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2021年04月04日 イイね!

ポルシェ991.2GT3RSの話 その16 2020年「マクラーレン720Sとポルシェ991.2GT3RSの比較」

こんにちは。しんぼぽんこです。ポルシェ991.2GT3RS 2020年の話を続けます。

前回は991Rの存在に苦悩?する話まででした。今回の話もきっかけはYouTubeで米国人のあげた動画がきっかけです。(最近の動画の普及は凄いですね…静止画派のわたしはついていけません)

その動画、マクラーレン720Sがとてつもなく速く、ゼロヨンチャンピオンだという内容です。(もちろん改造車には勝てませんが)半信半疑で動画を観ると確かに速い。停止からの加速だろうが、走行中からの加速だろうが、関係なしに速い!

これはちょっと720S実物を見てみたいなと思い、以前570GTを拝見&試乗させてくれたディーラーの担当者に連絡します。試乗も含めて、ふたつ返事でオッケーを頂き約束の時間に訪問します。

ショールームに着くと担当セールスさんが、720Sの試乗車のホイールを磨きながら「お久しぶりです!」と挨拶をしてくれます。以前540Cおよび570Sを比較検討していたものの、結局991.2GT3RS購入になった話はしていたので「991.2GT3RSはどうですかー」と聞かれます。

わたしも「720Sはどんなんですかー」と返します。すると「720Sは素晴らしい乗り味ですよ。例えばフェラーリだと最新の488は高級サルーンの様な乗り心地になっちゃいましたからね。うちのは乗って納得ですよ。」と車好きのツボをついてきます。



掛け合いもそこそこに、720Sの試乗になります。約3500万もするスーパーカーをあまりにも惜しげなく案内なさるので戸惑いましたが、マクラーレンの良さは乗らないと分からない!がこの担当セールスの持論とのことで遠慮なく試乗に入ります。

ちなみにマクラーレン720Sのスペックは、
4543×1930×1196
1420kg (DIN)(→GT3RSより50キロ軽い)
3.9リッターV8ターボ
最大出力720ps7500rpm
最大トルク78.5kg5500rpm
※サーキットではリッター1くらいだそうです。

991.2GT3RSと、長さは同じ、幅は5センチ広い、高さは10センチ低い。馬力は、GT3RSよりGT2RSに近い数字ですね。。この試乗車は走行約3300キロでタイヤの溝はやや少なくなっています。(皆さん踏んでますね。。)

ディヘドラルドアを開けて室内にアプローチします。570系より横方向への展開幅が数センチ減り約45センチあれば開けれるとのこと。ミラーを含んだ車幅が212センチ、片側ドア展開で約240センチ。ドアが跳ね上がる高さは約200センチ。

まあいずれにしてもイオンとかに乗っていくクルマではありませんね。隣にクルマがいると怖くてディヘドラルドア開けられないですよ。。(BMW i8しかり)

ポルシェより低い着座位置の運転席に座り、やや合わせにくいパワーシートスイッチに悪戦苦闘しながら、ポジションを決めて、視認性を確認しますが720S素晴らしく良い視界です。(マクラーレン車はみな視認性が良い)

720S、エンジン始動直後は中々勇ましい音ですが、1分ほどでトーンが下がり段々落ち着いてきます。このエンジン音は外で聞いたらいわゆるスーパーカー系V8エンジンのサウンド。

しかし、なぜか室内で聞こえる回転音(サウンド)は違います。強いて言えば以前試乗したホンダシビックTYPE R(FK8)のエンジン音に似ています。湿った感じが消え完全に乾ききった音です。これはこれでレーシーで良いのですが音の厚みに欠けます。

ですので、屋外に響き渡る音そのままを車内で期待するとやや拍子抜けします。この点は室内外音色が同じの570GTの方が個人的には好みですね。

指定ルート(下道→高速→下道)で試乗を開始します。Dレンジで走る分には、スルスルとシフトアップしといくところや乗り心地のしなやかさは991.2GT3RSと全くといっていいくらい同じ。(やはり行くつくところはこの感触なのかと。)

そして高速道路に上がり、アクセルを踏み込みます。

グィぃぃーン!!

アクセルオンして3.9リッターターボが効いて行く様子は、意外にも以前試乗したシビックTYPE R FK8の2リッターターボエンジンと相似形です。(馬力は720馬力vs320馬力と倍以上違いますが)エンジンを回し続けるとぐんぐんトルクの厚みが増していき底無しにパワーがある様な錯覚を覚えて怖くなります。。(720馬力、実際底なしですね。まだまだ足回りにも余裕があるのに人の限界が先にくる)

しかもターボエンジンとは思えないくらい回転が軽い!全く摩擦がない印象です!(この点もNAの991.2GT3RSと互角。ターボエンジンでこの回転の軽さですから720Sすごいですね。)

ミッションと足回りの感触は高速道路に上がっても991.2GT3RS同様あくまで心地よくしなやかさMAX。室内の様子は、アイドリング、低中回転域ではGT3RSよりやや静かな程度ですが、高回転域はGT3RSよりかなりマシです(GT3RSがうるさ過ぎる)それ故に惜しいのは風切り音。ある一定の速度になるとドアミラー付近から大きくなります。

担当セールスのすすめで走行モードをトラックに換えます。ゴツンゴツンと相当に足回りが引き締まります。GT3RSスポーツサスオンと同等の硬さです。(サーキット用ですね)トラックモードは高速道路ではちょっとバンピー過ぎるので(セールスにバレない様に)すぐにスポーツに戻します笑。

そして、しなやかさを担保したまま、無理のない範囲で高速コーナーを駆けます。コーナー旋回時はリヤは軽く、こちらは981GT4と同じ感覚。(ミッドシップですからね)また、操舵感はニュートラルで癖がなくシビアなクルマだという感じは受けませんでした。(要は乗りやすい)

ある程度スピードが乗っていると、はっきりと車体の軽さを感じます。(991.2GT3RS 1470kgに対して、マクラーレン720S1420kgと50kg軽量)
そして、ある程度踏み込んでもフロントノーズが浮き上がる気配は全くありません。(セールスさんはフェラーリ488、ランボルギーニウラカンではこうはいきません!と熱弁)

ちなみにRRのGT3RSもどれだけ踏み続けてもフロントは全く浮きません、故に互角ですね。

ブレーキに関しては570GTより踏力が少なくて済みました。(570は結構強く踏まないとダメだった。改善されたのでしょう。)そして踏み具合に対する効き具合はポルシェ991.2GT3RSと同じでこちらも互角。(私のRSは鋳鉄、720Sはセラミック)

ただ、720Sのブレーキには難点があり、強く踏むとリヤウイングが上がりエアブレーキが発動して車体を安定させるんです。傍目には超かっこいいのですが、これが曲者で最大に跳ね上がるとバックミラー越しの後方視界が突然!半分になるんです。正直参りました。

このエアブレーキの作動量をバックミラー越しに確認しようとスポーツモードのままブレーキング→自動シフトダウンして加減速を繰り返しますが、もう加速力も減速力も「超強烈」でリヤウイングがウニュっと上がるたび気分が悪くなりました笑(セールスさんは慣れたもので平気でした)たぶん700馬力の991.2GT2RSもこんな感じなのでしょうね。

ポルシェ、マクラーレン、どちらが先かは分かりませんが、GT3RSのPDKスポーツと720Sのデュアルクラッチのスポーツモードの反応速度や自動減速の癖は全く同じ、そっくりです。720Sは、エンジン回転の鋭さはNAのGT3RSにはかなわないかわりに少しアクセルを開けるだけでブラックホールに吸い込まれるように加速する。。。同様の領域に持っていくにはGT3RSは9000回転目掛けて少し回さねばならない。。

991.2GT3RSがどしっとしたゲテモノマシンに対して、720Sは軽快なアスリートマシン。といったところでしょうか。

スリリングな高速試乗を終えて下道を流しながら、セールスさんに「720Sがびっくりするくらい991.2GT3RSに似ていたこと」を話します。セールスさんは「マクラーレンがポルシェを真似たんですかね、ハハハ。」と掛け合いながら、結構991.2GT3RSが気になる様子でした。(720Sの圧勝と思っておられたのかもしれない)



わたくし、この日は話題のスーパースポーツに乗せて頂いて疲れ果てて帰宅後爆睡。

そして、翌日。。

朝起きると首が痛い。
ムチウチの症状です。
すぐ気付きました。
720Sの強烈な加速Gと減速Gのせいだと。。。

2008年のR35GTRの高速試乗以来のことでした。

次回に続きます。
読んで頂きありがとうございました。
Posted at 2021/04/04 22:45:25 | コメント(2) | トラックバック(0) | 991.2GT3RS | クルマ
2021年03月28日 イイね!

ポルシェ991.2GT3RSの話 その15 2020年「夢の991型911R」

こんにちは。しんぼぽんこです。ポルシェ991.2GT3RS 2020年の話をつづけます。

前回は991.2GT3MTを求めて数件PCを訪問したものの皆口を揃えて991.2GT3RSの方が良いですよ!というところまででした。

最後に訪問したPCで言われた991GT3MTに乗り替えても991.2GT3RSがMTになるわけではない!が妙に説得力がありました。もう大人しくしておこうと思いながらも、GT3RSの査定の際に4000キロを越している走行距離が過走行であると指摘され、もし売却なさるなら5000キロまでに決断したほうがいいと言われたことも気がかりでした。

ある時、何気に991GT3RS MTでネットを検索していると991.1GT3RSをMTに換装するという動画を発見します。アメリカだったと思うのですが製作一部始終を動画にアップしています。ミッションは991の限定車911Rの6MTを使用しています。なかなかクレイジーな動画でした。金額はおおよそ5万ドルくらい?。お値段もクレイジー。

わたしもバカなので、三年保証が切れたら換装してやろうかと妄想します。。そして、空冷993を診て頂いてるビルダーさんにこの動画の話をして、できるかどうかを尋ねます。

ビルダーさん「うちは空冷専門だから水冷はやらないけど、仮にやるとしても5万ドルでは無理。もっと費用かかる。PDK→MTで電脳を換えないとダメなんだけど元々の設定でMTがあればともかく991.2GT3RSはPDKだけだから厳しい。991Rのミッションを手に入れても間違いなく電脳で行き詰まる。やめておきなさい。」

わたし「…」(小さくなります)

ビルダーさん「うちのお客さんで991.2GT3PDKをMTに換装作業中の人いるけど、このコンバートは可能なのだけどな。わははは。」

わたし「…」(さらに小さくなります)

こうして妄想はあっさり妄想のまま終わりますが、ミッションのことで話題に出た991型の911R。

デビュー時はこんなクルマ縁がないとあまり深く関心をもたなかったのですが、改めて見ると、、すごい。。。

991.1GT3RSの500馬力エンジン、ボンネットとフェンダーがカーボン、ルーフがマグネシウムで50キロ軽量化、そしてオプションでシングルマスフライホイールとかなり硬派なクルマ。。

そりゃ人気出ますよね。。世界限定991台、新車2629万円がピークは邦貨換算一億円までプレミア付いたとか。(1948台の991speedsterより少ない)

まさに991.1GT3RSのツーリング仕様MTといっても過言ではありませんね。

ちなみに海外サイトを見ると、2019年冬当時の相場は邦貨換算4000万から5000万。一時は1億近かったのに991.2GT3ツーリングを発表したことからガクンと下がったようです。

最低4000万…。991.2GT3RSと993とF612を売って残りはローンでいけるのでは!とまたバカなことを考えます。。

懸念は、ほぼ100%並行ものになること。メンテナンスの問題。そして基本コレクションカーであること。

私はGT3RSを一年足らずで4000キロ以上乗ってしまっているのでコレクションカーの所有には明らかに不向き。。

しかし、やらずに後悔するよりはやって後悔!ということで、2019年末近く、国内で販売実績のある店舗にアポを取ります。

電話とメールでの対応ですが、中々丁寧です。
要点としては、

3台ドイツ本国仕様を買い付けており順次日本に来る。距離300キロ未満。すべてシングルマスフライホイール仕様。4800万から5500万予定。(4000万ではなかった)

991Rの相場は991.2GT3ツーリング発表で下がったが、991.2GT2RSおよびGT3RSのバイザッハPKGの生産台数が思いのほか多かったことからコレクターが991Rを買い戻ししており相場は再度上がり気味であること。ただし、オプションのシングルマスフライホイール付きが条件。(ちなみに日本仕様はダブルマスしか選べなかったそうです)

わたしも資金計画を話し、先ず991.2GT3RSの下取査定を依頼して、絵になりそうであればお伺いして現車拝見させてくださいと伝えます。

お店の方も査定頑張ります、メールで画像などなど詳細お待ちしていますとのことで、商談開始です。。

そして連絡を待っている間、今回は並行車になることからメンテナンスに不安があり、例によって購入店が遠方なので、近隣のつきあいのあるクルマ屋さん数軒に相談します。

991R、ドイツ本国仕様ならテスターは問題ないとのことでしたが、釘を刺されたのは走行距離。。

「〇〇さん、このクルマ乗ったらダメだよ。」

「山に行くなんてとんでもないよ笑」

わたしが構わず距離を乗るタイプなので忠告を受けます。ある程度資金計画も話し、万が一の売却でも残債勝ちにはならないだろうと言う話でしたが、とにかく991Rはコレクターカーだから。と言うものでした。

そして、数日で年が変わり2020年。

991Rのクルマ屋さんからは991.2GT3RSの相場が下がっていて値段が出しづらいです。もう少しお時間頂けますかと2度ほど丁寧なお電話を頂いたきり連絡がなく。。。

また「わたしも乗ったらダメだよ」という忠告が胸に刺さり991Rの商談続行の決断ができず、このクルマ屋さんに「査定まだですか」の電話も出来ず。。。

結局、自然消滅になってしまいました。。

しかし答えは出ました。

991Rこそが991GT3RSのMT。

「乗らない」という暗黙のルール?を守れる様になったら、再度このコレクターカーに挑戦しようと思います。

次回に続きます。
読んでいただきありがとうございました。


※画像はwebより拝借致しました。
Posted at 2021/03/28 17:50:39 | コメント(2) | トラックバック(0) | 991.2GT3RS | クルマ
2021年03月14日 イイね!

ポルシェ991.2GT3RSの話 その14 2019年「991.2GT3MTにはどうしても縁がない」

こんにちは。しんぼぽんこです。ポルシェ991.2GT3RS 2019年の話をつづけます。

前回は991speedsterが選外となりその反動で991.2GT3MTが気になり始めたところまででした。

中古車情報を久々に見てみると、出てます。出てます。991.2GT3MTや我が991.2GT3RS、挙句は991GT2RSも数台。

なかなか新車オーダーが出来なかったのが嘘みたいに沢山出ています。しかも距離数百キロとかです。

本当に欲しい人が買ったのだろうかと少し複雑な気分になりながら、991.2GT3MTに絞り込んでいきます。大体2400から2500万くらいでした。新車価格2115万プラス装着オプション分といった中古車価格設定で当初のようなプレミアはないようです。

近隣とやや遠方のPCで3台!あったので、順番にアポをとり見に行くことにします。

1軒目のPC。ノーマルシート(ストリート)、PCCB付、距離2000キロ。ショールーム内に新車のごとく展示されています。セールスさんに詳細を伺います。大体把握したところで、こんな会話に。
セールス「ちなみにいまは何に乗っておられるのですか?」
わたし「991.2GT3RSです。」
セールス「なんと!まさかお乗り換えですか?増車ですか?」
わたし「購入するのであれば乗り換えです。試乗させていただいて良ければ買います。」
セールス「(中略)個人的にはRSのほうが良いと思います。こちらの元オーナー様、空冷も含めてポルシェ歴長いかたなのですが、このGT3MTから997GT3に戻られたのですよ。。。」
わたし「えー、にわかに信じ難いですが。どういう理由なのですか。」
セールス「簡単に申し上げますと997GT3のほうが楽しかった。そんな理由です。狭き門の991.2GT3MTにかなり期待されていたのですが、本人も意外そうでした。」
わたし「わたし空冷も一台あります。」
セールス「なおさら同じ結論になる気がいたします。991.2GT3RSのほうが良いですよ。」
わたし「…。(こんなこと言われると買えない)」

このセールス、私を試乗目的の冷やかしと思いこういうことを言ったのかもしれませんし、ポルシェに多数接する立場の者しか分からない話を助言してくれたのかもしれません。(ただ、応じてくれたGT3RSの査定は2●50万プラスと中々の金額でしたのでやはり後者かなあ笑)

後日。2軒目のPC。PCCBとRSと同じフルバケットシートとケージ付きクラブスポーツ、距離2000キロ。一軒目と同じようにお話を伺います。一台目に比べたら中古車然としておりあまり清掃も行き届いてなかったので少し萎えます。

ですが、屋外で拝見したのでよりRSとの違いをより感じることが出来ました。車幅はRSの1880に対して1850ミリ。たった30ミリですがすごくナローでコンパクトに感じます。

細かいところではGT3RSよりGT3はリヤウイングが低いので後方視界が悪いことやサイドシル下のサイドスカートがGT3RSはかなり張り出していて足を引っ掛けやすいのですがGT3はそれがないので乗り降りしやすいこと、RSよりコンパクトな印象で悪くありません。ただし、ボンネットは重い笑(RSはカーボンなのでめちゃ軽い)

2軒目PCのセールスさんは知識はとぼしいものの気さくな方でした。ワイワイ話しながら、

わたし「試乗させてくれて良かったらこれ買うかもしれませんよ。」と打診すると、

セールスはたいそう喜んで、
「本来は試乗NGなのですが上席に許可貰ってきます!」と事務室へ。

試乗できるなら買わないといけないなあと思って待っていると、、、肩を落として戻ってきます。
セールス「上席から許可が出ませんでした…」

わたし「ルールですからやむを得ませんね。ありがとうございます。」

セールスのしょんぼりした雰囲気から上席の考えを邪推すると991.2GT3RS乗ってる客が991.2GT3MTを買わないだろ的なものを感じます。

とどめはこの場でこのセールスはGT3RSの査定を請けたのですが、後日GT3RSは在庫過多で下取できませんと申し訳なさそうに連絡がありました。ちょっとよく分からないPCでした。(GT3MTは100万引いてくれた笑)

そして数週間後、3軒目のPCへ。RSと同型のバケットシートとケージ付きクラブスポーツ、ノーマルブレーキ、距離2000キロ。詳細を伺ったあと現車は屋外保管場でしたのでエンジン掛けて下さいます。

当然ながらRSと同じ音。強いて言えばチタンマフラーのRSに対してステンレスマフラーのGT3のほうがやや籠り気味の音かな?という感じ。直後白煙を吹き出すところまで同じ笑

試乗は不可でしたが、構内をほんの少しだけ動かすことは出来ました。クラッチの感触くらいしかわかりませんでしたが有難かったです。(981GT4よりクラッチが軽いこととシフターがショートで小気味良いことが分かった。)

このPCのセールスも気さくでしかも相当にお詳しいかたでした。GT3RSからGT3MTに乗り替えることの功罪を伺うことができました。

で、結論は「〇〇様は今回のお乗り替えで991.2GT3RSがそのままMTになると期待されていると思いますが、実際はそうはならないと思います。」というものでした。

的をついていますね。。。

個人的にもっとも感銘を受けているのがGT3RSの強靭かつしなやかの足回りだと話すと「それはGT3RSだけのものです。」と。
「GT3からGT3RSを開発するにあたりワイドトレッド化など様々な変更を施した結果の別物なんですよ」と。(その真偽を試乗で確かめたいのですがね)

「まあ、要はGT3RSの方が良いですよ。」

「それでもMTが良いならお世話させて頂きます。〇〇様のいまのPCと負けないくらいフォローさせていただきます。」と。

ちなみに査定にも快く応じて下さいましたが、金額は2●00万プラスといまひとつでした。。

まあこれだけ991.2GT3RSの方が良いと言われたらビビって買い替えれませんよね笑

こうしてまるひと月かけた991.2GT3MT検討会は終了します。わたしが決断できなかっただけではありますが、991.2GT3MT、新車時選外だったことも含めて、どれだけ縁が無いんだ!という話であります笑

ただ試乗が叶わず違いを自分の感覚で確かめられなかったことは大きな心残りとなります。

991.2GT3MTは991.2GT3RSのMTとはならない…。このことばは心に突き刺さりましたね…。

次回に続きます。読んで頂きありがとうございました。
Posted at 2021/03/14 10:36:18 | コメント(5) | トラックバック(0) | 991.2GT3RS | クルマ
2021年03月01日 イイね!

ポルシェ991.2GT3RSの話 その13 2019年「991speedster選外」

こんにちは。しんぼぽんこです。今回からポルシェ991.2GT3RS 2019年秋の話に戻ります。

スポーツエギゾーストが爆音化する不具合修理から数ヶ月が過ぎた2019年9月頃でした。ポルシェセンターの担当セールスから突然携帯が鳴ります。

担当セールス「○○様、申し訳ございません。残念ながら991speedster選外となりました。。」

世界限定1948台の991speedster、2019年春に発表された際にGT3のオープンMTとも言える生い立ちに興味が湧き、お回し頂けるかを聞いておりました。(資金繰りは二の次)




ワールドプレミア時点では厳しいと思いますと言われておりましたが、夏頃に日本仕様は約3300万という価格を教えていただき、同時にマイPCに2台引当が来ればお回しできるかも!とアップデートした情報を聞いたあたりから妄想が膨らみ始めておりましたが、あえなく選外…。(わたしごときの購入履歴では厳しい)

991.2GT3RS、半年で4000キロ近く走行し、乗り慣れれば慣れるほど周囲のクルマとの性能差が大き過ぎて持て余してしまい、「一般道での性能テストは断じてNG、性能テストはサーキットで!」という領域に(ヘタレのわたしでも)来ておりました。しかし、2692万の新車GT3RSをサーキットでぶつけたら…と矛盾した悩みを抱えておりました。(2件ほどサーキット走行会のお誘いを頂いて締め切り直前でお断りしてしまっている…)

そんな中、991speedsterが手に入ればGT3RSに比べて脱体育会系でライフスタイル感がアップしてMTでボチボチ走れるんじゃないか…と考えていたわけですね…。(MTでボチボチっといっても385馬力の981ケイマンGT4の1→2速で懲りたはずなのですがね…忘れてます笑)

ちなみに991speedster、妻にはボクスターと言われました…。。。
(7月くらいに娘とイオンの七夕短冊コーナーにて「991speedster来ますように」と書いてたのがバレた😞)

私が妄想していたのはこんな仕様。








アゲートグレー、ブラックヘッドライト、サテンブラック+縁取りレッドホイール、インテリアはレザーダッシュボードにレッドステッチ…。

画像ではPCCBにしてありますので、ホイール縁取りレッドとキャリパーイエローがアンマッチングですが、実際は予算的にPCCB無理だと思うのでキャリパーはレッドとなるから…みたいな感じでした。(悩んでいる時は楽しい笑)

以上が選外になった幻の991speedsterであります😇

そんな991speedster、日本仕様にはオチがあって、右ハンドルのみ、ヘリテージパッケージは選択不可ということ。右ハンドルというのはさすがに萎えました(個人的に)。転売防止のためだそうですが、ポルシェジャパンの意図は分かりかねましたですね。。

結局991speedsterは日本に何台来たのかも最後は追跡できずでした。(20台くらい?)

で、991speedsterがダメになったので、MT繋がりで、これまた選に漏れた991.2GT3MTがどんなものなのか無性に確かめたくなります😄

次回に続きます。読んでいただきありがとうございました。
Posted at 2021/03/01 08:14:41 | コメント(5) | トラックバック(0) | 991.2GT3RS | クルマ
2021年02月23日 イイね!

Ferrari612scagliettiの話 その12 2018年「この道わが旅」

こんにちは。しんぼぽんこです。フェラーリ612スカリエッティ2018年の話を続けます。

前回は、場所は奥日光、朝7時に家族写真を撮りトマト売りのおじいさんに遭遇したあと戦場ヶ原へ行くところまででした。

戦場ヶ原駐車場に着くとハイキングの方がたくさんたくさんですが、サッと広い駐車スペースを確保して一安心。さあ戦場ヶ原ハイキングだ!となるのですが、眠い眠い。目的地に無事着いてホッとしてとにかく眠い。F612をほぼ徹夜で飛ばしてきたのでそりゃあ眠いですね😨

しかも夜通し走ったあとに徒歩10キロくらいのハイキングを入れるプラン😈自分で練っておいて酷いプランだと思いますが、紅葉に染まりかけた戦場ヶ原はとても見応えがあり、酷さを忘れました。不機嫌だった娘も自然に触れ合えるのがよかったのかご機嫌になりました😑

午後は足休めに中禅寺湖畔で過ごし、いよいよ奥日光の宿へ。エントランスにつけるとホテルマンの方が目を丸くしてF612を迎えてくれます。(感嘆をいただくといつも購入価格の何パーセントかは元が取れた気になります笑)駐車場がほぼ満車だったのですが、F612のドアが異様に大きいのを見てホテルマンさんは駐車枠を選んでくださりなおかつ左側(左ハンドルなので)の枠にパイロンを立ててくれました。この気遣いは物凄くありがたかったです。

そして翌日。朝食後午前8時に出るつもりが見事に寝坊して結局9時30分。しかし弾丸ツアーは続きます。いろは坂を下り日光東照宮経由で霧降高原の大笹牧場へ。途中の県道169号のワインディングがとても楽しい♪家族は爆睡💥。巨大なF612で攻めます😇重過ぎますが攻めます😅傍目には全然攻めてるように見えないですが、こちらは必死😡

ま、これがフェラーリの良さですね😄

しかし、これだけ必死に走っていても妻子は爆睡。寝た子を起こさない…これもフェラーリの良さかな?😁

そして少しずつ霧降高原が近付いてきます。

実は…この霧降高原は思い出深い地であります。

いまから20年前、1998年秋まだ関東在住の独身時代に会社が不景気で一時帰休を打ったときに、北関東巡り独りドライブ(車中泊の3泊4日位と記憶)にて当時の愛車E39 525iシュニッツァー仕様でこの霧降高原に来たことがありました。

大学を出てようやく入った会社が不景気で一時帰休…。辛い時期でした…。間接部門の私まで一時帰休…。これ余程だろ…。ボーナスがでなければE39のローンは払えない。この会社に未来はあるのか?などぶつぶつ自問自答しながらのドライブでした。そしてわたし自身の「心の霧」が晴れていないのを見透かしたかのように、ここ霧降高原も深い霧に覆われていました。(大笹牧場レストハウスが見えないくらい)そして小一時間の滞在中も霧が晴れることは一切ありませんでした。。

そして20年後のいま2018年、妻と娘二人を連れて憧れのフェラーリのV12で霧降高原に訪れようとしています…なんとなく見覚えのある車窓の景色、だんだん近付いてくるのが分かってくると、感激のあまり涙が出てきました。しかも今回は霧が出ていない!幸いにも妻子は爆睡していますので心置きなく20年前を振り返り、人目を憚らず涙することができました。。。

まさしく「この道わが旅」!

そして20年前の苦い記憶をそっと胸の奥に戻して、いざ大笹牧場レストハウスへ!

🐏🐏🐏🐄🐄🐄🐎🐎🐎🐏🐏🐏🐕



お腹いっぱい食べて牧場で遊んだあと、駐車場で娘2人とF612、霧降高原を背景に写真を撮ろうとすると、娘2人が「えー、また写真〜おとーさん何枚撮ったら気がすむのよ〜」と断固拒否されます。

何度頼んでもダメ❌🙅‍♂️

ですが、こちらも思い出の霧降高原まで来てフェラーリと娘2人の写真がないのは非常に困るわけで…。😨

しかもグズグズしている間にだんだんと霧が立ち込めてきます。。

(さすが霧降高原)

(これはマズイ…。)

わたしは咄嗟に…

私「撮影料としてひとり千円あげるから頼む!」

と最後の手段に出ます😇

娘2人「もちろんそれならオッケー❤️(即答)」

とさっさとF612の前に立ちポーズでも取りそな勢いです。(なんともゲンキンな)

霧の拡がる勢いが凄まじく、フェラーリと娘2人と霧の写真になってしまいました…。

が、いまも部屋にあるこの写真を見るたび霧降高原、撮影料ひとり1000円!を思い出し、これはこれでたいへん良い思い出。。。

読んでいただきありがとうございました。
Posted at 2021/02/23 21:52:51 | コメント(3) | トラックバック(0) | Ferrari612scaglietti | クルマ

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