クライスラー部門「数カ月内に入札も」・米紙

米紙ウォールストリート・ジャーナルは、１８日ダイムラークライスラーが北米クライスラー部門を数カ月以内に入札にかける見通しが出てきたと報じた。

ダイムラーは経営不振のクライスラーについて「あらゆる選択肢を検討する」と表明しており、部門分離や他社との提携・完全売却を検討中とみられている。
関係者の話として、ダイムラーのディーター・ツェッチェ社長は自らの意向を現時点で示していないという。
一部幹部はクライスラーの自力再建ではなく、売却や分離を決意していると伝えた。

クライスラー部門の事業価値は約５０億ドル（約６０００億円）とみられている。クライスラーを巡っては、米ゼネラル・モーターズがダイムラー側と接触したが、目的は不明で、株式市場では「ＧＭのメリットは小さい」とみられている。
クライスラー買収で先行していると報じられた現代自動車は「買収は考えていない」と否定しているそうです。