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しんぼぽんこのブログ一覧

2021年05月16日 イイね!

ポルシェ991.2GT3RSの話 その20 2020年「フェラーリ488GTB、試乗どころか商談待ち!」

こんにちは。しんぼぽんこです。ポルシェ991.2GT3RSの話を続けます。

前回は購入を決めかけていたペルフォルマンテの整備の件で懸念が発生し即決をやめ、第三候補であるフェラーリ488GTBを見に行こうとするところまででした。

そもそも今回乗り換えようとしている991.2GT3RSは2019年式ですからなるべく同年式、譲って2018年式までと決めておりました。

また488GTB(2015-2019)に関しては、エンジンターボ化に伴い前モデルの458Italia(2009-2015)の方がエンジン音が良いと巷で言われていることが選考を難しくします。(2015年のデビュー時のプレス向け試乗会で、カーグラの偉い人がフェラーリの偉い人に所感を求められた際、フェラーリ自身えらくエンジン音へのコメントを気にしていたらしい)







ただ、カーグラの試乗記などを見ていると2018年モデル以降は初期のものより「エンジン音色」に関して幾ばくか良くなっている模様で、488GTBに関しては特に2018年モデル以降を強く意識して探します。

ディーラー販売物件で絞って行きますが、488GTBもペルフォルマンテと同じく昨年より300万近く相場が下がっており、うまく行けば3000-3300くらいで見つかりそうです。あれこれ素人精査の後、同一ディーラーで2018年モデル2台(A車とB車とします)をピックアップしてアポイントを取ります。

ちなみに、
A車はオプション少なめ、距離普通。
B車はオプション多め、距離少なめ→予算超過

アポイント取り時の会話は割愛しますが、
・どちらも入庫したてである
・いま見ることができるのはA車のみ
でした。

さすがはフェラーリ、エンジンだけでなく販売の方もなかなか回転が早いようです笑

数日後きちんと応対してくれるのかとドキドキしながら訪問、受付のお姉さんに担当セールスを呼び出してもらっている間ショールームで待ちます。

すると頭上から、

ドガドガドガドガ、バシューーーン♪

♪♪ドガドガドガドガ、トカトカトカトカー♪♪

2階展示場にフェラーリを搬入しているようです。室内ですから反響してかなりの音です。ただ始動してから10秒くらいで「トカトカトカトカー♪」とボリュームを絞っていくのでそこまで不快ではありません。

むしろ良い音♪♪♪

車種はなんだろうなあと考えていると、、、

「〇〇様、お待たせいたしました。」
と担当セールスさんが登場。

「いま2階で動かしているフェラーリが〇〇様ご希望の488GTB(A車)でございます。ちょうど展示準備が整ったところでございます。」

(ゲッ、あれ488GTBのエンジン音だったの。めちゃいいじゃないか!)と言いたいところですが、あたかも当然という体を貫き、

「よろしくお願い申し上げます。」と。笑

2階展示スペースに上がり実車を拝見します。
お恥ずかしいながら、488GTBを間近で見るのは初めてのことです。

ぱっと見の第一印象は、ウラカンペルフォルマンテより随分とエレガントだなあということ。また車高が意外に高くタイヤとフェンダーの隙間は拳半分はあります。それでも低くワイドに見える。。このあたりはフェラーリデザインの妙でしょうか。

カッコいい笑

無理矢理とってつけた感の左右リヤフェンダーの大きなダクトは近くから見ると大迫力で許せます笑

上段はエンジンエアインテークへ、下段はインタークーラーへと役割がセパレートされています。







運転席に座ると、センターコンソールの出っ張りが無いに等しく、かなり低い位置にシンプルに三つのボタン「R」「L」「A」が縦に並んでます。室内は明るく、とても開放感があります。

センターコンソールが高く、びっしりスイッチの詰まったインパネを持つウラカンペルフォルマンテとは全く逆の雰囲気です。(ウラカンペルフォルマンテは囲まれ感が異様に強いです。走るための仕事場的な感じ。991.2GT3RSに近い印象ですね。)


488GTB


ウラカンペルフォルマンテ


991.2GT3RS

488GTB、ケイマンやウラカンと違いシートバック後ろには空きスペースがありバッグを置ける「棚」があるのもありがたいです。(2名乗車時いちいちトランクに入れなくて済む)

余談ですが、GT3RSも不便です。クラブスポーツ仕様でリクライングしないスポーツバケット&ロールケージだとリヤスペースへのアクセスは厳しいです。運転席から手だけを伸ばして積み荷をゴソゴソ触る時、指輪や腕時計がロールケージに当たり双方にキズが付く懸念もあります笑

まあ、488GTB、なかなか良くできたパッケージングです。クルマから降りヌメヌメとしたラインのドアエッジを撫でながら、担当セールスさんに今回の購入検討経緯を全て話します。

さらに最大の懸念である488GTBの柔いと言われる乗り心地や幾分かは改良されたらしいF154CBターボエンジン音を確かめるべく試乗をお願いします。

結果試乗はNG。。。
商品車の試乗はできませんと。
488GTBの試乗車もいまはありませんと。
(F8トリブートが出たので)

しかも、、、

実はこのA車に関しては先に商談をしている人が居るので、商談順位は二番手ですと。(入庫したてで既に商談中とは!)

ついでにB車の状況を聞くと既に5番手ですと。(みなさんお好きですよね。わたしも含めて5人なんて絶対無理ですよね笑笑)

ただエンジンを掛けるのは構いませんとおっしゃるのでエンジン始動のみさせていただきます。キーレスゴーでキーをポケットに入れて、ステアリング内の赤ボタンを押すだけです。

ドガドガドガドガ、バシューーーン♪♪♪

クァーーー♪♪♪とエンジン音が鳴り響きます。

アイドリング音は共鳴音に近くオーディオシステムの試聴会のようです。(F612に比べたら絶対的な音量はかなり大。賛否ありますね。)

想像通り、ウラカンペルフォルマンテに比べたら美声です。。。

488GTBがララァのエルメス

ウラカンがドズルのビグ・ザム

というところでしょうか笑





結局488GTBは試乗できないことから、乗り心地と走行エンジン音を確かめることが出来ず担当セールスさんに根掘り葉掘りフィーリングを聞くのですが、走ってなんぼの部分にはあまり造詣が深くない模様(古美術商みたい)で的を得た返事は頂けず…。まさかの買わないと分からないというオチに行き着きます。。。

しかも商談順番が来ないことには前に進まない!

順番が来た際にこちらからご連絡差し上げますということでその日は家路につきました。

試乗どころか商談順番待ち!という488GTBでした。フェラーリ人気おそるべし!

次回に続きます。読んで頂きありがとうございました。
※画像はwebより拝借いたしました。
Posted at 2021/05/16 13:55:56 | コメント(2) | トラックバック(0) | 991.2GT3RS | クルマ
2021年05月09日 イイね!

ポルシェ993カレラ4 3.8 の話 その75 2021年「原点回帰」

こんにちは。しんぼぽんこです。コロナ禍長引きますね。。変異株は脅威です。以前すぎやまこういち先生がコンサートでおっしゃった「生きているだけでありがたい。」まさしくそんな事態ですね。日々感謝しなければなりません。さて、今回は久々に993の話です。

2019年にフロントバンパーやリヤフェンダーストーンガードなどを再塗装、貼り替えをやってからは飛び石を嫌って一般道ばかり走ってました。(なぜかわたしの993は他車に比べてバンパーに飛び石を喰らいやすい。。。)

そしてまあ経年劣化なんでしょうが、2020年にはシフトリンケージロッド脱落で走行不可になる路上故障で一本道にて大渋滞を作り世間様に2時間近く大迷惑を。

リンケージロッドを治すタイミングでパワステギヤボックスから大量のオイル漏れ発覚でこちらのオーバーホールも発生。。。

大枚をはたき、一通り直したものの、飛び石を喰らいたくない&故障リスクを考えて、すっかり守りに!(より一層近隣一般道しか走らなくなってしまった。)

2021年に入ってからは月50キロ走行とかそんなレベル。

そして先日。

2016年のエンジンフルオーバーホールから5年が経ったなあと感慨深げに頭をエンジン下回りに突っ込むと…

なんと!

またまた、ところどころ滲みが来てる…。

5年経ってるから仕方ないな!



今から数年でまたダダ漏れになるのか、もううんざりだな!

という気持ちが乱立!

乱れた心を正すべく、先ず高速道路で低いギヤで目一杯回して燃焼室内のカーボンを吹き飛ばし、数日後、991.2GT3RSでよく走るワインディングに持ち込みました!(リスキーなので993でここは走ったことがない)

空冷993カレラ4 全然曲がらない!笑ってしまうほど曲がらない!足回りもダンパーは新しいけどブッシュ類は旧いままだから、切り始めの腰砕け感が恐ろしい!

けど、ままよ!とアクセルを踏み込み、納得が行くコーナリングが出来たときの幸福感はなんとも言えないものがありました!

エンジンオーバーホールした際、ビルダーさんが言ってた、空冷運行三原則(笑)

「3000回転より上で走る」
「一般道ではなく高速道路を走る」
「渋滞に入らない」

大規模修繕してからこれ全部忘れてた笑
だからオイル滲みが始まったんだ!

今日から三原則守って、オイル滲みストップ!
原点回帰します!!



読んでいただきありがとうございました。
Posted at 2021/05/09 16:14:26 | コメント(0) | トラックバック(0) | 993 Carrera4 3.8 | クルマ
2021年05月05日 イイね!

ポルシェ991.2GT3RSの話 その19 2020年「ウラカンペルフォルマンテ即決できず!」

こんにちは。しんぼぽんこです。ポルシェ991.2GT3RSの話を続けます。

前回はウラカンペルフォルマンテのA車を遠方ディーラーに出向き拝見試乗したところまででした。ちなみにA車の仕様は、ノーマルシート、magneto-rheologicalなし、ホイール5穴。

ひとつはっきりしたことはmagneto-rheological suspension付きがマストであること。

これの付いたペルフォルマンテスパイダーが非装着のクーペより足回りのしなやかさは上。歴然とした差がありました。(スパイダーボディはクーペボディより80kg重いことを考えると尚更)

さて、もう一台の候補のペルフォルマンテクーぺB車。このクルマの仕様は、スポーツバケットシート、magneto-rheologicalあり、ホイールセンターロック。

このB車、かなりの遠方のディーラーで完全なWEB商談となります。。数回大量の画像を受信、こちらからはGT3RSの大量の画像を送信。

あれだけ嫌だったバケットシートも先日の試乗で路上を走るとそこまで辛くもなかったことから前向きに受け入れる気分になります。

担当営業さんの丁寧さやディーラーならではの安心感もあり、話はトントン拍子に進みます。値引きも期待以上で、そしてとどめは991.2GT3RSの下取価格がさくっと最高額2●00万!(マイポルシェセンターの買取価格より100万高い)

流石に値引き込みかと思いましたが、ペルフォルマンテ自体の値引きも中々奮発して頂いてたので、正味の下取りなのでしょう。

しかしまあ、マイポルシェセンター、あれだけ値打ちを上げておきながらランボルギーニディーラーに100万も負けるとは!(何か事情があると思いたいというか、そう信じたい…。)

これで家族の了解をとりつけて、いよいよ購入か!?というところで再びつまづきます。

それはメンテナンスです。

わたしは自宅近隣のランボルギーニディーラーで診てもらえると思っていましたが、「それはできません。」と。。。経営母体が違うから?理由は教えてくれませんでしたがダメなようです。インポーターの傘の下で正規物はどこででも見てもらえると思っていたのでこれは意外でした。

B車担当営業「弊社ご対応としては定期点検時の陸送代を3往復分負担させていただきます。うちで販売した車はうちで診させてください。」

わたし「細かなマイナートラブルや保証修理が発生した場合はどうなりますか?」

B車担当営業「遠方ですのでボックスタイプの積車でお引取に伺います。」

おそらく契約している陸送会社があるのでしょう。大変ありがたいのですが、かなりの距離であります。またテスターがあればすぐ解決できる内容でも愛車を旅立ちさせねばならないのも正直不便です。

そう言えば前回のA車の営業さんもなにかあればすぐに引取に伺いますと言っておられました。

二者とも近隣のランボルギーニディーラーのサービスさんを紹介してくれたら済む話なのですが、それができないようです。

なにか事情があるのでしょう。
しかしまあ、
思わぬ不便が発覚し即決できなくなりました。



ウラカンペルフォルマンテクーペ、991.2GT3RSの後継機として白羽の矢を立てたのに…。

そして…

残るはもう一台。

フェラーリ488…。。。

社内デザインに移行してからの新しいフェラーリは、独特の雰囲気や高い価格から到底縁のないものと認識しておりましたが、遂に扉を開け「488GTB」を見に行くことにします。



今回は各車、ディーラー販売物件に絞って検討しているのでフェラーリ488GTBもディーラー物件に絞ることになります。

ただ、以前マクラーレン720S試乗中にマクラーレンセールスさんがわたしに言ったひとこと。

「フェラーリ488は高級サルーンのような乗り心地になっちゃいましたからねぇ。」


※高級サルーンのイメージです♪

この一言がとてもひっかかっており、488は自分が求めているところよりソフトなのではなかろうかと悩みはつきないのであります。

だから今回、マクラーレン720S→ウラカンペルフォルマンテ→フェラーリ488とスポーツ度の高そうな(スーパーカーの)順番で見ているわけですね。

ただ、これは、他人の言葉を鵜呑みにして自分で確かめもせずにフェラーリ488GTBを勝手にスポーツ度が相対的に低い!と決めつけているだけだとも言います。

さあ実際のところはどうなのでしょうか!

次回に続きます。
読んで頂きありがとうございました。

※本文中の画像はwebより拝借いたしました。
Posted at 2021/05/05 17:29:49 | コメント(1) | トラックバック(0) | 991.2GT3RS | クルマ
2021年04月29日 イイね!

ポルシェ991.2GT3RSの話 その18 2020年「ウラカンペルフォルマンテのmagneto-rheological suspension」

こんにちは。しんぼぽんこです。ポルシェ991.2GT3RSの話を続けます。前回はウラカンEVOに試乗してその存在感(音)に圧倒されるところまででした。

ウラカンEVOより洗練された足回りのウラカンを求めて、前期型ウラカンペルフォルマンテの中古車を探します。ウラカンペルフォルマンテは991.2GT3RS同様ニュルブルクリンク北コースの周回タイムに主眼を置いたクルマ。ならば足回りも同じようなしなやかさと強靭さを持ち合わせるのでは?と考えたわけですね。

ウラカンEVOを試乗させていただいたディーラーには出物はなく、遠方に数件販売物件を見つけます。(もちろんディーラー販売物件)早速アポを取ります。

並行して、いよいよ乗り替えが現実になってきたことから991.2GT3RSの買取を購入ディーラーに相談します。しかしここでつまづきます。買取が安いのです。数か月前に991.2GT3MT検討時に打診された金額より2割安い!暴落です。話を伺うと「オークションでは、2※00万円まで下がっています。さすがに販売店として、またポルシェディーラーとして2※00万円とは申し上げれません。2▲00万円でお願い致します。。」(正直2▲00万円でも買い替え止めようかという買取金額でした。)

今回は無理だなと思い始めたタイミングで、打診したペルフォルマンテの販売ディーラー2件から丁寧な案内メールが来ます。このとき中古ペルフォルマンテ(クーペ)の相場は3100から3300万と一年前より500万近く下がっていました。(ウラカンEVOを新車で買うより安い)

一件(A車とします)は実車を見に行く予約を、もう一件(B車とします)は一層遠方で見に行けないので電話メールで詳細画像依頼をします。

Aの仕様は、ノーマルシート、magneto-rheologicalなし、ホイール5穴。
Bの仕様は、スポーツバケットシート、magneto-rheologicalあり、ホイールセンターロック。

個人的には、ノーマルシート、magneto-rheologicalあり、ホイール5穴が希望なのですが、販売物件がなく。。。GT3RSに準じるならB車にすべきなのですが、ウラカンペルフォルマンテのスポーツバケットシートはとんでもなく薄くハードなのです。(昔の国鉄の駅のベンチみたいな感じ)アイポイントはバケットシートの方が丁度良いのですが。

予約した日にF612でシュッとワープしてA車を遠方ディーラーに見に行きます。高速道路巡航のF612は神でした。

早速ペルフォルマンテA車の印象です。

ウラカンペルフォルマンテはウラカン前期型ベースですから、991.2GT3RS同様メーター内右側にナビモニターが映ります。これは私にとり山を走る時の大切なポイントです。。タイヤ交換に有利な5穴ホイールにクッションのたっぷりしたノーマルシートでバッチリです。(アイポイントは少し高いですが)逆にネックは空気圧センサーが非装着、そしてmagneto-rheologicalがないこと(新車時70万くらいのオプションだった)



magneto-rheological非装着の懸念を話すと、担当営業さんが下道と高速を一回りいきましょうと促され、そのまま試乗へ。例により最初は助手席、途中から運転のスタイルで行きます。

後に出るウラカンEVOと同じエンジンですから、パワー感(640馬力)は同じ、ペルフォルマンテの売りのALA(可変エアロ)は買ってからのお楽しみという感じ。(普通の速度ではわからない)しかし、ウラカンEVOとは明らかに違うのはペルフォルマンテというオーラ。991.2GT3RSやマクラーレン720Sに比べたら簡単に速くは走れないけど、乗りこなせたら相当渋いぜ!みたいな。相当征服感がありそうです。



肝心の足回りですが、、、ノーマルシートのクッションの良さを打ち消してしまうほどmagneto-rheological非装着車はハード!笑

下道バンピー、高速バンピー。ずっとバンピー。高速道路ではギャップで跳ねるのが怖く、ボチボチ走っていたらこれみよがしにAMG GTにぶち抜かれる有様。

担当営業さんもmagneto-rheological非装着車がここまで違うとは思っていなかったようで(大概magneto-rheologicalが装着されている模様)、わたしが「これはバンピーですね。厳しいですねー。」とこぼしていると「ペルフォルマンテスパイダーでmagneto-rheological付があります。比較試乗してみてください!」とご提案が。

わたしは「ありがたいですが、ペルフォルマンテスパイダーを買える予算(4000)はさすがにありませんよ」と断りますが、「構いません。どうぞどうぞ。」と同じルートを乗せていただきます。

わたしはスパイダーという柄では無いので幌を閉じたまま比較試乗にいきます。このスパイダーはmagneto-rheologicalあり、センターロックホイール、スポーツバケットシートでした。(皮肉にもB車と同じ仕様)。

バケットに座り込むときやはり国鉄のベンチのようなシートで臀部を被弾します。ただショールームで座るのと違い5.10分と座り続けるとそこまで苦痛でない雰囲気になってきます。アイポイントはグッと下がり良い感じ。

下道を出だすと、いきなりmagneto-rheologicalの良さに私と担当営業ともども舌を巻きます。バケットシートの薄さを差し引いても利ありです。先日のウラカンEVOと比較してもややしなやかかもしれません。そのまま高速に上がりますが、やはりしなやかさは維持されています。そして、4WSの無い単なる4WDのペルフォルマンテのコーナリングはもの凄く自然で好印象。操舵感はウラカンEVOよりウラカンペルフォルマンテの方が良いです。

まあ、乗り心地はGT3RS並みに良いとは言えませんがウラカンEVOよりは良い!これならGT3RSのリアルスポーツな部分とスーパーカーのエキゾチックな部分の塩梅が丁度良さそうです。エンジン音が爆発音のようにゴツいのが玉にキズですが、まあ定期的に近所にお菓子を配るしかないですね。

試乗後、担当営業さんには「無理にmagneto-rheological非装着のクーペは勧められません。装着のクーペをお探しします。」と紳士な対応をいただきました。(わたしはスパイダーをプッシュされると思った、またmagneto-rheologicalを後付けはできない模様)

なんだかんだと長居をしてしまいすっかり夕方になります。娘からメールが来て「今日はわたしの誕生日パーティーなのにどこに走りに行ったの、はやく帰りなさい」とクレーム。遅くなると痛い仕打ちにあうので、わたしからは991.2GT3RSの査定を担当営業さんに依頼して、失礼することにしました。

帰路サービスエリアで山ほど土産を買いF612のV12エンジンを目一杯回して帰路を急ぎました。

ウラカンペルフォルマンテなかなか良さそうです。

次回はペルフォルマンテB車の話です。
読んで頂きありがとうございました。
Posted at 2021/04/29 17:01:10 | コメント(2) | トラックバック(0) | 991.2GT3RS | クルマ
2021年04月17日 イイね!

ポルシェ991.2GT3RSの話 その17 2020年「ザ・スーパーカー」

こんにちは。しんぼぽんこです。ポルシェ991.2GT3RS 2020年の話を続けます。

前回はふとしたことからマクラーレン720Sを試乗してヘトヘトになったところまででした。

そのあと何度かお電話や見積をいただき、中古を3000プラスでご案内できるとプッシュされます。720Sはたしかに魅力的でしたが、GT3RSと被る部分も多く、スーパーカーというよりリアルスポーツカーな印象。自分の気持ちに正直になると、もし仮に本当にこのまま1年でGT3RSを降りるなら次は「スーパーカー」が良い。

このままではお返事できないので、720Sの試乗中にも話題に出たフェラーリ488とランボルギーニウラカンを自分の目で確かめに行くことにします。

マクラーレンセールスにサルーンのような乗り心地といわれたフェラーリ488は後回しで、先ずランボルギーニウラカンにアポを取ります。

手を尽くし(Dに電話しただけですが笑)、ランボルギーニ ウラカンを見せていただくことになります。時期的にちょうどウラカンEVO AWDの試乗車が常駐、まもなくウラカンEVO RWDの展示車がやってくる、そんな時期でした。

991.2GT3RSは5000キロ近くに来ていましたので洗車して車庫に封印(笑)(PCで普通の方の2年分乗られましたねと言われたのが重し)

ほんとはGT3RSで行きたいところをF612でディーラーさんに行きます。ランボのセールスさんに今回の検討経緯を話すと「GT3RSを一年で5000キロ乗られるとは余程運転がお好きなんですね!そういうクルマ好き運転好きの方に是非ウラカンEVOも乗っていただきたいです!」と促されるまま早速ウラカンEVO LP640-4を見せていただきます。



背が低いです。
デザインは最高に良いですね。特にEVOになってアレンジされたリヤはカッコ良いです。ハニカムのグリルが本物の網(当然ですよね)



まさしくザ・スーパーカー。
このクルマのオーラに勝てるドライバーは果たしているのでしょうか。。

ランボセールスさんが、例の自爆スイッチを押してエンジンに火を入れます。





ズガズガズガズガ、ドドドドォーン!!!

超爆音!史上最大級に爆音!
これは近所に定期的にお菓子を配らないとダメなやつです。

緊張しながら試乗へ。リクエストをして最初は助手席、途中から運転席に変わることにします。以下、独断所見です。。。

ウラカンEVO、640馬力ですが車重が1630キロあり、GT3RSより約200キロ重いんです。パワーウエイトレシオはEVO2.55とGT3RSの2.75より優れているのですが街乗りは遅いですね。エンジンも下のトルクが薄いため、おのずと高回転を使うことになるのですが、室内外共にエンジン音が大きいのでどうしても遠慮がちになります。このあと高速試乗もしたのですが、巡航レベルですでに会話は厳しいです。(おそろしい)

走行モード ストラーダ、スポーツ、コルサのうち、ストラーダでも高速100キロで会話がやや聞きづらいです。一段上のスポーツだと会話はかなり厳しい。GT3RSもなかなか盛大ですが、それと同等かそれ以上かもしれません。エンジン音大好きのわたしでもこの点はマイナス評価となりました(難聴になる)。スポーツは、せっかくエンジンミッション制御がストラーダより俊敏になり好みだったのに惜しいです。

さらに上のコルサだとパドルシフトでの手動変速のみになり自動シフトなし。それが良いも悪いも、コルサの音量がそもそもうるさすぎて使えません。。。(アイドリング時点で唸っている)。

ウラカンEVOの走行モードもGT3RSのようにPDK制御をノーマルとスポーツ、スポーツエギゾーストをオフとオン、別々に切り替え出来ればなと思いました。。

次に乗り心地。こちらはGT3RSよりはっきり悪いです。しなやかさに欠けます。車重が200キロ近く重いせいもあるかもしれないですが。とにかくGT3RSの乗り心地が例外的に良いだけなのかもしれません(これからいけばマクラーレン720Sの脚は優秀)。ちなみに高速道路ではある程度安定してくれますがやはり跳ねることへの不安感がつきまといます。

操舵面に関しては、EVOから変更された4WSシステムで、グイグイ曲がる印象です。フロントが外に逃げそうな場面でもニュートラルむしろオーバーステア気味に鼻先が入ります。アクセルを離さなければ絶対?事故らないと思います笑。ただ、この制御が生理的に違和感あり、なんとなく「万能車」ランエボのAYCに似ている気がしました。ウラカンEVO=ランサーEVO笑笑(セールスにこの話をするとEVO RWDをすすめられた)

視界に関しては、後ろは見えません。後方視野はとても狭いです。前の視界に関してはアイポイントがやや高め。せっかく全高が低いのに着座位置が高いせいかポルシェよりドラポジが高く感じました。お尻が底についていない感じで、F612と同じくらいかと思います。ウラカンの室内、ダッシュボード先までが長いから余計にそう感じるのかもしれません。オプションのバケットシートにしたらいかほどか変わるかもしれません。とにかくドラポジはもう少し低くなれば最高なのになと強く思いました。

あと細かい話なのですが、GT3RSのようにメーター内にマップが出ないのです。山を走るときに視線移動が少なくなることから重宝していたのですが、、これは不便。(ウラカン前期型はメーター内にマップが出る)

だいたいこんなことを感じながら、試乗を終えました。ランボセールスさんは、「〇〇様はしっかりアクセルを踏めてるのですぐ乗りこなせますよ!」と助言してくれました。聞くと、くわばらくわばらでしっかりアクセルを踏み込めず結果かえって危ない挙動を誘発する試乗が多いらしいです。セールスさまも命懸けですね。

試乗後、GT3RSとの比較話は失礼になるかと思い最小限にとどめ、乗っていったF612のV12エンジンの話で最後は盛り上がり失礼させていただきました。

ウラカンEVO、991.2GT3RSを手放して買うにはやや役不足かなというのが率直な印象。しかししかしサイボーグ然としたポルシェより獣の血の匂いがするランボルギーニのほうが心拍数は上がるのもまた事実。。ドキドキ感は確実にウラカンEVOが勝る。。

991.2GT3RSは
レーシングカーベースのスポーツカー。

ウラカンEVOは、
スーパーカーベースのスポーツカー。

ウラカンEVO、自分がいまイメージするものにマクラーレン720Sよりは近いかもしれないな。。。

大爆音は定期的に近所にお菓子を配るとして笑、

問題は足回りがもう少し洗練されていれば、、、

そうだ!

991.2GT3RSと同じくニュルブルクリンクのラップタイムを意識したウラカンペルフォルマンテのほうがEVOより足回りは洗練されているかもしれない!

次回に続きます。読んでいただきありがとうございました。
Posted at 2021/04/17 16:29:59 | コメント(3) | トラックバック(0) | 991.2GT3RS | クルマ

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