。
向きが変わってしまえばあとは垂直着岸、アジマススラスターが装備されていて船なのに真横に動くという従来型のバウスラスタ、スターンスラスタよりも真横に動けるという話を聞いていましたが本当に横に動いてる。感動しました。
さて、チケットの行き先は

式根島、1番ノーマークの島でした。
約9時間の船旅です。
乗船までの間に式根島の情報をパンフレットなどで調べました、滞在時間は約2時間
その間にできること、レンタサイクルで地元商店の有名コッペパンを買って白い砂浜で食べる、これ最低限の島内でのノルマにしました。
乗船時間にはそれまでまばらだった乗船客も増えていました
閑散期の平日ですから満員なんかにはならない、もしかしたら私だけ?なんてちょっと思いましたがそんなことはありません(笑)
乗船がはじまりほとんどの人は夜景目的にデッキへ行きますがまずは寝床の確認と寝床の作成。

2等船室には枕しかありませんのでジュータンのみの床に¥100で借りられる毛布を3枚
1枚は床に二つ折り、そして枕用、掛け布団にしました。

寝床作ってましたら相部屋の方登場
若い真面目そうなアベック(カップル)
この旅はこの3人でと決まりました。

ひょっとすると…あのおっさん邪魔よねとか
思われてるかもしれないと色々考えてしまいましたので掛け布団被ってさっさと寝ることにしました(笑)
しかし2等船室はエンジンの真上になるようで凄まじい轟音。この部屋は特に一番船室の低階層、常に低音が身体中に響いてまいります。
イヤフォンで音楽音量大でも身体に響いてくるから気になりますけど慣れてしまえば平気。
22:00出港で0時前にはいつの間にか寝てました。
揺れで目が覚めたのが3:30頃東京湾も出て外海に出たのでしょう
それからまた寝てしまいました。
次に目が覚めたのは伊豆大島の岡田港入港のアナウンスでした

入港をデッキから見ながら40年ぶりの島の思い出探ってました。
当時は元町港でしたけど最近は岡田が多いんですかね。
そして次の寄港地利島へ
利島は防波堤も大きくなくて着岸率かなり低いみたい。

さすがに外洋に出ると船は揺れました。
多分この日は比較的に波が高めだったみたいで酔うか酔わないかの瀬戸際。

離れゆく大島を背に

利島
揺れました揺れました(笑)

上下船時には必ずおまわりさんがタラップの作業を手伝っていてきっと島に入る指名手配犯とか不審者を監視してるんだと思います。
そして次の寄港地、新島へ

こちらでもおまわりさんが作業を手伝っていました。

地内島と大平島、無人島ですね
その間に急いでシャワーを浴びてきました
そんなこんなで式根島入港は見られませんでした。

やはりおまわりさんがお手伝い。職質受ける率高い私は止められないか不安でしたがスルーでした(笑)
重たいリュックをそのままに島内を動く自信がなかったのでコインロッカー無いかなって考えましたがないそうです、
そしたら尋ねた観光案内所で有料で預かってくださるとのことで喜んで預けました。たすかった。

港からの急傾斜をひたすら登りどこに何があるかわからないまま歩き見つけたレンタサイクル
11:25の大型船で帰りますがいいですか?
何しに来た(笑)?
半ば笑いながら手続きをしました(笑)
近くの商店で目的のコッペパンを買いこの時点で2つノルマ達成。
時間がない
残りのノルマ白い砂浜を探さないといけない
電動自転車さんのおかげで登り坂ばかりの道中助かりました。

お天気が悪くなってきてしまって白い砂浜があまり白くないように見えますが白いです。

巨大な流木に腰掛けランチタイム

3色丼、ひき肉と何やら混ざっている1色と定番のいり玉子、あとは島の名物島海苔の3色
島海苔が引き立て役かと思いきや海苔をしっかり主張していました、おいしかった。

伊豆七島名産明日葉のきなこパンとスタンダードきなこパン
ノルマ達成しましたー(笑)
この時点で10:20
何かトラブルあるといけないから早めに港方向に向かいます。もっと黄昏タイムしたかったけど。

自転車を返して
今度はゆっくりきなさいよっていつまでも手を振ってくれたおばあちゃんに約束、次は一泊します。
急勾配を足首痛めそうになりながら港の東海汽船の待合室でコッペパンに舌鼓。
恐ろしく透明度の高い海に飛び込みたくなる衝動を抑えつつ船の到着を待ちます。

神津島から往路のさるびあ丸、再び乗船です。
…さっき降りたばかりだな(笑)
再びおまわりさんに止められないか不安になりながらも乗船成功(笑)

帰路の部屋は行きの8人部屋から10人部屋に
階層も一つ上がりエンジン音も少しは違うか。

帰路はひたすらに寝てました。轟音も揺れもなんだかゆりかごに子守唄にも思えてきました。

気がついたらもう伊豆大島を出港していました。
島影に旅の終わりを感じ初めて
左舷には富士山がうっすらと。

何だかさみしくなってきたのと次は弾丸ツアーはやめてしっかり島を感じてこようと誓いました。

東京湾に入るともう全く揺れなくすれ違うRORO船も増え、羽田離陸の飛行機が頭上をかすめそうな。

この旅で乗船券の次に高額だった明日葉カレー
船内レストランにていただきました。明日葉特有の苦味がはっきりありおいしかったです。

もう海ほたるも越え

レインボーブリッジも越え竹芝桟橋に入港します。

コロナ禍から未だにセルフ自粛してることたくさんあって、うちの業界的にはまだコロナ禍なんですけどね
それでも行ってきましたミステリーきっぷによる弾丸ツアー。

この海の綺麗な色
また見に行きます、今度はもっとゆっくり。
でも、ありですよこれ。オススメします
東海汽船なかなかやるな(笑)
ではまた