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しんぼぽんこのブログ一覧

2021年11月13日 イイね!

フェラーリ488GTBの話 その2 2020年「F488にして良かったのか?検討した720s.LP640.991.2GT3RSと最後の比較!」

こんにちは。しんぼぽんこです。納車初日のフェラーリ488GTBの話を続けます。今回長文で読破に約4分お時間をいただきます。。

雨の中の一般道、時速40キロでももう怖くて怖くて。。

エンジンパワーに対して足回りが緩すぎる!
さすがフェラーリ !!
スリリングでエキサイティング!!!

くわばらくわばらしながらの初見2時間ほどのドライブでしたが、

ひょっとしたらフェラーリ488GTB、ランボルギーニLP640、マクラーレン720s、ポルシェ991.2GT3RS、この4台の中では488GTBが一番良い=わたしに合っているかもしれないという気がじわりじわりとしてきます。

印象的なのは488GTBのスロットル(アクセルペダル)。4台中一番軽いのではないでしょうか。。ポルシェ991.2GT3RSと同じ力で踏めばポンっと4000回転に跳ね上がり、まさに跳ね馬 笑。

しかも路面に水が溜まるくらいの雨だったので水溜りで暴れてしまいピカピカピカッと電子制御介入。まっすぐ走るだけでもかなりスリリングな印象です。。ヤバイヤバイ…。

にも関わらずF142CBエンジンは3000回転越すとエギゾーストバルブが開き快音を奏でるのでタチが悪い笑

雨の中488GTBをわざわざ乗る人もいないだろうけど、せっかくの納車初日だから仕方なく…。道ゆく人も水煙を出して通り過ぎる488GTBを唖然として眺めているのが分かります。

さらにリヤガラスがエンジンの熱と外気温の差で曇りはじめ怖さを増幅します。(そんな事想定だにしませんでした)

ですが、、488GTB、その怖さの割にスピードは出ておらず、、、ポルシェ991.2GT3RSの方が余程平和で安定しているしスピードも乗せやすい印象です。しかし個人的にはまるで乗馬しているかのような、一切予断を許さない488GTBの方が良いです。

終始、マネッティーノはWET固定。雑誌などではかなり安定志向なモードとありますが、実際は全然違っていて十分スリリングです。



WETモードではダンパーはコンフォートに。普通に流している分には乗り心地は非常に良く快適(正にサルーン)。

ならば488GTBは操舵の際にGTフェラーリF612のようにたっぷりとした動きをするのかな?と、大きくステアリングを切ってみても遅れる感覚はなく切りはじめと同時に鼻先が向きをかえます。シャープでもダルでもない。素直な動きです。

前車991.2GT3RSのようなパキンパキンでありながらライドコンフォートが良いという「異次元感覚」とは違い、「普通の乗用車的」ではありますが、最初の独特のふわふわさを踏み越せば、意外にもアクセルを踏み込むのを躊躇うような柔さは一切ないです。(しかしそこを踏み越すまでが中々勇気が要る笑)

488GTBは油圧式パワステを採用しているのですが、油圧式による粘りある重さは電動式パワステである991.2GT3RSでは感じられなかったもの。舵を切っている物体の重さを意識することができるのが非常に良いです。

カーボンセラミックブレーキは他車と同じく少し踏むとギャッと効きつんのめってしまうものの、488GTBのそれはつんのめり加減が幾分か穏やかで一番馴染みやすい印象です。(その分、逆にここ一発の制動力としてはポルシェやマクラーレンに劣るかもしれない)



雨天の初見ドライブ後半は一般道を走るのが面倒になり高速道路走行に切り替えたのですが、ポルシェ991.2GT3RSに比べたら、488GTBは安定感という点ではっきり劣りました。。

その高速を調子に乗り良いペースで走行中、目前に大きな水溜まりを見つけます。突っ切れる自信がなく南無三!っとブレーキング!正直、直線とはいえ強くブレーキングするのは怖かったのですが、四輪とも乱れずギュッと大減速してくれました。ただこのとき急制動扱いでハザードランプが連動して点滅していたので強く踏みすぎていた様です。(まわりからしたら単なる馬鹿ですね。)

記憶の限りでは込めた踏力はポルシェ運転時ではごく普通のもの、それがフェラーリでは急制動扱いになるあたりがブレーキ思想の違いを連想させます。

高速道路である程度リラックスして走ることができようやくエンジン音を堪能することができました。488GTBのエンジン音に関して、458時代のNAからターボになったことで色々いわれていますが個人的にはかなり良いと思います。

3000回転までは多少こもり気味で湿り気のある音ですが、その先まで回すことさえできれば皆が知るおなじみV8フェラーリの音です。3000回転越すとバルブが開き音量が大きくなり一層愉しめます!ただ4000回転を超すとターボ過給がより顕著になりすごいことになります笑。(そうとしか言いようがない笑笑)

おなじみの音と言えばアイドリング音も昔から変わらないです。運転席にいると耳障りにならない程度に「あの音」が聞こえます。

最高の演出だと思います。

あと、余談ながら四台の中で始動音も含めて一番静かです。順に488→720s→GT3RS→LP640。

最後に488のツインクラッチF1システムは、612のシングルクラッチF1システムとバイオリズムが相似形という印象です。2年近く612のF1システムでパドルを使わず右足だけでシフトアップダウンのタイミングをどれだけ意図どおりにコントロールできるかを練習してきた甲斐があり、今回488GTBでは初見でうまくコントロールできました。バイオリズムはフェラーリとして統一されているのだと思うと嬉しかったです。こういう積み重ねが長年乗り続けるオーナーを満足させる秘訣なのかもしれません。

雨上がりの夕暮れ時、WETモード4速で踏み込み、カーボンステアリングのLEDがひとつふたつ点くくらいの回転域でバシュンと静かに(←これ重要、GT3RSは大破裂音)シフトアップするさまは心底性能のいいものを紳士的に扱っている気分にさせてくれます。薄暗い車内に点滅するステアリングLEDがどれだけカッコ良いか。



自分自身の手で購入しいまこうして自分でステアリングを握っているのだと思うとひとつの到達点に達したとの想いから目頭が熱くなりました。。

駄文および長文失礼いたしました。


総合比較
991.2GT3RSに比べて
●488GTBが勝つ点 
エンジン音質
車が人の五感へ訴えるものすべての濃度
(ゆっくり走っていてもフェラーリ )
25年前の355と良い意味で変わらない点
(993と991では変わり過ぎた)
●488GTBが負ける点
車重が重い、1430キロvs1600キロ
競った時の速さ
飛ばしたときの乗りやすさ

マクラーレン720sに比べて
●488GTBが勝つ点
エンジン音質
車が人の五感へ訴えるものすべての濃度
(ゆっくり走っていてもフェラーリ )
●488GTBが負ける点
車重が重い、1420キロvs1600キロ
競った時の速さ
飛ばしたときの乗りやすさ

ランボルギーニLP640に比べて
●488GTBが勝つ点
エンジン音質
(ランボは必要以上にうるさいかも)
重心の低さ
(ランボは見た目低いがコーナリングしていると重心が高く感じる、あとなんだか曲がらなく感じる)
乗り心地の良さ(ランボはやや跳ね気味)
●488GTBが負ける点
車重は拮抗しているが、優位ではない
LP640は4WDで700+930=1630キロ、488GTBは2WDなのに660+940=1600キロ
ランボルギーニのデザインはフェラーリ同等かそれ以上にインパクトがある

Posted at 2021/11/13 19:17:39 | コメント(2) | トラックバック(0) | Ferrari488GTB | クルマ
2021年11月03日 イイね!

フェラーリ488GTBの話 その1 2020年「ようやく納車!恐怖の488GTB!」

こんにちは。しんぼぽんこです。今回からフェラーリ488GTBの話です。

2020年、試乗もせずに(出来ずに)、ポルシェ991.2GT3RSからフェラーリ488GTBに乗り替えることになりました。488GTBに決めてからGT3RSを手放したのですが、488GTBの納車手続や整備に時間がかかり、当初ブランク二週間で来るはずが結果5週間空いてしまいました。。

延期につぐ延期は大変辛かったですね笑(子供みたい) しかもここなら大丈夫と言われた日は、日柄は良いのですが、天気予報は悪く、雨。。

自宅近隣の広い道路で納車だったのですが、立派な箱車で積載されてきたにも関わらず箱から出した瞬間488GTBはずぶ濡れに笑

ま、しかし箱車のゲートが空いて、わたしの488GTBが見えた瞬間は鳥肌が立ちました。

ようやく来たか!と。

そして、積みおろしにエンジンが掛かった瞬間、あのエンジン音にまたブルッと鳥肌が立ちます。

コールドスタートですから一瞬の地響きと共に中々の大音量。まるで大きなトミカの箱から大きなミニカーがバックで出てくるかのようなシチュエーション。雨の中ですが、周囲の視線をいただいたのはいうまでもありません。あ、やはりミッドシップのフェラーリへの視線は熱いなと強く感じます。(612ではここまで注目されない)

傘を差しながら納車説明を受けようとすると
セールスに「先ずガレージの中で拭き上げを致します。」と言われます。普通ならば、この雨で初ドライブは中止するのでしょうが、私は違いました笑

私「いえ、このままドライブに行きますのでお気持ちだけで…」
セールス「なんと!チャレンジャーですね。初めての運転気をつけてくださいね。」
私「ありがとうございます!」

色々と記念品を頂いたので、先ず自宅に置きに帰り、ついでに妻に488GTBを見せます。妻は階下の路上に停まった488GTBを階上から見下ろしますが、

「なにこのクルマ!派手すぎるでしょ!リヤガラスからエンジンが見えるのがイヤらしい!」と一蹴。さっさと屋内に帰ってしまいます。



(わたしからすれば、そこがカッコいいんだけど。。)

(ペルフォルマンテより488が良いと決まったあの家族選挙はなんだったんだ。。)

まあ、ひとりの方が気楽なので、雨本降りの中自宅を後にしてドライブに出かけます。

488GTBはキーをポケットにいれたまま、エンジンスタートする方式なのですが、ポチッとワンプッシュすると、キュルキュルキュルとセルが回りエンジン一発始動!そして轟音が轟きます。612に比べたら一連の動作がスムーズでデジタル化を感じます。ドラマがなく味気ないともいいます。

初見のクルマでワイパーもボタン式、ウインカーまでボタン式!ステアリング周りにレバーはありません。パドルが生えているのみです。シンプルイズベストなのですが、ウインカーがボタンなのは正直扱いにくいです。。



雨なのでマネッティーノはもちろんWETを選択。スーッとアクセルを踏み込むと脚の動き始めは想像以上に柔らかく、F612と相似形といえます。以前マクラーレンセールスが言っていた488はサルーンの乗り心地というのがよく分かります。。。

ただブレーキング時はカーボンセラミックのためか初期制動が強く、前にグニャっとつんのめってしまいます。ポルシェと同じブレーキングをしたら助手席に置いたバッグがフロアに落ちるくらい笑(それくらい脚が柔らかく動いてしまう)全くうまく走らせられない笑笑

もう悪戦苦闘 笑

時速40キロくらいでしか走ってないのに、もう怖い怖い 笑笑

直線で前が空いたときに少しアクセルを強く踏むとトラクションコントロールがあっさり作動し荒ぶる488GTBの挙動を最適化させます。。

さらに怖い怖い。。

納車までのインターバルでCGの488スパイダーの記事を何度も読み、マネッティーノをWETにしておれば雨でも安全安心、とても乗りやすいフェラーリと書かれた記事を信じきっていたことや、

正直ハードコアな991.2GT3RSをメリハリある走り方で1年5000kを無事故で運行できたことから変な自信過信が芽生え488GTBは楽勝だとタカを括っていましたが、、、

実際は全然ちがいました。

488GTBのほうが圧倒的に乗りづらい。

下手したら事故るのではないか。。
無事にガレージに戻れるのか…。

488GTBがデビューしたときの、パネルのワードが脳裏をよぎります。

「Thrill!」「Driving emotion!」



次回に続きます。読んで頂きありがとうございました。
Posted at 2021/11/03 21:20:41 | コメント(5) | トラックバック(0) | Ferrari488GTB | クルマ

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