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（今朝のラジオから）
南三陸町にモアイ像の複製がチリ地震の津波被害のモニュメントとして二十年ほど前に作られていたが、昨年の大震災で流されて壊れた。
訪問したチリの大統領がそれを見て母国に帰り、イースター島の住民に新たなモアイ像を送るよう依頼した。
地元では島の石で作った像を外国に送った例はないと反対する意見も強かったが、作ろうということになった。
製作を引き受けた家族は自分の土地にある石から最良のものを切り出し、家族総出で五ヶ月、寝食を忘れてモアイ像を完成させた。
像は高さ４m、重さ４トンもある。そこまで打ち込んだのは、被害を乗り越えて新たな生活を築いていって欲しいという願いと、かつてモアイ像が傷ついて修復する際に日本が支援してくれたことへのお礼の気持ちがあったという。
像は今チリからの定期航路に載って日本に向かっている。
東京と大阪で披露されたのち、五月に南三陸町に送られる。
贈呈式には製作した一家も訪れ、像に魂を吹き込む儀式を行う。

（感想等）
歩きながら聴いた話を思い出しながら書いたので少し間違いがあるかもしれない。わかれば後で訂正する。
日本が過去に行った善行をペルー、イースター島の人々が覚えていて、返してくれた美談である。
大平洋で隔てられた両国がこんな縁で結ばれて行くことをとても嬉しく思った。

関連情報URL＝MSN　産経ニュース「モアイ像　新たに南三陸町へ寄贈　イースター島から」H24.8.21
但しスケジュールの記述はラジオで聴いた内容とは若干違っている。

南三陸町のホームページ・モアイ像

AFPBB News「宮城・南三陸町と南米チリを結ぶモアイ像、復興の象徴に」