白い車体に金色のライン　大阪―鹿児島の新型新幹線

ＪＲ西日本は２７日、２０１１年春の九州新幹線鹿児島ルート全線開業に合わせてデビューする、新大阪と鹿児島中央を結ぶ新型新幹線の車両デザインを公開しました。

東海道・山陽新幹線で走行中の最新型のＮ７００系がベース。
車体の色は青みがかった白で、側面に濃いあい色と金色のラインを配した。
日本的なもてなしの心地よさを表現したという。

外装デザインは日本の美しさなどを表現しようと、伝統的な陶磁器の青磁を思わせる白藍（しらあい）色を基調に、濃藍（こいあい）色と金色の側面ラインを施すそうです。

ＪＲ西・九州の両社が手を取り合うようなイメージのロゴマークも考案したそうです。
今秋に量産先行車を完成させ、ＪＲ西と九州で計二十九編成を製造する予定。

記者会見した山崎正夫社長は「すっきりとした上品なデザインになり、非常に気に入った」と話したとの事。

新型新幹線は八両編成。
急坂が多い九州の区間に対応するため、全車両に動力を持たせる。
山陽新幹線区間を最高時速３００キロ、九州区間を２６０キロで走行し、新大阪～鹿児島中央の約９００キロを４時間前後で結ぶそうです。

今秋までに量産先行車を完成させ、山陽新幹線管内で走行試験を実施するそうです。


あと、今年１１月に引退する予定の初代０系車両を国鉄時代の創業時のアイボリーホワイトと青の塗装に塗り替えるそうです。