フィアット、乗用車の米国販売でもＢＭＷと連携

イタリアのフィアットは８日、小型車開発で提携交渉中の独ＢＭＷと、米国での乗用車販売でも連携する方針を明らかにした。

ＢＭＷの現地販売網を活用し、傘下ブランドの「アルファロメオ」の車種を販売する意向だ。

フィアットは１９９０年代にアルファロメオ車の米国販売を事実上中止したが、経営再建にめどが立ったことから、来年にも販売を再開する計画。
「提携の一環として、ＢＭＷによる販売支援があり得る」と認めた。

ＢＭＷグループは昨年に米国で約３３万台を販売し、国別販売台数では米国が最も多い。
ユーロ高対策で現地工場の生産能力を大幅に増強しており、アルファロメオ車の受託生産を検討する可能性もある。