ＪＲ越美北線、６月30日に全線再開・豪雨から３年ぶり

西日本旅客鉄道は６日、２００４年７月の福井豪雨で被災して一部区間で運休しているＪＲ越美北線（５２．５キロ）について、６月３０日から全線運行を再開すると発表した。
現在、バスが代行輸送している一乗谷―美山間（９．２キロ）は約３年ぶりに鉄道で結ばれる。

福井市と福井県大野市の九頭竜湖を結ぶ越美北線は福井豪雨で足羽川にかかる五つの鉄橋が流失。
赤字ローカル線のため、一時は廃線も取りざたされた。
しかし０５年６月、復旧費４０億円のうち３０億円を県と国が負担することで合意し、復旧工事が進んでいた。

ただ、2回の乗り換えや所要時間が１５分程度長くなる不便さから、乗客数は災害前から約２割減少。
大野市は通勤・通学定期の５割補助をするなど、鉄道存続運動が続いている。

西川一誠知事は「被災から３年を前に復興に一つの区切りをつけられた。沿線の皆様にはさらなる鉄道の活用と利用促進をお願いしたい」との談話を発表した。

それにしても、ＪＲ西日本はローカル線の対応はすごく悪いと思います。
津山線のそうだし・・・吉備線のＬＲＶ化も。
ローカル線の体質改善に積極的なＪＲ東日本は、本当に評価できると思います。