ロービームのHID化（前編）

会社のクルマの為、改造は禁止だそうですが・・・夜間の高速走行が多くなったのでロービームをＨＩＤ化します。当然、このアクアはハロゲンヘッドライト仕様です。ロービームのバルブ形式はH11でこれに対応するHIDを用意します。
すぐに取り外せるようにオールインワンタイプのＨＩＤにしました。オールインワンはバラストとバーナーが一体化されていてバルブ交換の手順だけで交換が可能です。私が選んだのは零1000のタイプⅠです。海外製と比べても安い方だったので。ただ、サイズは大き目なので・・・ヘッドライト後ろ側のスペースと相談しましょう。

アクアのヘッドライトＡＳＳＹは車体外側からスモール、ロービーム、ハイビームの順で構成されています。それぞれ真裏側からバルブが装着されていることになります。
ロービームはプロジェクター式の為、レンズ越しでもバルブは確認できませんが間違いなくこの丸い玉の向こう側にバルブがはいっています。

先ほどの写真の流れで運転席側から作業します。ボンネットを開けてヘッドライトの裏側を確認します。
ロービームは奥まった位置にありますがスペースは十分あり、バルブ交換は比較的やり易い車種だと思います。

手を入れてバルブを外します。バルブは反時計回りに回すと外れる仕組みになってます。
写真は外したハロゲンバルブ。台座の３つの金具（樹脂の場合もあり）がヘッドライトASSYにはまって固定されています。バルブのガラスの部分には触れないこと。再使用する場合、手の油分がついてしまい良くない。

バルブからカプラーを引き抜きます。バルブをヘッドライトから外す前にカプラーを外した方が作業性としてはいいかもしれないけど、カプラーは結構かたいので外すときにヘッドライトに負担をかけないよう私はこの手順ではずしました。
写真のとおり、カプラーのツメを押しながら引き抜きます。

関係ないけど、バルブはなぜＯＳＲＡＭなのか？ＫＯＩＴＯつかわないの？

ロービームのバルブが外れたときのヘッドライトの状態。
円のまわりに３つの切込みがあり、ここにバルブの台座がはまります。３つの切込みはサイズが異なり、バルブが固定される向きが決められています。
よってバルブをはめるときは正しい向きにならないと固定されないので注意が必要。

ＨＩＤの取り付けに移ります。
写真のとおりオールインワンＨＩＤはバーナー（ガラス部分）の後ろにバラスト（電源制御回路）が組み合わせられた構造になっています。

装着するまえにＨＩＤを空焼きします。カプラーを接続して安定した場所にＨＩＤを置いてヘッドライトをＯＮにして数分間。ＨＩＤを落下させると大事件なのでちゃんと固定した場所におきましょう。写真は悪い例です。
ちゃんと光るか確認のためと、バーナーに付着物があった場合燃焼してレンズが曇る恐れがあるので。国産メーカーが発売しているので問題ないと思うけど念のため。



続きはロービームのHID化（後編）へ・・・