新幹線西九州ルート　分離区間もＪＲ運行案　佐賀・長崎県と調整

九州新幹線西九州（長崎）ルート着工問題で、早期着工に向けて佐賀、長崎両県とＪＲ九州の三者が、新幹線建設に伴い並行在来線となるＪＲ長崎線の肥前山口‐諫早間の全区間にＪＲ九州が乗り入れる案を軸に調整していることが１５日、分かったそうです。

三者は、費用負担などの協議を詰め、調整案で着工に反対する沿線自治体や政府・与党の理解を求める方針。
これまでの計画は、並行在来線の区間のうち肥前山口‐肥前鹿島間はＪＲ九州が運行し、肥前鹿島‐諫早間は佐賀県と長崎県で設立する第三セクターが運行することになっていた。

調整案は、「分割運行」を取りやめ、肥前山口‐諫早の全区間をＪＲ九州が運行することで同社が経営を存続していると解釈。
代わりに運行延伸に伴う負担については佐賀、長崎両県が何らかの支援をする、としている。
全区間運行に期限を設ける案も検討している。

同ルートをめぐっては、着工に必要なＪＲ九州から経営分離される並行在来線沿線の佐賀県鹿島市と同県江北町の同意が得られず、３年間、国の事業予算が執行されていないそうです。

整備新幹線の本当の姿と思いますよ。
ＪＲが運行から関与しなくなれば、ろくな事にならないのは他の分離路線で浮き彫りになってますからね。