しんぼぽんこのブログ一覧

こんにちは。しんぼぽんこです。M4のお話、前回の続きです。

F82 M4。。もはや公道お断り寸前のものすごい実力の持ち主です。アナログがデジタルになった並みの衝撃です(^^;;

試乗してから数日後、高速道路でM4の白を見かける機会がありました。ぱっと見た目は物凄くワイドに感じました。M6のスモール版かと感じるくらいにクーペとしてのオーラがありました。ベースの3シリーズから派生したもはや別のクルマですかね(^^;;

ただこういう雰囲気のクーペになってくるとアルピナ(B4ビターボクーペ)のほうがマッチするのかなあ？とか色々考えてしまいますね…。やり過ぎ感ある排気音やエンジンのフィーリングには荒々しさを感じますが、乗り心地の良さやタイトではないドライバーズシートの座り心地、また位置が低い以外良好な視界は高級クーペを感じます。

まさに荒々しい息遣いをもつ高級クーペといったところでしょうか？

荒々しさを期待する人にはところどころ高級な部分を簡素化してスパルタンにしてほしいと感じ、すべてに高級なものを求める方には、荒々しい排気音やエンジンの息遣いを迷惑に感じる可能性はありますね。いいとこ取りと取るか中途半端ととるか人により意見が分かれるところでしょうか。。

M4の走りっぷりに関しては、前回の記事の通りですが、総合的に考えると、駆け出しのパンチ力の大きさでは、やはりリヤエンジンのポルシェ911万歳でしょうか。(あくまで持論ですが)

また、コーナリング中の安定性やコーナからの立ち上がり時の操縦安定性は、GTRやランエボ、スバルSTIなどのスポーツAWD車が有利かなあというのも以前からの持論の通り変わりません。

しかし、今回のM4はフロントエンジン後輪駆動車です。前述の2点もFR車としてはかなり頑張っているのかなと！

駆け出しのパンチしかり、コーナリング時の安定性しかり、その肝は限界の高さでしょうか。これだけ馬力があるのに操舵時にアンダーステアを感じないことって凄い気がします。

400〜500馬力が当たり前になってきた車両のパワーアップとの兼ね合いでAWD車が増え、純粋な混ぜ物なしのハンドリングを持つクルマって意外にありそうでなくなってきている気がするので、肥大化しても基本構造が変わらないエムサンという存在が有難いものになる日はちかいのもしれませんね。

素人が色々書きましたが、考えを変えないといけないのは私かもしれません。昔36M3が現役だったときに30M3こそがビーエムのエムサンだ！36M3はラグジュアリー過ぎる！と最初は言われましたが、排他的になることはなく今ではどちらのエムサンにもファンはきっちり付いていますよね。今回もその時代時代に合わせた進化だと理解したいと思います。左ハンドルMTも設定ありますしね。

読んでいただきありがとうございました。

こんにちは。しんぼぽんこです。今回はBMWアルピナB5の話です。(長文です)

先日はじめて現行BMW M4 の試乗をさせて頂きました。試乗車は右ハンドルDCT車、ホイールは19インチ、タイヤはパイロットスーパースポーツ、距離は約1500キロでした。

まず試乗車の外観を見せて頂きます。幅が広いですね。とにかくワイド！1875ミリです。E60 B5より35ミリもワイド。。E36やE46よりは一回り以上おおきいですね(^^;;

衝撃は続きます。営業マンにエンジンをかけてもらうと、リヤマフラーから掛け始めに勇ましい低音が轟きます…（≧∇≦）

E36やE46のメカニカルな機械音を期待したのですが、最近の車にありがちな一瞬バリバリっと吹け上がりを聞かせるタイプの音でした。現行パナメーラGTSとか現行アストンマーチンヴァンキッシュとかの雄音を連想させる音でした！

M3(M4)も立派な高級スポーツクーペになったんですね！！(内心ちょっと複雑(^^;;

さらに空ぶかしをしてもらうとターボ車とは思えない高回転を連想させるキレの良い音です。ただ、昔の直6の音ではありませんね。。引き続き内心ちょっと複雑(^^;;

ボンネットを開けるとヘッドカバー横に黒い箱があります。まさかスバルSTIのごとくインタークーラー？と考えますが、そんな訳はなく燃焼室内冷却用システムだそうです。ターボの排圧で上がった燃焼室温度をさげるためのウォータースプレーとな。。こいつは凄そうです。。

他には、フロンバンパーからフロントフェンダーにかけてのブレーキ冷却用の通気口がダミーではなくほんまものであることやホイールから大分内側に入っているブレーキローターなどにBMW M の本気を感じます。。

過去のM3からの進化はすごい！と感じさせながらも、どこか高級路線を感じる新型M4。

気になる車重は、DCTで1610キロ。先代のE92 M3と比べると50キロほど軽いですが、やはりポルシェ911カレラとくらべると100キロ程は重たい。。。軽量化をウリにしていましたが日本仕様の装備の都合でしょうか？体感的に1500キロを超えるとどれだけ馬力があっても重さは感じますので、やはり1600キロ超えは惜しい。。重いものは重い！物理の法則には逆らえませんからね。

ちなみにアルピナB5は5シリーズボディでV8エンジンですが1800キロ弱で510馬力71キロトルク、F82 M4は1610キロで431馬力56キロトルクですから、パワーウェイトレシオ、トルクウェイトレシオでもB5の方が勝っていることになりますね。。

いよいよ試乗です。しかし、ぐるりと見渡した佇まいから、このクルマの性能を公道で発揮するのはまず無理だろうなとすぐ感じました。

プッシュスタートでエンジン始動！電光石火のごとくエンジン始動。しかもアイドリングストップ付き。わたしは古い人間ですのであり得ない気持ちで一杯です。何回も始動していたらプラグが被るとか被らないとかもうそんな次元ではないようです。

昔のE36のM3シートを連想させるシートバック形状のシートを調整しながら着座位置の低さとダッシュボードの高さに違和感を感じます。テレスコを目一杯きかせてポジショニング完了！

いざ発進！

ε=ε=ε=ε=ε=ε=┌(;￣◇￣)┘

(以下独り言風にいきます(^^;;)

「あれれ、めちゃくちゃ乗り心地がいいぞ。アルピナB5と変わらないじゃないか。なかなかフラットだなあ。」

(踏み込んで)
「あれれ、135iのエンジンのごとく、下から図太いトルクが一本調子で出てるんじゃなくてちゃんと盛り上がるぞ！音はかなり入ってくるなあ。やかましいくらいだなあ。音質は昔のNA M3の音を再現させようとしてますなあ。(ガンダムのビームライフルの音がユニコーンで進化して再現された様に似ている)」

(或る程度の速度でカーブを曲がってみて)
「あれれ、全く姿勢変化がないなあ。限界が底なしかなあ。足回りはかなり締め上げてあるはずなのに、乗り心地が良いなあ。全く荒れないなあ。普通締め上げたら乗り心地はかなり悪くなるのになあ。不思議すぎるなあ！」

(カーブを曲がったあと長い直線の上り坂を目一杯踏んで3速くらいまで入れてみて)
「加速力はアルピナB5のほうがあるなあ。M4のエンジンは、ターボといえども高回転型だから回さないと走らない。だから一層加速力はアルピナB5に感じるのかな。しかし、このフィーリングはNAのM3を彷彿させる加速感覚だなあ。懐かしい。。。」

試乗終了しても、なんだか不思議な感覚でした。良いとも良くないとも判断しがたいです。限界が高過ぎるのは間違いないでしょう。サーキットなどで真剣に走らないとM4の能力は引き出せないのは間違いなさそうです。この感覚はR35 GTRを試乗させていただいたときの感覚に似ています。

M4のエンジンはターボの高回転型でスバルSTIによく似た感じです。燃費度外視で高回転を常用して走ることができれば、とてつもなく速く走ることができるかもという点でもスバルSTIに似ているかもしれません。

しかし、しかし、乗り心地良いのにカーブで姿勢変化がほぼない点に良い意味で矛盾を感じました。本当に不思議です。

ただ、演出過多なエンジン音にはやり過ぎ感を正直感じます。高級クーペを求める方にはちょっと敬遠される部分もあるかもです。

残念な点は街中ではサイズ、特に幅が広すぎる点、そしてもはや3シリーズを感じない点、でしょうか？

古い人間の戯言ですが、M4を試乗している間に、「コンパクトボディで少しエンジンがシャシーより勝ってるから振り回せて楽しい〜！」と感じることができませんでした。。わたしは古い人間ですのでM3にそういう部分を期待してしまいました。やはり1600キロ超えだからでしょうか？1500キロ前後でというならば、じゃあ、1、2シリーズがあるじゃないか！となりますが、過去135iを購入したときに1シリーズと3シリーズでは熟成という点においてまだまだ雲泥の差があると身銭を切って感じましたので(135iは足回りが不満でした)やっぱり3シリーズに期待しちゃうんですね。

肥大化したM4の領域がM6とかの領域に被っているのかなあと思うとますます複雑な気分になるのであります。

ビーエムには思い入れがある分、キリがないので次回につづきます。長文ごめんなさい。

こんにちは。しんぼぽんこです。今回はこれまた久々にアルピナB5の話です。

アルピナB5に乗られた方ならご存知と思いますが、このクルマ、見た目は大人しいセダンながらAMG C63に匹敵する爆音の持ち主であります。中回転くらいで中々轟音を響かせてくれるので好きな人にはたまりません。。普通よりやや上の回転で走り去るところを見送る嫁さんいわく、

『音が下品(￣▽￣)』

『VIPカーみたい。。』

(ジャーマンカーズはこれでいいんだよっ！)

購入して1年が経過しましたが、数千キロしか乗っておらずやや宝の持ち腐れ状態のまま来年には車検です。大きなトラブルもなく一安心です。強いて言えば、AT制御が悪いくらいでしょうか。あとはボンネットフードを長く開けているとギロチンになること(￣▽￣)

そんなアルピナB5で少しドライブに出かけたとある早朝。

よく通る二車線の幹線道路では時折「早朝ネズミ捕り」をやっています。あさ6時位に通ると警官がパトカーとパトワンボックスカーを端に止めてレーダーを設置している光景によく出会うんです。

この日もそうでした。

しかし、なにかが違う。一車線規制になってパトライトがまわっているではありませんか。事故か？と思い、よーく見てみると、

新型ネズミ捕り箱の設置中でした。。


↑ 中央分離帯側


↑ 歩道側

いわゆる光電管式の新型でしょうか？これってレーダーに反応しないんですよね！

設置は中々大変そうでしたが、大変な分、効果絶大でしょうね。捕まる人が多そうです。。

あと15分遅く通っていたら、私も捕まっていたかもしれない！

そう思いながら、軽くアクセルを踏み込むと、ビルの壁から跳ね返ってきた轟音アルピナV8サウンドが早朝の朝闇にこだまします！

やっぱりたまりません！

でもスピードは控えます！！