自作全面 ソーラー 6枚 チャージコントローラ2台 800W超 リチウム10KWh その1
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
 初級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
豪雪対策を兼ねてソーラーパネルをてんこ盛りにします。
全部で6枚です。真ん中の2枚は240Wです。
最近の大きいパネルは、この様に真ん中に配線が有る、ハーフカットパネルとなっています。
ハーフカットセルは、部分的に雲が掛かっても発電効率が下がりにくく、コストも掛からないすばらしいアイディアです。
2
車体の長さにパネルの寸法を合わせると後ろが少しオーバーハングしましたが、バンパーよりも出ていません。
この下にMaxxfanがあります。
3
運転席の上のパネルを風きり音と空力対策のため、斜めにします。接合部の角度を計算すると20度になりました。久しぶりにアークコサインを使いました。
通常は、材料が勿体ないので、あさり幅の小さいバンドソーを使ってますが
初めてチップソーで切り出しました。
きれいに切れてます。
このスライディングコンパウンドマイターソーは、12インチで刃の剛性を重視して3mm厚を使っています。盛大にアルミの切子が出てもったいないです。ただし切断角度の精度は、バンドソーよりも格段に違います。
4
改造前は、平置きで走行風が約250mmあるアイクールプラスの前面にもろに当たっていました。もともとi-coolは、トラックのキャビンの上に置いて、エアディフレクターの中に隠れるので風の影響を考えていないのです。
高速道路では、エンジン音など他の音がうるさいので実際はほとんど気になりませんが毎年、150cmぐらい雪が積もるのでこの部分に溜まると雪かきが大変なのです。
5
1stパネルは、150Wです。
これを後から傾斜取付に変更します。
この写真は、5月の連休当時で2枚使って300Wに対して最大でも240Wぐらいの発電量でした。
6
70度側は、強度が取れる自在ブラケットを使用します。
北陸地方の雪の影響を考えて最大2mの積雪を想定しています。アルミ角材の断面2次モーメントは、10×10^4mm4以上としました。
やり過ぎたかもしれません。
7
2列目は、アイクールの室外機を挟んで30Wパネルを2枚直列で使用します。
3列目、4列目は240Wの直列で1列目と5列目は150Wの直列です。
3種類のソーラーパネルを敷き詰めました。
電圧、電流がそれぞれ違うのでチャーコンは2台並列で使用しています。
アイクールは、FRPでできた冬用のカバーを掛けています。開口部は少なめで熱効率が悪くなりますが雪と氷が詰まりファンプロペラとモータが壊れるのを防ぎます。
8
電圧と電流仕様の違うパネルを直列、並列で無造作に接続すると、ロスが出ます。
直列ならば、最大電流を揃える、並列ならば最大電圧を揃える事が必要です。
30W×2と240W×2は電圧差が3%程度なのでそのまま並列化してもよいのですが、並列では、影の影響で低い方のストリングに逆電圧がかかり発熱がロスになってしまいます。そこで、逆流防止ダイオードが必要になります。
この用途ではSBDが良く使われますが、今回の実装では直列後の電圧が高いのでVf分のロスが出ます。
そこで贅沢をして理想ダイオードを奢っています。チャーコン1は、2S2Pで540W 、チャーコン2は、1Sで300Wを受け持ちます。
9
直射日光を受けると輻射で屋根が熱くなりますが、室外機やMAXXFANが有る部分は、それが日除けになっているので、何もない部分に比べて低温になっています。この後、ソーラーパネルを屋根全面に乗せたので日除けになるでしょう。MAXXFANは、パネルの下になったのでパネルの日除けとファンの排気風によりパネルの温度を下げることで量子化効率UPの一石二鳥を狙っています。
半面、車高が3mになり、屋根に総計100Kg以上の荷物を乗せているので、重心が高くカーブや急ハンドルには注意が必要になりました。
しかし、床にキャンピングカーの装備品のバッテリーや水タンクなど300Kg位の荷物を常時積載するので少しはましになるでしょう。
これで横転したら笑いものですし、救急隊が感電しないように車外にも切断スイッチが必要かもしれません。
10
さっそく、雪が降りました。20cmぐらいだと簡単に落とせました。
問題は、出先でどうやって屋根まで登るかです。後ろの方はラダーを付けたのでなんとかなりそうですが、運転席上が届きません。工事屋さんのように脚立を積んで走ります。
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