
今回選んだのは、プリウスPHV:6LA-ZVW52、仕事のための車なので、「仕事っプリ」と呼ぶことにしました。
今までも11型、20型と(中古の)プリウスを長年乗り継いできたので、その安定性や方向性は大体把握しているつもりですので、この車にも、今後7年、10年と乗って行くことになると思ってます。
自分の”仕事”というのは、極端に交通事情が悪いときに1日ぐらいは休止できますが、何日も続けて休めず、週に数度は必ず2か所の職場と事務所を、仕事道具を携行して往復する必要があります。
その距離はいずれも片道7~10キロメートルといったところでたかが知れていますが、自分の足で歩ける距離ではないので、何があろうと道具を持ってこの距離を安定して往復する必要があります。いってみれば、止めることができない仕事といった感じです。
ですから、まず性能が安定して、ついでに燃費が良いことが絶対条件になりますが、昨今の世界情勢を考えると、ガソリンだけに頼るのも心配なので、本来はソーラーパネル付きプラグインハイブリッドが理想の条件でした。
購入は中古車量販店でしたが、その交渉過程で「そんな車はお客さんの希望額では無理ですよ、玉数も少ないし」と言われ、早々にソーラーパネル付きは諦めることになりました。
当初はプリウスPHV以外のプラグインハイブリッド車も検討したのですが、世のPHVって大抵SUVだったり高級車だったりして、量販店には、「その前にそういう車は高級車なので…」とくぎを刺され、選択肢から外れてしまいましたので、その後は程度の良い52型プリウスPHV(プリピ)一択となりました。
その中でも、2020年7月の小改良は予防安全パッケージに一段の深化が見られ
https://global.toyota/jp/newsroom/toyota/33011923.html
たので、その小改良以降のプリピを探すことになり、すったもんだの末に、プリウスPHV S ナビパッケージ の一台を選びました。

A グレードでも条件を限れば良い車がありましたが、今回は”仕事のプリウス”ということで、11.6インチナビが搭載されている Sナビパッケージ の車を選びました。
量販店からの、「11.6インチナビは、ナビやその他の情報で実際に役に立つのは上の方の半分で横幅7インチぐらいの範囲ですよ」との情報は理解したうえで、やはり11.6インチナビ付き(この当時の車種は”ナビパッケージ”)に絞ることにしました。
このころのT車は、8インチや9インチ幅の大きな画面のナビでも、ナビ画面そのものがエアコン吹き出し口の下に位置しているスタイルがほとんどでした。自分的にはそのような構成では視線の移動が多くなりそうで、それよりは有用画面が少しでも上方に位置して視線の移動が少なそうな11.6インチナビ付、すなわちナビパッケージモデルが良いのでは、という判断でした(いずれにしても画面下の方の情報、例えばエアコンやオーディオは、運転中見る必要はないので)。
この頃の他の日本メーカーの車でも、ナビ画面をひたすらエアコン吹き出し口の下に配置するモデルが多いですが、これってどこかの国の法律かなにかでそうせざるを得なかったのでしょうか?
それに比べ、大昔の10型・11型、そして20型は最上段に少し小ぶりのナビ画面がありましたし、むしろ今ではどの車も(60型プリウスだって)横長大画面のナビをダッシュボード最上段にドーンと配置しているじゃないですか。
ちょっと前の国産車、何が悲しくて吹き出し口の下にナビ画面を持ってきていたのか、不思議です。もしかしてこのような疑問を持つ人も多いのでは?
52型プリピで言えば、2021年6月の小改良からは、11.6インチナビそのものがカタログから消え、すべてエアコン吹き出し口下のディスプレイオーディオが標準になっています。
YouTubeで、52型プリピオリジナルのナビ画面とエアコン吹き出し口をふさぐ形で、最上段に大型横画面のナビを(オリジナルナビに)かぶせて増設しいる例を見ることができますが、そうしたくなる気持ち、本当に良くわかります。
ただし最近問題になっているように、予防安全システムが複雑に進化してきた現在、ナビといえども電子系をあまりいじるのには不安が残ります。
余談になりますが、20型「ライトグリーン号」では、(中古所有の)私の代でさっそくOBDⅡから水温や補器バッテリー電圧情報を取ってコムテックの探知機に表示させていましたが、やはり探知機の増設を考えている52型「仕事っプリ」では、絶対にOBDⅡ接続はしないつもりです。
さて、そのような思い入れの詰まった11.6インチナビですが、実際に車を運転してみると、やはり重要情報の表示幅が狭いというのはありますね。そのあたりは今後何とか慣れていくか、あるいは補完措置を取っていくつもりです。
まとめると、2020年7月小改良以降のモデルである「仕事っプリ」(初度登録2021年1月)は、5席(2019年9月小改良以降は皆5席)、11.6インチナビ、100/200V普通充電口(残念ながら前オーナーは急速充電口を選択せず)、プラチナホワイトパールマイカ塗装といったプロフィールを持ちます。
もしかしたらこの小改良以降、プリピの車両型式が ”DLA-ZVW52” から ”6LA-ZVW52” に変わったのかもしれません。
予防安全性能は同じトヨタセーフティセンスというキーワードでひとくくりにされますが、型式と年代によってこまめに進化しており、「仕事っプリ」はその中で上記URLにある機能が搭載されており、一つの象徴として「急アクセル時加速抑制機能」(ペダル踏み間違い対策)を設定することができる「プラスサポート」がオリジナルで搭載されているモデルとなります(「プリクラッシュセーフティの検知範囲を夜間の歩行者と昼間の自転車運転者に拡大」というのも一つの変化ですね)。
この頃の中古車の購入を考えていて予防安全性能を重視する方は、候補モデルとカタログやメーカー情報を良く見比べて車種を選択しないと後々後悔します。
車を売る方も、そこまで詳細に把握されているとは限りません(今回の経験で判明)。