
以前、箱換を行った際、深く考えず『ABS取外し』と『Z10前期キャリパー&ローターの移植』を同時に行ったのですが、ブレーキのタッチが悪化し、お話にならない状態になりました。
その時すでにK11中期キャリパーは手放してしまっていた為、すぐには元に戻せず、応急処置としてマスターバックへのバキューム量を絞ってしばらく使用し、その後Z10前期ブレーキマスターへ変更して現在に至っています。
キャリパーのシリンダー内径の違いが原因だと予想していたのですが、後日、整備書で確認したところZ10前期キャリパーのシリンダー内径は54φ、K11中期キャリパーのシリンダー内径も54φであると記載されていました。
ということは、交換してタッチに大きな変化は無いはずですが、実際明らかに悪化していたので、この時点で原因が分からなくなり、頭の中が???のまま、時が過ぎていました。
が…先日、解体屋でブレーキの各部寸法を測定したところ、原因が判明しました。
結果から書きますと…
K11中期キャリパーのシリンダー内径は54φではなく48φでした。
私が整備書の訂正を見落とした可能性も大ですが、いずれにしてもK11前・中期キャリパーからK11後期・Z10前期キャリパーへ変更する場合、注意が必要だと思います。
逆に現在、Z10前期ブレーキマスターを採用しているおやじ号のZ10前期キャリパーをK11中期キャリパーへ変更すればカチッとしたフィーリングになると思うのですが、良い具合に変化するのか?悪い具合に変化するのか?私の頭では計算できないので実際にやってみないとわかりません。
このことに関しては時間があれば、別途検証して報告したいと思います。
ちなみに実際、やってみるとわかりますがブレーキマスターの変更は結構、大変な作業になります。
なので、
・K11前期はK11中期キャリパー
・K11中期はK11中期のまま
・K11後期もK11後期のまま(
バネ下を軽量化したい場合、Z10前期への変更もありかも!?)
というパターンが個人的にはベストな選択なのではないかと思います。
ただし…
交換にはロアアームやナックルを含めた移植が必要な場合や、ポン付け不可、またはポン付けでは不具合が出る作業も含まれる場合がありますので、必ず作業はプロに任せましょう!
調べた範囲でのブレーキ詳細に関しては
整備手帳にアップしています。
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4/4 加筆済み…キャリパー種類の明確化のため。
Posted at 2009/04/02 01:26:46 | |
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