昨日は140LAP位までお話していましたが・・S-GTの鈴鹿1000km・・・最後の最後にドラマが待っていました。160週目辺りから西コースあたりでものすごい雷雨になってきました。一進一退の攻防を繰り広げるARTA NSXそして、すぐ背後に宝山TOM'S SC430でしたが・・2台ともコースアウトしてしまうくらいの雷雨・・スリックですから氷の上を走っているようなものです。それではたまらんと・・ピットに帰って深溝のレインタイヤをチョイス。ここまでは2台とも一緒でした。
もともと大量のウエイトハンデを持っていたARTA NSXでしたが・・その重量ゆえトラクションが掛かるのか?何故かロッテラーが駆るSC430を微妙に引き離す展開に・・。これであと10数周走ればARTAが奇跡に近い優勝をもぎ取ることができたのですが・・。
しかし、残り14週辺りから徐々にドライコンディションに戻り始めました。微妙なラップですが、本来はこのまま走るのが筋。ところがトヨタ陣営は最後の賭けに出ます。なんと残り14周で、スリックタイヤに交換。・・・このままではARTAに追いつけないと判断したんでしょう。ウエットタイヤでのタイムが速くても2分11秒台・・・それがスリックに交換してのアウトラップ(交換直後のラップの事)以降は2分2秒前後のタイムをたたき出します。ピットインで費やしたタイムはトータルで1分前後なので計算上、最後にはARTAの前に出れる可能性も出てきました。
そうなると辛いのがARTA・・そこで・・SC430の2週遅れでスリックタイヤに交換。・・・すでにアウトラップが終了していたSC430に差を一気に詰められます。・・・そしてそのままパスされて・・SC430が今季初の優勝となりました。
・・・思えば、ARTAの選択は間違っているわけではなかったと思います。追いつかれるのは目に見えていたし、そのままレインタイヤを履いて逃げてもいつかは追いつかれる・・何せウエイトハンデがありすぎますから・・・。但しシナリオとして・・SC430がずっとウェットで走っていたらSC430の優勝は無かったでしょうね。最後の方のロッテラーの雨天の走り方は一周に付き2回コースアウトがあったりととんでもなく危ないコンディションでしたが、天はSC430に味方した・・ということでしょう。SC430とARTAの最終的なタイム差が、10秒もない事を考えると1000キロの耐久レースでも本当に拮抗していたのだな~と改めて思います。
GT300はARTAのガライヤがコースオフからの怒涛の追い上げで2位獲得。ARTAの回し者ではないですが、終始この2台が鈴鹿1000kmを盛り上げていましたね。久々にいいレースを見ました。
Posted at 2007/08/20 18:35:24 | |
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