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１５日付のカナダ紙グローブ・アンド・メール（電子版）が同氏との単独インタビューで、経営危機の米自動車大手クライスラーと資本提携交渉を進めているイタリアの自動車大手フィアットのマルキオンネ最高経営責任者（ＣＥＯ）は、今月末までにクライスラーの労働組合が大幅な労務費削減に応じない場合「立ち去る用意がある」と明言、交渉を打ち切る可能性を明らかにした。

フィアットとの交渉が不調に終われば、米政府はクライスラー支援から手を引く。
同氏は、クライスラーによる米連邦破産法１１条（日本の民事再生法に相当）の適用申請を「１つの選択肢」と指摘。
会社清算となる同７条の申請も排除しなかった。

マルキオンネＣＥＯは、北米に進出している日本やドイツのメーカー並みへの労務費引き下げに全米自動車労働組合（ＵＡＷ）などが同意することが提携の条件だと説明。
特に、カナダ自動車労働組合（ＣＡＷ）の強硬姿勢に批判的な考えをにじませ「対話がかみ合っていない」と指摘。
提携交渉がまとまる可能性は現時点で五分五分、と強く労組をけん制した。

同紙によると、日本メーカーの米工場の労働コストは１時間当たり４０ドル（約４０００円）前後。
一方、クライスラーのカナダ工場では同７４カナダドル（約６０００円）に達するという。

（日経・西日本新聞より）

クライスラー・フィアットとの交渉は上手くいってると思っていたのですが、実際はそうではなかった様ですね。
どうも、アメリカの自動車組合は賃金よりも雇用維持を最優先には思わないのかな？
潰れてしまえば、どうしようも無いと思うのですがね。