福井鉄道福武線、名鉄が10億円拠出後に撤退へ

福井鉄道（福井県越前市）福武線の存続問題で、福井県や沿線３市・事業者でつくる官民協議会は15日に、「福鉄が運行を継続し、筆頭株主の名古屋鉄道が増資を引き受けて債務を圧縮した後、経営から撤退する」再建スキームを固めた。

名鉄側は最大で10億円を拠出する意向を表明。
今後、事業者や各自治体の負担割合などを詰め、今年度内の決着を目指すとの事。

福鉄の再建を巡っては
(1)第三セクターなどの新会社を設立して鉄道事業を譲渡する。
(2)福鉄が事業を継続し、名鉄が増資引き受け後に全保有株式を１株1円で譲渡し撤退する。
２案を軸に検討を進めていたそうです。

同日の第4回協議会で、名鉄の松林孝美専務が「福鉄の純資産が時価ベースで約7億円の棄損」となっていることを明らかにし、「10億円程度の資金を提供して撤退したい」と述べた。
沿線市からは一層の負担を求める声が出たが、松林専務は「我々だけ一方的に負担を求められても、限度がある」と強く反発したそうです。

福井鉄道・・・今後の動向が気になりますね。
えちぜん鉄道の様に、上手く受け皿が出来ればいいのですが・・・。