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母の見舞いに行ってきた。見た感じは意外と言っては失礼だが元気そうだった。顔に赤みも差して…と思ったら、点滴に微量のアルコール成分のためと兄嫁。足も異様にむくんでいたが、昼間は全身がむくんでいたそうだ。兄嫁の献身的なケアに頭が下がる。
途中、姉と甥っ子が見舞いに来た。６月に結婚するという彼は幸せそうだった。よかった。

今日は町内の寄り合いだから行けない。明日の晩に見舞いに行くと兄嫁にメールで伝えた。付き添っていた兄嫁は母に伝えたのか「ずつないから何度も来んでいい。元気になったら来てくれ」と言ったと折り返しのメールが来た。

「元気になってから来てくれ」と言われてもなあ。

　抗ガン剤の投与がいよいよ始まったとそのメールにあり。

「ダメみたい。もうあかんみたい」姉の電話だ。激情型の姉にしては冷静だ、泣かない、叫ばなかった。もう山ほど泣いたのだろう。

「すっごい咳してた。あんまり長ないね」妹からのメールだ。
「これから起きること全て受け入れるしかない」と返信した。

一週間前には母はあと１０年は生きると信じていたのに。

今日は母が担当医から告知されているはず。私の白内障手術の検査後、いてもたってもいられなくなり９２９に乗って病院へ駆けつけた。往きも帰りも中央道を走る。春風が心地良かったが、病院のベッドにぽつんと座っている母を思い出すと気分は重くなった。

病院の母はなにが起こったのかまだ理解できていないみたいだ。手術せず点滴でいいと言われたと喜んでいた。

ブーツに革ジャケットに革パンツ、手にはヘルメットを持ち全身黒ずくめで病室を訪れたが母は全く気にかけなかった。今までなら未だバイクに乗っている私を心配し、とても嫌がっていたのだが…。

母と告知に立ち会った兄とはすれ違いで会えず。詳しい告知内容は聞けなかった。

肺がんの中でも最も悪性度の高い、予後不良の病気です。
即入院になったと言う事は、extended-typeなのでしょうか、
治療は化学療法しかないですが、
おばあちゃんがどこまで耐えれるか、
また、治療に反応したとしても再発率が非常に高い腫瘍です。

ショックでここまでしか書けません。