
こんにちは。しんぼぽんこです。今回は、B8 4.6 クーペの話です。
2004年の秋口のとある休日。私は中古車サイトで発見したあるクルマを見学しにB8 4.6 クーペで高速を疾走していました。
そのあるクルマとは…
5.6リッター V12エンジン!
381馬力のM power!
そして、ゲトラグ製6段マニュアルミッション!!
お詳しい方はこれだけでピン!と来ますよね(^_^)
そうです!
BMW E31 850csi !!ですっ。正規輸入車はたったの16台!らしいです。
8シリーズというBMWは、当時のベンツ600SECやフェラーリ412や456、ポルシェ928、ジャガーXJS といったラグジュアリービッグクーペの類として当時鳴り物入りでデビューしましたね!
E31 8シリーズは、専門家の方はCピラーが太すぎる。BMWらしくないデザインだ!と手厳しかったですが、個人的にはフロントノーズがたまらなく好きでした。ちょこっとだけ上がるリトラクタブルヘッドライトも グッドポイント。かっこいいですよね。運転席、助手席ドアのノブにふれるとわすがに窓が下がる機構もこのクルマからだった筈です。(=^ェ^=)
70スープラに似てるといってはいけませんよ〜(爆)
850iに搭載されるV12エンジンは、片肺40キロ走行になるトラブルが散見されたせいか、どちらかと言うと94年以降のV8エンジンの840ciの方が印象がよかったかな。
私にとっての8シリーズへの思い出は、1994年の学生当時に近隣ディーラーで、好きなのでカタログください!っと頭を下げてカタログをもらったことが鮮烈な思い出ですね!(今でも本棚にあります。)
当時学生の私にとり、社会人になったあと現実的に買えても、E36かE34という状況で、E31の8シリーズなんか神のような存在でした。M3より走るとか走らないとかそういうことは問題ではなくて、ただただBMWのフラッグシップクーペとして憧れでした。
そして、カタログ1ページ目にドドン!とある最高級グレードの850csiは、神の中の神ですかね?!
2004年においても、新車当時1680万円の850csi V12 (MTのみの設定)の中古車なんてそうあるものではなく、価格基準不明です。見にきた850csi、9年落ちで500万円前後という値段は、高いか安いかよく分からなかった記憶があります。
B8 4.6よりイイクルマなら買おうかな?そんな感覚で見に行きました。
(確か)イモラレッドのような赤にMKモータースポーツのディープリムのホイールを履いた現車はなかなかのもの。もちろん正規輸入車です。
内装は、バッファローレザーで、どう見てもアルピナE36より豪華です。クラッチは、B8と同じくらいのしっかりした重さです。ヘッドライトのスイッチは、上下スライド式でE34当時のBMWのフォーマットを感じさせます。すごくいい〜(>人<;)
試乗ははばかるのでスタッフ様の運転での同乗試乗へ。セールス様ではなく、メカニックの方が運転して下さったのをよく覚えています。
丁重に御礼をいい、助手席に座ります。
V12エンジン独特のクランキングで、エンジン始動。感激のあまり失禁しそうになりました(; ̄ェ ̄)
そして動きはじめ!それは期待の一瞬であります。そして、なんとなくそのクルマのすべてがわかる一瞬であります。
なかなかしなやかな乗り心地で、構内を徐行し、いざ幹線道路へ。
B8 4.6 vs 850csi !!
あのマクラーレンF1のデチューンエンジンともいうべき、BMW M power S70 B56 V12エンジンのフィーリングやいかに!!
V12エンジンのフルオーケストラを彷彿させる独特の集合音とともに悠然と加速していきます。300キロ近くB8 4.6より重いのもあるのでしょう。鯨のようにゆったりと上品に加速し、車速は充分すぎるほど伸びていきます。
ウルトラシルキートゥエルブとでもいいましょうか。
本当に素晴らしい味わい。6気筒エンジン、シルキーシックスがふたつならんでいるんですから当然ですよね!MTですから、自分の意思でエンジン回転をコントロールできるというおまけ付きです。運転したかった…( ´ ▽ ` )ノ
V12エンジンの回るペースに対して、車体が引っ張られていく感触はかなりゆったりとしていますが、これこそがスポーツツアラーたるこのクルマの真骨頂でしょうね。
850csiは、目を三角にして飛ばすクルマではありません。また、そうするにはやや車体が大きく重すぎます。
E31は、超高速仕様で日本の法定速度では中々その魅力はわからないという話を聞いたことがありますが、その通りですね。
ただ、この点に関して、わがアルピナB8 4.6も負けているつもりはありません。しかも、B8 4.6は、3シリーズベースですから、サイズが小さく車体も1.5tと並みの重さです。目を三角に飛ばすこともできますし、鯨のようにどっしりゆったりしたウルトラツアラー感覚を味わうこともできます。
やっぱりアルピナ B8 4.6って、3シリーズボディながら、いや3シリーズボディだからこそ、ものすごいポテンシャルを持っているんだなと感じましたね。
今回の850csiも大変素晴らしいのですが、所有のB8 4.6も大変素晴らしいクルマであることを再認識させられました。どっちも捨て難い、どっちも良く感じるなんて、我ながらなんとも恐ろしいクルマを所有しているんだろう、乗り換えるクルマがないじゃないかと畏怖を感じましたね。
あれも乗りたい、これも乗りたいというクルマ好きにとり、ハコ替えというのは何年かにいっぺんの楽しみみたいなものですよね。帰路の高速で、B8 4.6のハンドルを握りながら、なんだかその楽しみを奪われたような不思議な気持ちに囚われたのをよく覚えています。。。
次回に続きます。読んで頂きありがとうございました。
※画像はwebより拝借致しました。