こんにちは。しんぼぽんこです。フェラーリ612スカリエッティ2018年の話を続けます。前回は遠方家族旅行前の試運転で警告灯がたくさん点いたところまででした。
芋づる式に複数の警告灯が点き大ピンチ。ABSの不具合に起因したものですから、(ABSが効くようなブレーキングをしなければ)普通に走れますが、万が一があるので数キロ先のパーキングエリアに入ります。
エンジンを再起動しますが、やはりダメでした。始動直後にパッパッパッと警告灯一式が点きます。。ほんの30分ほど前に話したばかりですが、仕方ありません。また担当セールスに電話します。
私「今度はABS警告灯が点きました。連動して、トラクションコントロール警告灯と電子制御ダンパー警告灯も点いてます。さすがに不味いです。」
担当セールス「申し訳ないです。(中略)。遠方のうちで預かると来週の家族旅行までにお返しは厳しいので近隣のディーラーさんに直接いれて頂けますか。少しでも早く直せるかもしれません。わたしからもディーラーには連絡しておきます。ただ帰りの足はご自身で任意保険の故障代車をお手配いただけませんか。来週の家族旅行のためにF612をお買い上げ頂いたのに本当に申し訳ございません。」
私「承知しました。少しでも来週までに直せる可能性があればと思いますのでここからディーラーに直行します。」
ナビでディーラーを検索して不具合を抱えたF612を走らせます。果たして飛び込みでディーラーに預けて作業優先順位を上げて診てくれるのだろうか。。(普通に考えたら厳しいですよね。)
(ドラゴンクエストⅡで例えると)瀕死のサマルトリア王子(=F612)を連れたローレシア王子(=一応私)のようです。。(BGM:遥かなる旅路♪二人ぼっちのときの曲ですね♪♪)
程なく敷居の高いディーラーに到着し、ズラリと多数の競走馬、F12、F458、F488などが並んだショールームへ。しかし誰一人出てこず、わたしも場違い感半端ないです。が、こちらも一応フェラーリオーナー、「すみませーん」と声を出してみます。
すると、礼儀正しそうなお姉さんが、カウンターを外しておりまして大変失礼いたしました。。。と出てこられました。一安心して名前と要件を伝えると、「お待ちしておりました」と。
きちんと話が通っているではありませんか!
程なくして人の良さそうなサービスフロントの方が出てこられ、「○○(購入店)の○○さん(担当セールス)から話は伺っております。週末からどうしてもお使いになるとか。こちらも最善を尽くしますのでご安心ください。」
まるで大体どこが悪いのか検討がついているのかくらいの神対応。高熱を出して病院に運ばれたときの看護師さんとドクターのようです笑
「お帰りは最寄りの駅までタクシーを手配いたしましょうか?」と聞かれて、
「いえ健康のために歩きます。」と答え、ディーラーをあとにします。(タクシー代がもったいないとは言えない。)
駅までトボトボ歩いていると前から試運転らしきF458が。なんとかF612直ってくれよとすれ違いざまのF458に願いをかけます。
ひとりでトボトボ。ドラゴンクエストIのひとりぼっち勇者の気分です。。(BGM:広野を行く♪=アレフガルドの曲ですね♪♪)
まあしかし、クルマでドライブに出かけて、帰りは電車と徒歩ということほど虚しいものはありません。。。
二日後。。。
担当セールスから電話が入ります。
「お待たせしました。診断が出ました。
エンジンチェックランプは、右バンク側ソレノイドバルブの吸気センサーが信号を拾えていないのが原因(セカンダリーエアーのエラー入力有)でした。エラーリセット後再発はしてません。一時的な不具合の可能性もありますので様子を見ていただけますか。費用は点検リセット代で2諭吉ほどです。
続いて、ABS、CST、SUSP failure点灯の件なのですが、、、こちらは右フロントABS信号が拾えていません。その不具合に連動してCSTとSUSPの警告灯が点灯した模様です。こちらはリセット不可ですので、右フロントABSセンサーを交換する必要があります。こちらのセンサーはハブベアリング一体型ですので費用が14諭吉ほど掛かります。」
ABSセンサーが14諭吉…。。
空恐ろしい話です。ハブと一体型というのがそもそも恐ろしい。聞くとパーツ代が7万、工賃が7万とのこと。(ディーラー工賃おそるべし!)
ここでトータル16諭吉使うと、来週からの旅費の半分近くが消えることになります。。。。
黙って聞いていると「費用負担なのですが、今回も弊社がご迷惑をおかけしてますので、総額16万のうち工賃9万円はこちらで負担いたします。ABSセンサー部品代7万をご負担いただけませんか。。」
保証なしで購入しているのにまたまた有難いお申し出。さらに!
「とにかく急ぎ作業するようにディーラーには話をしてますので最優先で着手してくれています。パーツも国内在庫ありでうまくいけば出発前日のお渡しが可能です!」
おお、来た!日光さんに乗っていける!!
たしかに7万の出費は痛いのですが、もう直ることがプライスレスに嬉しくてたまりませんでした。
いよいよ、家族四人、F612で奥日光向けて出発できる目処が立ってきました♪
ドラゴンクエストIIでいうと、ちょうどローレシア王子(私)、サマルトリア王子(F612)、ムーンブルク王女(妻子)が全員揃う瞬間まであとわずかなのであります!
次回に続きます。読んでいただきありがとうございました。
※一部画像はwebより拝借いたしました。