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独ダイムラーが２５日発表した７―９月期決算は、最終損益が１５億３３００万ユーロ（約２５００億円）の赤字となった。
前年同期は８億６８００万ユーロの黒字で、赤字転落は３．四半期ぶり。８月の米クライスラー売却に伴う負担の計上が響いた。

クライスラー売却によるマイナスの影響は２６億ユーロにのぼった。
この影響を除けば、７―９月期の最終損益は１１億ユーロの黒字となり、前年同期の水準を２割上回る。

売上高は前年同期比６％増の２５６億８１００万ユーロ。
主力のメルセデス・ベンツ乗用車部門の世界販売台数が１０％増の３３万７０００台と好調で、売り上げ増に貢献した。
同部門の営業利益は５７％増の１３億３１００万ユーロと大幅に増えた。

通期の純利益は前期比で大幅減となる見通しを示しているが、売却によるマイナスの影響は当初の見込みより縮小するとしている。