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2018年08月14日 イイね!

アトム4の空力

アトム4の写真から読み取れる細かい情報を空力にスポットをあてて図解してみました。

なんか雑誌のページみたいになってしまった…。
マイナー車なのであんまりこういうの誰もやってくれないだろうから自分でやる精神でいこうと思います。
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図である程度書いてあるので、補足的な説明になります。

①フロントノーズ
今回のATOM4で大きく設計思想が代わった部分の一つだと思います。
全体的に「空気を取り込めれば取りこめるほど良い」という考え方から、「有効に使える空気の量に開口を絞って、残りはキレイに流し、ドラッグを減らす」という考え方にシフトしています。

ATOM3.5までのノーズでは、サイドに空いた穴もラジエーターへとつながっていて、ラジエターにとにかくたくさん空気当てよう、という考え方の作りでしたが、もちろん抵抗なしで全ての空気がラジエターから熱を奪うわけではなく、跳ね返ってサイドに流れ、乱気流になる部分が大きかったと思われます。フロントで発生した乱気流はそのままタイヤ周辺の乱気流と混ざり、大きな空力的抵抗、フロントリフトを引き起こす一因になっていたでしょう。

Atom4ではラジエターへの流入を絞り、残りをサイドへキレイに流すイメージでフロントノーズが作られているように思われます。ヘッドライト取り付け位置が上げられているのはその空気の流れを邪魔しないように、ということでしょう。重心が上がるので、本来なら上げたくないはずです。
なにげにフロントノーズ底面からボディ下部への連続性もキレイに整えられているように見えます。とにかく、空気の壁とのファーストコンタクト部分で空気の流れを損なわないように、という苦心が見て取れます。

②本体上部
ボディに半分埋め込まれ、段差を減らしたノーズパネルと、その後の横に連なる透明のスクリーン。これまた、コントロールできる部分はコントロールして乱気流をへらすという考え方でしょう。

スクリーンの面積は拡大しますが、乱気流の発生位置を前に持ってくることで、ボディ後端のより大きな空気の流れまで乱気流を持ち越さない用にするというイメージかなと思います。atom3ではスクリーンの間を通った空気はエアインテーク周辺にぶち当たって乱気流を発生させることになります。

③本体後部
atom3ではエアインテークに大きく空気を取り込んでラム圧のような効果を狙っていたかと思いますが、実際にはエアフィルター前で正圧はほとんど使い切ってしまいます。むしろエアフィルター周りの空気圧に押し戻された空気がさらにエアインテーク周りの乱気流となり、エアインテークそのものが大きなドラッグを発生させてしまう構造物となっています。
Atom4ではスクリーンから上に跳ね上げられた空気を開口部を絞って取り込み、その他の部分は涙滴形のエアインテークに沿ってキレイに後方に流すというイメージが見て取れます。
これらはリアエンドへと流れるわけですが、そのリアエンドも凝った作りのマフラーで縮小し、フレームもそれに合わせて縮小。なるべく中心部にキレイに空気の流れがまとまるように全てが統一して設計されているのが見て取れます。
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ナンバー位置を上げたのも最初は意味がわからなかったのですが、リアエンドの抵抗部分をなるべく集中させるという意図のもとに、理にかなっています。
今回のエンジンK20Cではエキマニがエンジンに統合され、排気パイプが非常にスッキリしているのでエンジン下部の空気の流れを阻害しないようにキレイに抜きたかったのでしょう。

結果的に、エアインテークから続く空気の流れ、サイドからの空気、下部からの空気がコンパクトに合流しそうなキレイな形のリアエンドとなっています。

④タイヤ周り
タイヤの大型化はドラッグを増大させます。グリップ増大のメリットの前では目をつぶるしかありませんが、今回のアップデートでの空力的問題点としては一番大きいのではないでしょうか。前輪はそれほど大きくなっていませんけどね。
対策として、フェンダーをかなり大きくしています。回転するタイヤにぶち当たってしまった乱気流はどうしようもないので、なるべく覆ってしまいたいところですが、現在の取り付け方法ではこの辺が限界かもしれません。

そしてフェンダースポイラー。どうせタイヤ後方の乱気流はどうしようもないのだから、ちょっとでもダウンフォースに使ってやろう&空気を上に跳ね上げてしまうことで、後方の乱気流の密度を下げる効果もあるのかも?しれません。
実際どれくらいの効果があるのかわかりませんが、空気を上に跳ね上げることで一定のダウンフォースを獲られるようです。もちろん、ドラッグのデメリットもあるので、こういったデメリットが避けられない場合にのみ使える構造ですね。ようは小さなウイングをつけたという形でしょうか。

⑤アトムの矜持
アトムのモットー「シリアスファン!」をそれっぽく和訳するなら「本気で遊ぶ!」みたいな感じでしょうか。
これほど苦心して空力を考えてもアトムはウィングや巨大なアンダーパネル、リアディフューザーを標準ではつけません。何気ない見た目の中で最適化しています。いたって本気ですが、遊びだからこそ最適化しすぎない、バカバカしいまでににシンプルであることにこだわっているように見えます。そしてそれが、僕がアリエルを好きな一番のポイントかもしれません。

「馬鹿みたいに速いけど、速さが一番じゃない。」

それこそ、アトムですよ。


Posted at 2018/08/13 20:00:03 | コメント(0) | トラックバック(0) | ariel atom | 日記
2018年07月21日 イイね!

atom4 ロールセンターむりやり割り出し

atom4 ロールセンターむりやり割り出しアトム4のロールセンターがどれくらい変わるのか気になったので横向き写真から無理やりアームの角度を割り出してみました。

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ハブキャリア(アップライト)の大型化によってかなり下方向に拡大して取り付け位置を下げています。
本体側のステーも形を少し変えて位置を上下に調整しているようですね。
(ちなみに、新しいアップライトは軽量アルミ製とうたっていて、ちらっと見える写真ではかなり肉抜きもされて力をいれた設計になっています。むしろ今までがテキトーすぎたという話も…

これをアトム3の背面図にプロットしてみます。

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わかりやすくなるように重心位置もおおよその想定で描き入れました。
車体がロールする時、ロールセンターを中心に重心が移動するため、同じ角度量でもロールセンターと重心の距離が小さいほうが、実際に移動する変化量が少ないことになります。

なるほど。

…なるほど! かなり…ちがう!

ま、これがどのくらい走りに反映されるのかは全然わからないんですけどね(^q^)

Posted at 2018/07/21 16:06:22 | コメント(2) | トラックバック(0) | ariel atom | 日記
2018年07月19日 イイね!

アトム4のディメンション

アトム4のジオメトリ、ディメンションが変更されたという話がリリースにはしつこく出てくるので、ちょっとそのへんをどのくらい変わったものかと数値から拾ってみました。
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おお、想像以上に大きく変わりますね。

車高が -73mm
車長が +110mm
これによって、車体の重心位置が前に数センチ、下に数センチ下がることになります。

タイヤサイズの変更から
前輪車軸中心高 +12mm
後輪車軸中心高 +30mm
車軸が上がることによって、車軸と重心位置の高さの差が縮みます。

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ちょっと極端に描いていますが(線が重なりすぎるとわかりにくいので)、重心と車軸の位置関係はこのような変化になると思います。

ロールやピッチに強い理想のエンジン位置は、車軸線上を結ぶ中心に重心があることですから、その理想位置に一歩か2歩近づいたという感じでしょうか。

特に減速時のノーズダイブやコーナーリングでのロールが安定するはずで、限界域の上限が上がるのは明白です。
また、加速時においても、後輪サスが縮んで最初のトランクションを吸収してしまう割合が減る&限界が高くなるわけで、アクセル>加速のアクセルレスポンスが上がると思われます。

というか、クルマのすべての動きのレスポンスが上がるはずですね。

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ポルシェなんかは特にエンジン搭載位置の低さ(重心位置の低さ、ディメンションの良さ)にこだわるメーカーですよね。


Posted at 2018/07/19 15:04:08 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記
2018年07月17日 イイね!

アトム4 妄想カラーリング

アトム4 妄想カラーリング最近青黄色がマイブームだからこんな感じにしたいなー。
Posted at 2018/07/17 03:59:03 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記
2018年07月15日 イイね!

ATOM.CLUBからの翻訳

(※ariel.clubからの翻訳転載+αです。機械翻訳ベースなので全体的に日本語が微妙です。時間あったらかきなおしますー) 

公式のAriel Motor Companyのプレスリリース(2018年7月11日)
Ariel Motor CompanyはAriel Atomの最新版を発表しました。4世代目の、全く新しいAtom 4です。
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■概略
・アリエルの象徴的スポーツカーの第4世代は今までにおいて最も速い標準仕様となります。
・320馬力 Honda Type Rターボエンジン
・新しい大口径チューブシャーシ
・完全新設計のサスペンションとステアリング
・新しい大口径ブレーキおよび冷却システム
・空気力学的改良を施した新型車体
・新しいシート、改善された人間工学、より大きなドライバースペース
・トランクションコントロールとローンチコントロールを備えた新しいセンサーと電子機器
・アトム4は、2.8秒で0-100km/h、6.8秒で0-160km/hの加速能力があります
・生産は2018年後半に開始され、2019年の春の出荷が予定​​されています
・価格は39,975ポンド(約600万円)からとなります。

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■ファンタスティック4
社内のArielチームが設計したAtom 4は象徴的なデザインを踏襲していますが、まったく新しい車です。 Ariel Atom 4は、旧世代からのデータ蓄積、Ariel組立技術者、顧客からのフィードバック、Arielの研究開発を元に、Arielの本質を維持しながら、デザインとエンジニアリングをさらに強力に進化させています。

Atom 4は、320bhpを標準装備した最新のHonda Type Rターボエンジン、新シャシー、サスペンション、ステアリング、ブレーキ、重要な空力的な改良を加えた新ボディー、新しい座席と計測器、さまざまなデザインの改良と変更を特長としています。可能な限り車を改善するために1から設計しなおしたAtom 4は、Atomの進化におけるさらに大きな一歩を踏み出しています。

アリエルのディレクター、サイモン・サンダースは次のように述べています。
「アトム4は、1999年に最初にリリースして以来、最大のアップグレードです。全く新しい車です。実際には最後のアトムから3つの部品(クラッチペダル、ブレーキペダル、フューエルキャップ)しか持ち越されていません。」

アトム4は、アリエル・ノマドとアリエル・エース・バイクとともに、サマーセット州Crewkerne近くの工場で、年間約100台、引き続き生産されます。それぞれの車は、今も個々の顧客ごとにオーダーされ、1人の技術者によってビルドされます。「クルマ業界のサビルロゥ」としての評価を得ているArielは、大量生産は不可能であり、少量生産でしか達成できないオーダーでクルマを構築する、テーラーメードのアプローチを採用しています。
(※サビルロゥは”背広”の語源となった、テーラーメードの服飾店が集まるストリート)

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■シャーシ
Atom 4の基礎は、アリエルの技術と設計チームによって社内で設計された、全く新しいチューブシャーシです。2014年のチタンシャーシ開発プロジェクトからの多くのフィードバックがあります。
(※この2014年チタンシャーシは100kg近い軽量化ができるという話でしたが、コスト面の問題があったのか、量産はされていないようです)

以前のAtomよりさらに大直径のメインチューブと対角線チューブを備えています。シャーシ内の各チューブは、軽量かつ非常に強力な構造となるように分析、最適化されています。前世代のAtom 3.5と比較してねじれ剛性は15%もの強化となりました。

新技術と優れた職人技を組み合わせを用い、洗練されたCAD(コンピュータ支援設計)とFEA(有限要素解析)設計作業の組み合わせから、手作業のブロンズ溶接構造が実現しました。

Arielのチーフエンジニアのトム・ワードは次のように述べています。
「クルマの核となる部分を再設計することはかなりの挑戦になります。厳格な型式承認を念頭に置いてこれを行うことは、私たちのような小規模企業にとって大きな課題です。成長しつつある我々のデザイン/エンジニアリングチームは、すでにアリエル社の従業員の25%を占めており、アリエルがそれぞれの分野で絶対的リーダーになることに専念しています。」

シャシーは従来よりも多くの内部スペースと広い足元を提供し、50km/hでの正面衝突安全性、シートベルト、リア衝撃試験の要求を十分に上回る設計となっています。ドライバー/パッセンジャーの安全エリアを形成するAtomシャーシは、同クラスで最高レベルの保護を提供します。シャシーは、リン酸塩処理、粉体塗装、色選別、粉体塗装ラッカーの3段階仕上げ処理が施されています。

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■エンジン
アトム4の心臓部には、新しいホンダタイプR K20C 2.0L 4気筒直噴ターボエンジンが搭載されます。ホンダUKと15年間の関係の構築し、ホンダとのエンジン供給に関する新たな契約を結んだSimon Saunders氏は次のように述べています。
「Hondaとの合意は、当社と顧客にとって重要です。Type Rエンジンは長年にわたり、レース競技で限界域の走行をするアトムにさえ、信頼できるパワーと安定性を与えて続けていることが実証されています。」

1996ccの直噴ターボエンジンは、従来のスーパーチャージャーよりも10bhp高い320bhpを標準装備しているため、従来の標準モデルよりパワーが向上します。驚異的な420Nmのトルクは、標準のAtom 3.5に比べて75%の大幅な増加、Supercharged Atom 3.5に対して35%の増加となります。

ARIELによってマッピングされた特別開発のMBE ECUを使用して、EUSSTAテストの重要な要素であるEuro6排出基準を満たすことができます。オプションのローンチとトラクションコントロールは、Atom V8から派生したAtom 4のエレクトロニクスに組み込まれた新機能です。アトム4は、さまざまな道路やトラックの状況に合わせてターボブーストレベルを調整して最適化する機能も備えています。
(※MBEは英国のアフターECUメーカーのようです。TVRやバックヤードビルダー、少量生産車のチューニングECUをよく手がけているようです。hondaの基本制御部分との並列制御なのか、単独制御なのかはわかりませんが、リリースに書かないのであればやはりレブマッチシステムは搭載される可能性は少なそうです。パワーに関しては、CIVIC TYPE R FK8のトルクが40kgに対し、アトム4は42kgと、5%ほど上乗せされています。K20C1エンジンはレブマッチシステムを前提にターボの吹け上がりを重視してフライホイールが小さいという話で、けっこうジャジャ馬になるかもしれません;)

EUSSTAの基準とレーストラックの騒音レベルに合わせて設計された全く新しい排気システムは、セラミックハニカム、高パラジウム/ロジウム含有触媒コンバーター、直径75mmのステンレスシステムを215mmステンレスサイレンサーに装備しています。ハイフローシングルコンセントシステムは、トラック上で使用するためのデッキシステムと同様にオプションです。

より大容量の燃料タンクが車の左側にあり、道路と路上での距離を改善し、約300マイルの道のりを与えます。
(※オプションで大容量燃料タンクが用意されるようです)


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■サスペンションとステアリング
インボード、プッシュロッドのダンパーシステムを保持するAtom 4は、全く新しいサスペンションジオメトリを備えています。Arielからの18年間の継続的な開発に、サスペンションの師リチャード・ハールドウェル(Richard Hurdwell)の設計を取り入れ、新しいジオメトリには、取り付け位置の修正、アンチスクワットとアンチダイブの修正が含まれ、可能な限り不要なボディロールと重量移動を減らしました。新しいジオメトリのもと、新設計のビルシュタインダンパーは、同じく新設計のベルクランクを介し、プッシュロッドによって接続され、車内に設置されています。
(※ジオメトリという言葉はフレーム構造や、入力に対してタイヤがどう動くか、またはそれらの、論理設計という感じでしょうか。)
(※アンチスクワットというのは加速時に後輪が車体の底に潜り込もうとして車体を持ち上げてしまうのを防ぐ仕組み、アンチダイブというのは、ブレーキング時に車体がつんのめってフロントが沈みこむのを防ぐ仕組みと思われます)

オプションのセミアクティブOhlinsパッケージが開発中です。

改訂されたステアリングラックとジオメトリにより、すべての運転条件ですべてのタイプのドライバーに新しいアトムアクセシビリティが与えられ、サーキット用のクイックラックがオプションになりました。Atomのサスペンション開発を担うエンジニア、Sam Evans氏は次のように述べています。「Atomは優れた性能を発揮するだけでなく、究極の走行性を備えていることが重要です。「アトム4では、レーストラック上で速く走行するため、あらゆる条件下で運転のしやすさを維持することに徹底的な努力を重ねました。」
(※個人的にはアトムのクイックなテールスライドに対応するにはロックトゥロック2回転はゆるすぎるかもしれません。おそらく限界走行時には1.5以下のほうが良い気がします。1くらいでもいいと思いますが、その場合は駐車時なんかのハンドルが重すぎますね;)

新しいサスペンションとステアリングラックのジオメトリでは、町の運転や駐車を助けるための改良された旋回半径も実現されています。

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■ホイールとタイヤ
Atom 4はサイズアップした7JxR16の前輪と9JxR17の後輪ホイールを履いています。マルチスポーク・アルミ合金ホイールは標準装備ですが、アリエル社のアトム4にはフルカーボンホイールのオプションがあります。これらは、合金ホイールに比べて約50%の軽量化と16kg以上の総減量を実現しています。ヨハネスブルグのBST(Ariel Aceのカーボンホイールも製造しています)のAriel仕様に準拠したホイールは、新しいアルミ製のアップライトと一緒にばね下の重量を大幅に削減します。
(※おそらく社外品で作られていたいくつかの大口径ハブを持つアップライトを参考にしたものと思われます。160馬力のころから同じアップライトだったので流石に順当な進化ですね。これによってハブの大型化によるフリクション低減、軽量化、高剛性化、標準的PCDの採用が見込まれます)

タイヤは195 / 50R16のフロントと255 / 40ZR17のリアです。英Avon Tiresとの新しい独占的パートナーシップでは、Atomに高性能Avon ZZRタイヤが装着されます。タイヤの騒音の法律の最近の変化の中で、最高性能のタイヤがAtomで利用できることが重要です。新しいサスペンションと大きなセクションのエイボンタイヤを組み合わせることで、従来のアトムよりも大きなメカニカルグリップ力を持つアトム4に貢献します。Atom 4の直線性能が向上するだけでなく、コーナリング速度も別次元となります。
(※コーナー立ち上がりで度々テールスライドするアトムには大きな変更点です。リアタイアの幅は実に60mmも拡張することになります)


■ブレーキ
新しい標準ブレーキシステムは、アトム4の高出力化により前輪は278mmのベンチレーテッドディスクに2ピストンキャリパー、リアは253mmソリッドディスクと一体型ハンドブレーキキャリパーを設定し、サイズが大きくなりました。オプションアップグレードとして、APレーシングによるアルミ合金4ピストンキャリパー、前後290mmベンチレーテッドディスクが用意されます。車の走行目的に応じて、さまざまなブレーキパッドが利用できます。ブレーキ、クラッチ、スロットルペダルを装備した全アルミニウムペダルボックスには、オプションの操縦席調整可能なブレーキバランサーが追加されています。グッドリッジのステンレス・ホースは、ブレーキシステムとクラッチシステムの両方に標準装備されています。
(※APレーシング!個人的にはALCONよりもロゴがかっこよくて好きなので歓迎)

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■ボディワーク
Atom 4はまったく新しい外観も特徴としています。それは明らかにAtomですが、車のすべてのパネルは新しいものです。
Atom 4の基本的な設計原則の1つは、空気力学的改善、気流の制御、および車の全体的なバランスでした。BrackleyのCFD(Computational Fluid Dynamics)専門家であるTotalSimと提携し、元のArielの「フォローフォローフォローフォロー」の哲学に従い、車のあらゆる領域で主要な空気力学的改善が行われました。ドラッグが減少し、ダウンフォースが増加し、ラジエータ、中間冷却器および空気取り入れ口への質量流量が大幅に増加しました。エアロバランスの変更は、ニュートラルハンドリングと限界領域でのより正確なコントロールを実現するために達成されました。
(※ドラッグとは、空力的に負圧となるクルマの後方空間部分がクルマを引っ張っる抵抗力と、クルマそのものの空気抵抗を総合したものと思われる)

即座に目立つのは、親しみやすい中心のAtomロールフープが消失したことです。これは、吸気口のボディーの中に閉じ込められています。これにより、後部車体上を通過する空気が大幅に改善され、ラムエアシステムを通過する空気の速度がコントロールされます。
同様に、新しいノーズコーンは、ドラッグを減少させ、空気速度を減速させるために、より小さな開口部と内部ダクトを有し、フロントマウント型ラジエータの効率を最大化します。タンクの後ろに取り付けられたインタークーラーは低圧領域に設置され、ユニットをエンジンの近くに保ち、また車の下から空気を供給し、冷却効率を最適化します。

アトムの「aero screen」という特徴的アイコンはさらに洗練され、ヘルメットのリフトを減らし、空気をエンジンの吸気口に向けるだけでなく、このエアロフェンスで100ニュートン(10kg程度)のダウンフォースを生み出します。4輪のすべてのフェンダーには、フェンダーによるリフトげを無効にし、タイヤに直接的にダウンフォースを与えるための空力形状が付加されています。
(※フェンダーの小さな突起はやはりスポイラーなのですね。ドラッグやダウンフォースはアトムの泣き所だったので、特に100km以上の走行では恩恵が大きいと思います。)

Arielのチーフデザイナー、Ralph Tayler-Webbは次のように述べています。
「Atom 4の空気力学は、数百もの語り継がれる偉大な旅となりました。アトムを原則に忠実に保ちながらも、空気力学的進歩をさせる為、私たちとTotalSimの間での試行錯誤の繰り返しは長引きましたが、それは報われました。Atom 4は、高度に洗練されたデザインで、さまざまな方法とさまざまなレベルでパフォーマンスを改善しています。」

ボディーワークは、ボディーパーツの多くでフルカーボンで提供され、軽量によるパフォーマンスというアリエルの哲学「less is more」 を強化します。

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■外装と内装
EUSSTAの規則に適合するように、LEDインジケータ、ストップ/テール/フォグとリバースライト、昼間ランニングランプ、高性能ハロゲンヘッドライトを使用して、すべての外部照明を改訂しました。周囲光センサーは、自動光機能を可能にします。

リムーバブルフロントボディカバーの下に追加の収納スペースが含まれ、新しい油圧システムへのアクセスと一緒に小さな収納が延長されています。従来のアトムのツインシートユニットを個別に調整可能なシングルシートに置き換え、人間工学に関する包括的な研究により、ペダル、ステアリングホイール、情報表示パネルを微妙に再配置しました。すでにほとんどのドライバーにとって快適なスペースです。幅広いユーザーに対応するため、50mmのキャビン長さと20mmの幅が追加されました。

EUSSTA規格に合わせて設計されたこの新しいスイッチクラスタは、照明、インジケータ、調整可能な牽引および発進制御を含む310mmスエードステアリングホイールの指の届く範囲内のすべてのコントロールを備えています。AIMによってAtom 4用に作られたフルカラーTFT(薄膜トランジスタ)スクリーンを備えた中央装置は、道路、トラックまたは使用のための複数のメニューを通してスクロールすることができます。
計測器にはギアポジションとシフトライトが標準装備されており、リアルタイムのレーストラックデータロギングが可能です。CAN(Controller Area Network)を介してECUと直接通信するAIM PDM(配電管理)システムを使用することにより、車両の配線ハーネスとヒューズボックスが簡素化され、軽量化されました。

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■パフォーマンスと価格
Atom 4はこれまでに生産されたAtomの中で最も速い標準仕様です。劇的に増加したトルクと320bhp。
初期加速と中間加速の両方が標準仕様Atomの中で最も速いです。
2.8秒で0〜100km/h、0〜160km/hmで6.8秒。Atomはジャイアントキリングです。

アトム4の価格は、英国の付加価値税(VAT 33,312.50ポンド)を含め39,975ポンド。Tom Siebert氏は次のように述べています。
「我々は手頃な価格の究極のパフォーマンスカーとしてAtomを維持することを望んでいます。Atom 4のコストは、スーパーチャージドAtom 3.5と比較されますが、標準仕様としてより多くのパワーとより高品質の装備を備えています。私たちがAtomを作ってきた18年の間、乗り続けても非常に低いランニングコストと驚異的な信頼性を証明されました。Atomは費用効果が高いだけでなく、価値の低下もほとんどありません。そして、私たちの主な目標は、会社のモットーです。「本気の楽しみ(serious fun)」です。他のどんなクルマでもこれは十分ではないので、私たちはこれこそを維持します。あなたがそれを望むなら、Atom 4があります」

アトム4の生産は、2019年春の出荷のために2018年後半に開始されます。

Ariel Atom 4 full specification
Engine
Type: 2.0 K20C Honda 4 cylinder i-VTEC, direct injection, turbocharged
aluminium alloy block, cylinder head, sump
Displacement: 1996cc
Bore & stroke: 86mm x 85.9mm
Valvetrain: chain drive DOHC four valves per cylinder
Power: 320bhp @ 6500rpm
Torque: 420Nm @ 3000rpm
Gearbox: Six speed + reverse, aluminium casing
Limited slip differential
Rear wheel drive
Fuel system: direct fuel injection
40 litre aluminium fuel tank

Electrical
Electronic coil over plug ignition
MBE engine management system
Thatcham category 2 immobiliser system

Cooling
Front mounted, fabricated aluminium radiator
Electric fan, underbody intake with fabricated aluminium intercooler
Ram-air box intake system
ITG high flow, foam air filter

Exhaust
Fabricated stainless exhaust
Three way, closed loop catalytic converter
Fabricated stainless silencer

Chassis
Right or left hand drive
Bronze welded, multi diameter ERW/CDS steel tube
Aluminium bulkheads
Phosphated, dual powder coated finish

Suspension
TIG溶接による不等長ダブルウィッシュボーン
調整機能付きロッドエンド
トーアジャスター
軽量加工アルミアップライト
調整機能付きプッシュロッド
ニードルローラーベアリング入アルミベルクランク
(※ベルクランクの中にもニードルローラーベアリングが入り、サスペンションの動きがスムーズに)
ビルシュタイン単筒式ダンパー
アイバッハ高品質合金二分割スプリング

Steering
Rack and pinion cast alloy steering rack, two turns lock-to-lock
Collapsible, offset steering column
Adjustable, inboard joint and outboard rod ends
305mm race suede covered steering wheel
(※ステアリングも280mmから305mmへ大口径化)

Braking
Front: 278mm ventilated discs with two piston callipers
Rear: 253mm discs with two piston callipers
Tilton aluminium racing pedal box
Twin master cylinders
Adjustable front/rear brake bias
Parking brake

Wheels
Front: 7Jx16 cast alloy
Rear: 9Jx17 cast alloy

Tyres
Front: 195/50R16 Avon ZZR
Rear: 255/40R17 Avon ZZR

Body
Multi-piece, lightweight composite panels

Seating
Individual composite race seats, five position adjustment
2″ E-approved, four point, quick release full harnesses

Instruments
TFT colour digital display/PDM system with speedometer, tachometer, water temperature, fuel level, oil pressure, gear position, odometer, trip and clock

Dimensions
Length: 3520mm
Track: 1600mm front, 1615mm rear
Height: 1122mm
Wheelbase: 2390mm
Width: 1880mm

車重
595kg
(※おそらく乾燥重量。各種オイル、冷却水、燃料で最大50~60kg近い車重増になると思われる。)

Performance
0-60mph: 2.8 seconds
0-100mph: 6.8 seconds
Top speed: 162mph

Posted at 2018/07/15 16:45:26 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記

プロフィール

「atom4特集小冊子が自分で作れる気がしてきたよね」
何シテル?   08/14 20:56
よろしくお願いします。
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