独ポルシェ、持ち株会社に移行決定――ＶＷを実質的に傘下に

独スポーツ車メーカーのポルシェは、２６日の臨時株主総会で持ち株会社と事業会社への分離を正式に決めたそうです。
８月に発足する持ち株会社「ポルシェ・オートモービル・ホールディング」は事業会社のポルシェに全額出資。
独フォルクスワーゲン（ＶＷ）を実質的に傘下に収めた。
ＶＷ株は約３１％まで買い増しており、今後、出資比率を引き上げる可能性もあるそうです。

ポルシェは小型車から大型トラックまで年間６００万台を販売する欧州最大の自動車メーカーグループを形成する事になります。

同社によるＶＷのグループ化には、ＶＷ株の買い増しで同社が買収されるのを防ぐ目的があるようで・・・。
ＶＷが投資ファンドなどに買収されると、エンジンと電気モーターを併用するハイブリッド技術の開発などで関係が深まるポルシェにとって打撃になるため、今回の措置に踏み切ったようです。