
実はここしばらくクルマを持っていませんでした。もともとダートトライアルをしていたこともあり、安くてそこそこ速いEP82スターレットターボ(6点ロールバー入り)を大事に? 乗っていたのですが、「ダートラをやりたい! ……けどお金がない」という前途有望な若者に譲ってしまったのです。
もちろん私もそのうち何かクルマを買おうと思っていたのですが、悲しいことにクルマがなければないで、なんとかなってしまう状況でもありました。雑誌の仕事が多かった時は、毎週のようにサーキットなどに取材に行っていたのですが、すでに、そのようなこともなくなってしまっていたのです。
ただ、やはり根が好きものですから、昨年中旬から走りの虫が騒ぎはじめました。単行本執筆のための取材と国会図書館通いでストレスが溜まっていたこともあります。パーツがまだあって、適度に遊べる安価なクルマが欲しいなと思い、MR2(SW20)を知り合いのショップの社長に探してもらったりしていました。ただ、なかなか思うようなタマが出てきません。
そんな夏の終わり頃、モータースポーツ誌の編集をしていた頃の同僚で、もう20年来の付き合いになるY君と電話で話をする機会がありました。クルマを探していることを告げるとY君は「そんなら、うちにいいクルマがありますよ。FRの」と言います。ああ、そういえば、Y君はBMW M3を持っていたなあ、と感づいた私は、「でもあのクルマ壊れるでしょ……」と賢明な? 切り返しをしました。Y君は「壊れない壊れない。まあ、一度見に来てくださいよ。ガレージ保管で大事にしていますから」と言います。
Y君のM3は、一緒にツクバ1000に走りに行ったこともあるので、素性は良くわかっています。「価格によっては悪くないかなあ」と思い、Yファクトリー(仮称)に何年ぶりかで足を運びました。 もちろんM3はグループAレースやWRCのターマックステージで大活躍したクルマですし、興味がないわけがありません。Y君のワナ? にはまりつつあったわけです。
その時のM3の状況がタイトル画像です。確かにガレージ保管ですが、埃まみれです……(汗)。
Posted at 2014/01/30 21:30:14 | |
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