北近畿タンゴ鉄道、複数の人が使用できる無記名定期を発売

京都府などが出資する第３セクターの北近畿タンゴ鉄道（京都府福知山市）は１５日、複数の人が使い回して利用できる無記名式の定期券を２０日に発売すると発表した。

同鉄道の全駅で乗降可能なフリーパス券で、主に企業や官公庁への販売を想定している。低迷する乗客数のテコ入れ策の一環。

発売する定期は「ＫＴＲ無記名全線パス（持参式エコ定期券）」で、価格は３カ月定期が７万８０００円、６カ月では14万8000円。
乗車区間が３７キロメートル以上の通勤客の場合、記名式の通常の通勤定期券から全線パスに買い替えた方が割安になる。

通常の通勤定期では、３７キロメートル未満の福知山―宮津間では３カ月が７万６０円、６カ月が１３万２７４０円。同３７キロメートル以上の福知山―峰山間では３カ月が１１万２０７０円、６カ月が２１万２３００円になっているそうです。