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飯嶋洋治のブログ一覧

2016年02月27日 イイね!

これもまた局長の仕事 ! 「PORSCHE 偏愛グラフィティ」を読む



携帯に正岡局長から着信。
「最近はどう?」
「はあ、まあなんとかやっています……」
「そうか、あのポルシェの本できたから、今日にでも送っておくから」
「ああ、できたんですね。ありがとうございます」
「それじゃ」
とこんな感じの局長らしいせっかちな? やりとりの翌日「PORSCHE 偏愛グラフィティ」と題された書籍が届けられた。

すぐにフェイスブックに画像をアップしたものの、現在、新規の単行本の原稿と自動車関連のウェブサイトの仕事が重なってしまっており、なかなかみんカラへの紹介ができないままでいたが、局長の顔が思い浮かびパソコンに向かってこれを書いている。

表紙には、黒澤元治 中谷明彦 監修とあり、続いて「ベストモータリング同窓会 編」としたのは、局長の細やかな心遣いが感じられる部分。中を見ても仁川一悟さん、イワタカズマさん、下邑真樹さんという本書を作るに当たって主力になった人たちのそれぞれのインプレッション記事が掲載されており新鮮だ。



ちょっとポルシェとは離れてしまうが、私とベストモータリングに関して少し触れてみたい。私はベスモを購入して見ていた真のファンとは違い、毎月頂いていた身だった。私が編集部員として在籍していた雑誌をベストモーターリング編集部に送る代わりに、こちらはベストモータリングを送ってもらっているという関係で、かなり楽をしていたということになるが、ほぼ創刊号からの読者でもあった。当時は自動車雑誌も元気のあった頃だが、さすがにビデオで表現されてしまう……しかも黒澤元治、中谷明彦といった当代一流のドライバーを起用してとなると、紙媒体の危機感をいだかなかったわけにはいかなかった。



そんな「ベスモ」の中で目の当たりにしたのは、本書でも「ベストモータリング’92/10 Porsche Specialより再現」として入れられている記事をはじめとした、ポルシェというクルマの「走りの」すばらしさだった。だいたいポルシェは速いと漠然と思っていても、実際の「本気の走り」というのを見たのはベスモの中谷さんや黒澤“ガンさん”によってということになると思う。もちろん徳大寺さん一流の薀蓄も楽しかった。本書にもアーカイブとして収録されている「徳大寺有恒、ポルシェを語る」も短文ながら味わい深く、クルマを考えさせるに十分な素材となっている。

そして、「ベスモ」というフィールドを作ったことによって、ポルシェの走り、徳大寺さん、黒澤さん、中谷さん等など、私たちにとって貴重な資産を残し続けてくれているのが局長だというのも事実で、そういう意味では正岡貞雄の凄みを感じさせる一冊である。



個人的な話に戻ると、数年前までポルシェというクルマにそれほど強い思い入れはなかった…というか現実味がなかったというのが正直なところだった。ただ、’89年式のE30M3を悪戦苦闘? しながら2年ほど乗ってみると、(古い)ポルシェもそんなに変わらないかな? というような気がして来たのは危険な兆候ではある。
Posted at 2016/02/27 14:24:33 | コメント(0) | トラックバック(0) | ベスモ同窓会 | 日記
2015年12月08日 イイね!

二度目の本庄サーキット。一抹の不安に? 踏みきれず、ということで。


ちょうど一年ぶりに本庄サーキットに行ってきました。サーキット走行というと、心浮かれるものがあるのですが、今回はちょっと不安要素がありました。本庄へ行く前々日に、ベストカー誌主催のドライブラリーがあり、チェックポイントを担当するためにM3を使ったのですが、山中でクーラントのチェックランプが点灯。ボンネットを開けて点検すると実際に冷却水がかなり減っており、「これは本庄はだめか……」となかばあきらめていました。ただ、以前にラジエターキャップを外したときに、かなり緩かったことを思い出し、同じくM3を持っている友人にラジエターキャップを借りて装着すると、しっかりと締まる感じ。不安ながらも「これでトラブルが出たら、早々に引き上げればいいや」というような気持ちでした。

Aピラーの付け根にいやなものを発見! 近々板金の予定があるので、そこで相談するつもりです……。
購入してから2年ちょっと経ったM3ですが、基本的には好調を維持しています。パワステオイルの漏れ、オルタネーターの故障などマイナートラブル? を修理しながら、日々の足としても充分に使える感じ。チューニング面で手を入れたのはブレーキパッドをプロジェクトμのユーロスポーツに交換し、ショックアブソーバーをKYBのエクセルGという格安ストリートショックにしたくらい。本当はブッシュを総入れ替えしてスプリングも含めてスポーツ走行に耐えるものにしたいのですが、諸事情あってなかなか難しい状態です。また、前回走行したときはタイヤが205/50R16のファイアストンワイドオーバルだったのを、205/55R15のポテンザRE01にしました。RE01Rだとサイズがないというのも特殊な? クルマゆえしかたがないのかもしれません。

速いクルマだと40秒台前半で走ります。M3とはいえ26年もの……。ちょっとかないません。
前回の走行ではABSを効かせたままだったのですが、今回は解除してみました。これはリレーを外すだけなのでお金がかかりません。前々からこのM3のABSはあまり良くないというアドバイスもありましたし、私自身、どうも減速G弱いような感じもしていました。実際走ってみると、ブレーキの感じは悪くありませんでした。ただ、どうも全体的にアンダーステアが強い感じ……。前回、インを攻めきれてないことを指摘されたこともあり、意識はしていたのですが、ブレーキが効くという安心感からツッコミ過ぎたのかもしれません。前回のタイムは51秒台だったのですが今回は51秒679。おそらくコンマ2、3秒はアップしていると思いますが、タイヤをアップグレードしたことを考えると微妙な感じ……。

ドリフトクラスも併催されました。ちょっと違うカテゴリーですね(笑)
ただ、不安のあった冷却系はまったく問題がなかったようで、それだけは収穫といえるかもしれません。

一応動画もアップしてみます。

Posted at 2015/12/08 11:00:32 | コメント(1) | トラックバック(0) | M3 | 日記
2015年07月12日 イイね!

最近出たサンバーの本について

 みんカラなので書名は書けませんが、4月に三樹書房から発売されたスバル・サンバーの本が好調な販売を続けています。アマゾンでは5月に車・バイクで1位になりましたし、今でもそれなりに動きがあるようです。もっとも、今月に入ってから順位が上がったのは「スバル・サンバーメンテナンス&バイヤーズガイド」がエンスーCARガイドさんから発売になったので、そのおこぼれ? に預かったという面もあるのですが。

ちょっとこの本のバックグラウンドを書いてみたいと思います。
 
私がサンバーに乗ったのは、はるか昔の大学時代にさかのぼってしまいます。この本のあとがきでも触れていますが、父が仕事用にもっていた3代目サンバーライトバンを友人の引っ越しのときに借り出しては、せっせと荷物を運んでいました。女の子の部屋の引っ越しなどを頼まれたりすると、引越し先までのドライブを楽しんだり、最初のお客さん……などと言われて引っ越しの住んだ部屋で女の子とお茶を飲んだりしたのが、サンバーとともに淡い思い出となって蘇ってきます(こういうことを書くのは余り柄ではないですね)。ただ、思い入れのある一台ということでは間違いありません。
 
 結局、取材から執筆までに1年くらいかかりました。資料に関しては三樹書房の敏腕編集者Y氏が集めてくれたことが大きく、後半のカタログに関しても、トヨタ博物館から蔵書を使わせてもらわなければまとめることはできませんでした。ごく一部に「カタログを載せただけの本じゃないか……」という声もあるようですが、これを年代順に整理して並べるというのが今回の難事で、一番時間のかかったところです。わかってくれている方が多数なのは救われましたが。

 カタログが揃っても、キャプション(写真説明)を書くための資料が必要でした。ファンの多い車種ですから、いい加減なことはできません。当初見つかったのは「モーターファン」誌が当時掲載した初代サンバーやサンバー4WDが登場したときのものくらいで、非常に心もとないものでした。折り悪く、弊書が完成するまで食いつなぐための肉体労働での無理がたたり? 熱中症で救急車で運ばれるという事態となってしまいました。ちょっとやばいかなとも思ったのですが、自動車図書館でまとまった資料を見つけたときは、大げさかもしれませんが「地獄に仏」を感じたものです。ただし、キャプションだけでちょっとした単行本の文字数となってしまい、最後に校正で苦労することになりましたが……。いつもこんな感じです。

 自著を語るというのは気恥ずかしいのですが、多くの(とあえて書きますが)ファンの方の支持を頂いたことの感謝を込めて、楽屋ネタを書いてみました。まだまだ在庫があるようなので、ご支持いただければ幸いです(←結局ここかよ)。
Posted at 2015/07/12 10:10:50 | コメント(0) | トラックバック(0) | 取材 | 日記
2014年09月21日 イイね!

『オートテクニック』から『スピードマインド』へ

 私は山海堂という出版社が出版していた『オートテクニック』の読者だった。12歳でレーシングカートのライセンスを取り、レーサー(当時はレーシングドライバーよりもレーサーという呼称が一般的だった)になる気十分の少年にとって、F1はもちろん国内のF2、富士GCの情報がふんだんに盛り込まれた『オートテクニック』は、競合誌となる『AUTO SPORT』に比べるとかなり重厚(そのままの意味でも……厚くて重たい)だった。クルマ好きの父が「マニアはオートテクニックを読んでいるだろうな」と言ったのも、的外れではなかった。この本は結構高かった。今、手元にないが確か650円くらいか? 中学生にはけっこう痛い。

 ただ特別裕福な家ではなかったが、親も本を買うことに対しては寛容で小遣い以外に追加でお金を出してくれた。中学生の頃、『パンチドライビングテクニック(星島浩)』『モータースポーツ用語辞典』などを買って読んで、スーパーカーブームを引きずるクラスメイトに知識をひけらかせていたから、マセガキそのままだった。『オートテクニック』の別冊のレーシングカートの本などもあったと思う。綴じが悪くて、すぐにばらばらになってしまった記憶がある。

 高校生になったら本格的にレーシングカートを始めようと思っていたが、ここで先出の「特別裕福な家ではなかった」ことの現実を見せつけられる。基本的にレース活動をしている少年は裕福な家柄なのだった。私と同世代でもすでに有名レーサーの二世が登場していた。こんなこともあり、なんとなくレースをやることを棚上げしてしまった。それでも「まずお金持ちになってからレーサー(その後、ラリードライバー)になろう」という気持ちは大学生になるくらいまでは持ち続けていた。それは現実の前にはあまりにも儚い夢だと思い知ることになる。

 一方、私は文章を書くのが得意な少年だった。小学校二年生の時に『練馬の子ら』という区が発行している文集に作文(というより詩?)が掲載されたのを皮切りに、ほぼ国語だけはトップクラスの学力を維持していく。皆が嫌がる作文の授業も、そんなに苦はなく、先生に褒められることも多かった。もちろん学校優等生的な内容で、才能云々よりもお利口さん的文章テンプレートを書いていただけなのだろう。ただ、得意意識があったのは事実で、大学も文学部に入り「国語、日本史の先生」というのが現実的な路線だった。もちろんそれではお金持ちになれないからレーサーは無理。それに、その当時の大学はレジャーランドなどと揶揄されるくらいの緊張感のない時代(もちろん個人の向き合い方によるだろうが)でもあり、なんとなく大学に魅力を感じなくなってしまった。

 そんなとき本屋で見つけた雑誌が幸か不幸か? 『スピードマインド』という見慣れない雑誌。創刊号だから当たり前といえば当たり前だ。しかし、かつて慣れ親しんだ山海堂の『オートテクニック』の別冊で、編集長は同誌の編集長として見覚えのある飯塚昭三氏だった。早速得意の課題作文を書いて面接にこぎつけ、私は『スピードマインド』の編集部に転がり込むことになった。

 つまりヤクザな世界の第一歩を記したのである。続きは気が向いたときに。
Posted at 2014/09/21 22:30:41 | コメント(5) | トラックバック(0) | 道の途中で。 | 日記
2014年09月16日 イイね!

インジェクター洗浄

インジェクター洗浄いささか旧聞に属してしまいますが、M3のインジェクター洗浄をしたときのデータをアップします。M3のS14エンジンは、振動が多いと聞いていました。また、前オーナーのY君が「こんなもんですよ」と言うものですから、しばらく乗っていたのですが、どうも195PSもパワーがあるようには思えない状況でした。「もしかして3気筒になってる?」という疑問も湧いてきました。

そこでエンジンをかけた状態でプラグコードを一本ずつ抜いていくと、3番のコードを外してもアイドリングに変化がないことを確認。電気系統かなと思い、プラグコードを替えたり、プラグを入れ替えてみたりしたのですが、状況は代わりませんでした。

これ以上は私には荷が重いと思い、ショップに持ち込んで確認してもらうと3番と4番のインジェクターに不良が確認されました。そのときのデータがタイトル画像になります。ショップによると洗浄前は「好調と不調の中間くらいの状態」ということでしたが、洗浄後はエンジン回転の改善はもちろん、燃費も向上しました。

圧縮も計ってもらい圧縮抜けもなく、おおよそそろっているということでOK。出費も一桁万円で済み、覚悟していた料金よりだいぶ低くすみました。しかし、Y君はこれで乗ってたんだね……。
Posted at 2014/09/16 12:32:26 | コメント(3) | トラックバック(0) | M3 | 日記

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