こんにちは。しんぼぽんこです。ポルシェ991.2GT3RS 2020年の話をつづけます。
前回は991.2GT3MTを求めて数件PCを訪問したものの皆口を揃えて991.2GT3RSの方が良いですよ!というところまででした。
最後に訪問したPCで言われた991GT3MTに乗り替えても991.2GT3RSがMTになるわけではない!が妙に説得力がありました。もう大人しくしておこうと思いながらも、GT3RSの査定の際に4000キロを越している走行距離が過走行であると指摘され、もし売却なさるなら5000キロまでに決断したほうがいいと言われたことも気がかりでした。
ある時、何気に991GT3RS MTでネットを検索していると991.1GT3RSをMTに換装するという動画を発見します。アメリカだったと思うのですが製作一部始終を動画にアップしています。ミッションは991の限定車911Rの6MTを使用しています。なかなかクレイジーな動画でした。金額はおおよそ5万ドルくらい?。お値段もクレイジー。
わたしもバカなので、三年保証が切れたら換装してやろうかと妄想します。。そして、空冷993を診て頂いてるビルダーさんにこの動画の話をして、できるかどうかを尋ねます。
ビルダーさん「うちは空冷専門だから水冷はやらないけど、仮にやるとしても5万ドルでは無理。もっと費用かかる。PDK→MTで電脳を換えないとダメなんだけど元々の設定でMTがあればともかく991.2GT3RSはPDKだけだから厳しい。991Rのミッションを手に入れても間違いなく電脳で行き詰まる。やめておきなさい。」
わたし「…」(小さくなります)
ビルダーさん「うちのお客さんで991.2GT3PDKをMTに換装作業中の人いるけど、このコンバートは可能なのだけどな。わははは。」
わたし「…」(さらに小さくなります)
こうして妄想はあっさり妄想のまま終わりますが、ミッションのことで話題に出た991型の911R。
デビュー時はこんなクルマ縁がないとあまり深く関心をもたなかったのですが、改めて見ると、、すごい。。。
991.1GT3RSの500馬力エンジン、ボンネットとフェンダーがカーボン、ルーフがマグネシウムで50キロ軽量化、そしてオプションでシングルマスフライホイールとかなり硬派なクルマ。。
そりゃ人気出ますよね。。世界限定991台、新車2629万円がピークは邦貨換算一億円までプレミア付いたとか。(1948台の991speedsterより少ない)
まさに991.1GT3RSのツーリング仕様MTといっても過言ではありませんね。
ちなみに海外サイトを見ると、2019年冬当時の相場は邦貨換算4000万から5000万。一時は1億近かったのに991.2GT3ツーリングを発表したことからガクンと下がったようです。
最低4000万…。991.2GT3RSと993とF612を売って残りはローンでいけるのでは!とまたバカなことを考えます。。
懸念は、ほぼ100%並行ものになること。メンテナンスの問題。そして基本コレクションカーであること。
私はGT3RSを一年足らずで4000キロ以上乗ってしまっているのでコレクションカーの所有には明らかに不向き。。
しかし、やらずに後悔するよりはやって後悔!ということで、2019年末近く、国内で販売実績のある店舗にアポを取ります。
電話とメールでの対応ですが、中々丁寧です。
要点としては、
3台ドイツ本国仕様を買い付けており順次日本に来る。距離300キロ未満。すべてシングルマスフライホイール仕様。4800万から5500万予定。(4000万ではなかった)
991Rの相場は991.2GT3ツーリング発表で下がったが、991.2GT2RSおよびGT3RSのバイザッハPKGの生産台数が思いのほか多かったことからコレクターが991Rを買い戻ししており相場は再度上がり気味であること。ただし、オプションのシングルマスフライホイール付きが条件。(ちなみに日本仕様はダブルマスしか選べなかったそうです)
わたしも資金計画を話し、先ず991.2GT3RSの下取査定を依頼して、絵になりそうであればお伺いして現車拝見させてくださいと伝えます。
お店の方も査定頑張ります、メールで画像などなど詳細お待ちしていますとのことで、商談開始です。。
そして連絡を待っている間、今回は並行車になることからメンテナンスに不安があり、例によって購入店が遠方なので、近隣のつきあいのあるクルマ屋さん数軒に相談します。
991R、ドイツ本国仕様ならテスターは問題ないとのことでしたが、釘を刺されたのは走行距離。。
「〇〇さん、このクルマ乗ったらダメだよ。」
「山に行くなんてとんでもないよ笑」
わたしが構わず距離を乗るタイプなので忠告を受けます。ある程度資金計画も話し、万が一の売却でも残債勝ちにはならないだろうと言う話でしたが、とにかく991Rはコレクターカーだから。と言うものでした。
そして、数日で年が変わり2020年。
991Rのクルマ屋さんからは991.2GT3RSの相場が下がっていて値段が出しづらいです。もう少しお時間頂けますかと2度ほど丁寧なお電話を頂いたきり連絡がなく。。。
また「わたしも乗ったらダメだよ」という忠告が胸に刺さり991Rの商談続行の決断ができず、このクルマ屋さんに「査定まだですか」の電話も出来ず。。。
結局、自然消滅になってしまいました。。
しかし答えは出ました。
991Rこそが991GT3RSのMT。
「乗らない」という暗黙のルール?を守れる様になったら、再度このコレクターカーに挑戦しようと思います。
次回に続きます。
読んでいただきありがとうございました。

※画像はwebより拝借致しました。
Posted at 2021/03/28 17:50:39 | |
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