
さてさて前回からの続きです
伊勢神宮の内宮前のバス停から伊勢志摩方面へ
直通でホテルへ送迎する「パールシャトル」
かなり険しい細い山道を抜けて志摩の海沿いへ
一番初めに見えるのが「志摩スペイン村」です
その名の通り南仏の異国情緒漂う建物に囲まれ
数々のアトラクションが楽しめる娯楽施設です
今回は園内で遊ぶ目的ではなく併設されてる
宿泊施設の「ホテル志摩スペイン村」への宿泊
です
実は伊勢神宮の近くでお宿を探したのですが
予算に見合うところは空きが無く、空室のある
宿はお財布が風邪をひいちゃいそうなお値段
あれこれ探してたけど…
“ また伊勢志摩の景色も見たいなぁ ” って想い
に後押しされてここに決めて次第です

スペイン村と同様に南仏プロバンス地方の
建築様式を模したキレイなホテルですよ
エントランスには見事なアーチ様式が
出迎えてくれます

広々としたパティオから眺めるともう異国
残念なのが訪れたのが10月で肌寒さを感じる
時期だったのですが、これが夏場だったら
気分はプロバンスのリゾートそのものでしょう
館内の家具や装飾に至るまでちゃんと統一され
「スペイン村」の面目躍如!

お部屋は逆に過度な装飾を控えた落ち着いた
ものです
若い方々は拘らないのかも?ですが…
おいらの年代だとお宿に泊まるからには
♨️温泉はマストアイテム!なんですが
スペイン風お風呂かと思いきや併設されている
温泉施設「ひまわりの湯」が無料で利用可能🎵

ガラス張りの大浴場だけでなく露天風呂からも志摩の雄大な景色がもれなく付いて来ますよ!

夕日に染まる尖塔🎵奥にジェットコースター
のレールが見えます
お楽しみの夕食は・・・本番のスペイン料理の
コースもありますが、ちゃ〜んと和食も用意
されてて安心です

伊勢志摩と言えば「伊勢海老」や「松坂牛」も
お品書きに名を連ねてましたよ〜!
やはり和食となれば日本酒は外せないですよね
三重の銘酒と言えば「作」や「半蔵」そして
「寒紅梅」が有名どころ!”利酒セット “で
お手軽に楽しめました〜🎵
部屋から大浴場までちょいと距離があるのが
難点だなぁ〜などと文句を言いながらも
しっかり3回も湯船に浸かり大満足
明日の内宮への参拝に備えて熟睡💤💤💤
今までバスツアーだとどうしても午後からの
参拝になっていたのですが、今回は早朝8時の
復路パールシャトルで内宮へ向うのですが

絶品の朝食でパワーチャージもバッチリ!です

午前中は一般の観光客っぽい参拝者は少なく
“ 本気モード ” の参拝に訪れるグループの方が目立っているので気後れしちゃいそうです
サクサクと玉砂利を踏む音が響いてそれだけで
神聖な気持ちになっちゃいますね
五十鈴川でお清めを済ませていよいよ本殿へ…

なんだかカメラを向けるのも憚られるので
参考画像ですが御正宮だす
ご存知の方も多いでしょうが…
内宮では「お賽銭」ってダメなんですよね
特別な位置付けをなされている神宮では
個人的な “ お供物( 私幣 )” は禁じられている
のだそうです
俗説の中には主神である天照大神様に
不浄なお金を投げつける行為自体が不遜だと
いう考えもあるそうです
そう言えば、前回に参拝に訪れた時には
参道のあちこちに神鶏(ニワトリ)がいたのに
今回は姿を見ませんでしたよぉ
天の岩戸にお隠れになった天照大神が
お出ましになった際に「カケコー!」と
三度鳴いて知らせたとされる神鶏さんなので
残念です
その昔、伊勢神宮( お伊勢さん )へのお参りは絶大な人気を誇っており庶民にとっては
“ 一生に一度は”ってほど憧れの観光スポット
だったそうで、落語などに登場しそうな
江戸の貧乏長屋などでは「伊勢講」なる
“ 共済積立 “ で年に一人が代表となり伊勢へ
向かわせることもあったそうですね

ですが中には託された路銀を持ってそのまま
吉原へ行っちゃう不心得者もいたようで
ちゃ〜んとお伊勢さんへ行った “ 証し ” を
買って帰ってきたのが「お土産 」の起源だって
説があるようですね
さらに詣でることが出来ない主人に代わり
飼い犬に願いを託す「おかげ犬」って方法まで
一般的だったそうですよ

パッケージツアーのように時間の制約が無い
のでの〜んびりとお参りを済ませたら
いよいよお土産狙いの本気モードで表参道
「おかげ横丁」へ突撃!!

相変わらず人流は半端なく多いですなぁ
ここ「おかげ横丁」って一時期かなり衰退した
ことがあったそうです
「最も滞在時間が短い観光地」そんなレッテル
を貼られるくらいに低迷した “ おはらい町 ”
の商店街を伊勢神宮のお土産となるとド鉄板
「赤福」を扱う伊勢福の当時の社長の決断で
会社の年商に匹敵する社財を注ぎ込んで
区画整理と華やかに賑わっていた江戸時代の
街並みを再現させたおかげ横丁を完成させた
ものらしいですね

買って安心•貰って嬉しい “ お約束 ” の赤福
近年では京都駅の構内とかでも売られている
ので嵩張り重い赤福は帰路の京都駅で購入予定
なにせ一応は “ 区切り ” のつもりなので
カミさんの購買意欲は付き添って巡っていて
ハラハラしちゃうくらいです ( ̄O ̄;)“”
ポーター役のおいらの両腕が限界目前ってほど
お土産を買い込んだら次は腹ごしらえです
横丁の真ん中辺りにある「団子郎茶屋」で
人気のおにぎりとお蕎麦のセットが美味しい
なんだかんだと約5時間伊勢神宮を満喫し
とうとう帰り支度となりました
神宮からほど近い「五十鈴川駅」から
往路で利用した観光列車しまかぜの姉妹列車

「伊勢志摩ライナー」で京都へと戻り北陸本線
サンダーバードで金沢へと帰って来ました
この日の夕飯は列車の旅のお供「駅弁」です
ちょっぴり贅沢させてもらった今回の旅行
内宮で購入したお土産にタイトル画の
干支の土鈴「辰」がありました
年末に “ 破邪 ” の意味を込めて玄関の下駄箱に飾って置いたのですが・・・
あの震災で割れてしまったんですよ
カミさんと二人
「身代わりになって守ってくれた」とどれだけ
感謝しても足りないくらいです。
ブログ一覧
Posted at
2024/02/20 17:56:45