ミルクラン（巡回集荷）システムをマツダが導入へ

いつもの様に日経ＨＰ（地域経済）を見てると、「マツダ、部品を鉄道輸送・東海地区で巡回集荷システム導入」 と言う記事を見つけました。

マツダが日本通運、日本貨物鉄道（ＪＲ貨物）と組み、１０月にも東海地区の部品各社を回って荷を集める「ミルクラン（巡回集荷）システム」（牛乳業者が多くの牧場を回ってミルクを集めた事に由来） を導入するそうです。
本社工場への運搬手段をトラックから鉄道に切り替える事で、環境負荷の低減・物流コストの削減・納期の安定化が導入の狙いだそうです。

マツダの委託を受けた日通のトラックが愛知、岐阜、静岡、三重各県の部品メーカーを回り、ブレーキやサスペンション、シートなどの関連部品を集める。
従来は各メーカーがそれぞれ輸送していたのを「ミルクランシステム」にすることで、積載効率の向上・運送状況・在庫等の管理がし易くなるようです。

ちなみに集めた部品は、ＪＲ貨物が名古屋貨物ターミナル駅（名古屋市）から広島貨物ターミナル駅（広島市）まで輸送との事。
容積や重量が異なる部品を効率よく積める様に「専用パレット」をコンテナ内に設けるそうです。

各メーカーとも環境負荷の軽減が言われていますが、鉄道を使うのはほんといい手段と思います。
これで日産のロゴを入れた自動車輸送専用コンテナの様に、マツダのロゴを入れた塗装を施した「部品輸送専用コンテナ」も出ないかな～～～。