サーモスイッチ交換の、下準備。 ※部品の名称を訂正しました。
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
3時間以内 |
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※今回は冷却水ことクーラントの交換作業と、付随するラジエーターのフラッシング作業ですので、画像はありません。
ブログにも書きましたが、2月9日のファンモーターの交換作業時に、電動ファンのモーターを昇天させた原因が判明しました。それは、一般にはファンスイッチと呼ばれている、サーモスイッチという部品の故障でした。
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サーモスイッチとは、ラジエーターの内部を循環しているクーラントの温度を測定することによって、電動ファンのモーターをオンオフさせているものです。
FF車はもとより、ここ最近のFRレイアウトの車などに幅広く採用されている、電動ファン。エンジンで直接かつ常時回転させている方式よりも負担が少ないことで、普及しております。
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クーラントの温度は一定の設定温度以上にならないのが望ましく、その必要に応じて電動ファンが作動しなければなりません。
そのため、ファンモーターの電源を自動的に管理して、不要な動作によって発生するモーターの破損によるオーバーヒートを未然に防ぐ必要から、サーモスイッチが取り付けられているのです。
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これの動作原理はいたって簡単で、バイメタルという熱によって収縮する金属の反応によって、内部の接点が繋がったり離れたりします。ヘアドライヤーや、電気炊飯器などに使われていたりします。
サーモスイッチの故障パターンは二つあり、ひとつは全く電気が通らないために、ファンモーターが回転しない。この場合は、接点とバイメタルを繋ぐピストンの固着が原因です。もうひとつが、ブログで書いたように内部浸水による、接点の腐食です。このことによる常時導通によって、ファンモーターが止まらなくなる状態です。
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ネットを使っての部品探しは毎度のことですが、今回はとにかく骨が折れました。一般的には、ファンスイッチ。ところがメーカーのホンダでは、サーモスイッチ。本当に嫌になりました。
それでもこの部品さえ取り換えたならば、最高なトゥデイに再会出来る。その思いだけで、頑張りました。
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ネット通販で注文は済ませたものの、あいにくの3連休。休み明けまで、待たねばなりません。
今回の故障の原因の本質は、歴代のオーナーの車両の管理不足であると考えております。防錆効果が低下して、あげく水温を測定する部品にダメージを与えるまでになるほど、クーラントの定期交換を放置していたと。
※後に、届いた部品がサーモセンサーことウォーターテンプレチャーだと判明。近所のホンダカーズにて、注文し直しました。部品番号は、37760-PZ1-505となります。税別価格\2690円でした。
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そこまで分かってきたならば、いまやることは決まります。グロリアで使ったカレー鍋をセットして、クーラントを抜き出しました。恐らくは社外の低価格品でしょうが、透明感のない緑色のクーラントが出てきました。それにしても、なんか白っぽいような感じもしました。
それは、水道水でフラッシングして確信に変わりました。どうやら、かなり長期に渡って古いクーラントを使用してきたために、ラジエーターの内部で水垢が発生していたのでした。2リットルの水を入れては、アイドリングして排出する。これを4回は実行しましたが、一向に白っぽさは消えません。
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ここで、ホルツのラジエーターをキレイにする洗浄剤の出番です。一度に入る水量は2リッターですので、半分くらいを注入して、あとは水で満たします。この寒い中ただ待っているのもつらいので、10分ほど近所をドライブしてきました。
帰宅して、水道水フラッシングの再開です。さすがにホルツの製品は効果絶大でした。ものの2回で、ほぼキレイにすすがれてきました。スラッジを徹底的に出すために、更に2回実施しました。最後は忘れずに、クーラントを2リッター補充します。再び近所を軽くドライブして、エンジン内部に残った水と充分に撹拌して完了です。
新品のサーモスイッチを取り付けする時には、再度フラッシングしてから、新しいクーラントを注入することにします。今回はそれまでの繋ぎですので、グロリアで排出したクーラントを入れておきました。
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