
こんにちは。しんぼぽんこです。今回は、135iクーペの話の番外編です。
遂にF22 M235iクーペ試乗させていただきました。右ハンドルMT車です!
今回はポルシェのことは置いておき、純粋にE82 135iクーペとF22 M235iクーペの比較としてみました。
今回、一般道のみの試乗でしたが、結論から申しますと、かなり良かったです。。。
E82 135iと比較して、最大の違いは、その乗り心地。。。
E82と比較して、もの凄くしなやかなんです。2シリーズより一回り大きいシリーズを運転しているかのようです。
素人考えでは、E82比で30ミリも伸びた2690ミリのホイールベース(ちなみにE36は2710ミリ、E46は2730ミリ)や非ランフラットタイヤ(ミシュランパイロットスーパースポーツ)であることが最大の違いかつ要因かと思います。。。

(フロント)

(リヤ…フロントもさることながら、リヤのブレーキローターも大きいですね!)
E82 135iクーペのジャジャ馬のごとく跳ねまくった乗り心地とは、天と地ほど違います。。。
F22 M235iの乗り心地はE82 135iクーペとE92 335iクーペの中間の感覚でしょうか(=E36、E46経験者としてはちょうど良い感じ!?)
135iクーペとM235iクーペとは、車重は1520キロ対1530キロ、10キロM235iが重いですがあまり変わりません。ちなみにこの車重、E46M3より若干軽いですね。
6MTのギヤ比は最終減速比まで含めて共通です。運転した感じ、ロー、セカンドの加減は同じでした。
しかし、ガチャガチャやって普通に流してる分にはE82ほどターボエンジンであることを主張しません。以前のE82なら、3000回転そこそこもまわせば、グィーンといきそうなものですが、F22ではそんな感じもありません。
あんまり加速が豪快じゃないなあ〜。ひょっとして、電子制御がコンフォートモードなのが原因かなと考え、スポーツモードに切り替えます。。。
やはりこれでした。エンジンのレスポンスがあがり幾分か鋭くなった印象です。回転落ちも早くなったのか、ややシフト操作が忙しくなります。
こういうモードがあると、スポーツモードに軍配をあげたくなりますが、個人的にはコンフォートモードに軍配を上げます。
コンフォートモードの出力の絞り具合が絶妙なんです。
ターボ車の加速は豪快だけど息が短い→シフト操作が忙しくなる(汗)という部分が、NA車っぽく加速は段付きがなく自然で扱いやすくかつ、(若干)加速の息が長い→ゆったりとシフトを楽しめる?ものになっており、個人的には非常に乗りやすいんですね〜。
スルスルと加速しすぎる35エンジンをうまく制御していると思います。
コンフォートモードでは、3000ccのNAのようなパワー感で明らかにシャーシ勝ちしている頼もしさが実感でき、非常に好感が持てます。
コンフォート、スポーツどちらのモードでもF22 M235iは凹凸を拾って不快に揺れることがないので頼もしく感じます。また、静粛性もアップしていますので、コンパクトクーペながら先代とは比較にならないくらいすべてが快適です。。。
次に右ハンドルMTについての印象です。
着座位置はE82 135iと比較して低いです。シフトに触れる手の高さが下がったせいか、個人的にはシフト操作がやりやすくなった気がします。2速→3速のときに、上からグギグギ操作しなくてもシフトノブの横っ腹を軽く押してチェンジできます。これはいい!
最大の懸案、3ペダルの配置について、、、これはやはりイマイチです。
左ハンドルベースのクルマですから、左側の足元のほうが右側の足元よりはっきりと広くなっています。
右側の足元はセンターコンソールパネル下の部分が左側の足元より張り出しています。よって、フットレストおよび3ペダルの位置全体が右寄りになり、またスペース自体も狭いんです。
ブレーキペダルの位置はステアリングのセンター下側ではなく、やや右寄りになります。
ちょうどステアリングのセンターの下側にブレーキペダルがあるのがいいのですが仕方ないですね。
試乗して5分くらいは戸惑いましたが、E82 135iクーペのときの感覚を思い出し、試乗ルート後半にはヒールアンドトゥも決まるようになりましたので、やはり経験と慣れでしょうか。
E82とF22のペダル配置の違いはおそらくないと思いますが、着座位置が低い分、左足の踏む角度がアップライトでなくフラットになります。ですから、私の踏み方では以前ほどクラッチを踏む左足とブレーキを踏む右足がこすれることは無いように感じました。この点はよかったです。
ちなみに靴は革靴、ビジネスシューズのままでの試乗です。(E82のときはよくこすれました。同じく革靴。)
ペダルに慣れて来たときに、普段よく通る道で一度だけヒールアンドトゥを決め、ステアリングを切り込みググッとリヤを踏ん張らせたのですが、以前のような不快なピッチングもなく、リヤーサスペンションのストロークも深くなっている印象を受け、非常に良かったです。兄貴分の3シリーズと比べて1シリーズは廉価版だと言わせない足回りに熟成されたのかなと思いました。
なぜだか非常に嬉しい気持ちになりましたね(T_T)
かつてのE82 135iクーペのやんちゃ坊主が更生?して立派な社会人になった感じで、、、
(なんだか金八先生みたいですね)
6年前デビューすぐに買った前モデルが今回のM235iみたいな非常に完成度の高い豊潤な味わいだったらよかったのになあ〜。
でも、あのショートホイールベースでピョンピョンする感覚もスリリングで面白かったかなあ〜。
10年後の評価が、F22は完成度を追求しすぎて物足りない。E82クーペのほうが未完成かつアンバランスな感じで面白い!っていう市場評価だったりして…!
シャア「脚は付いていないのか…。」
整備兵「あんなの飾りです。えらい人にはそれがわからんのです!」
シャア「はっきり言う…。気に入らんな」
整備兵「どうも」
ジオングに脚がないことが少年たちの想像意欲を膨らませたのと似ているかも…(^^;;
ジオング=E82 135iクーペ
パーフェクトジオング=F22 M235iクーペ
でも、私はパーフェクトジオングのほうが好きです(^_^)
次回に続きます。読んでいただきありがとうございました。