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ミニキャブのエアコンベルトはテンショナーで調整します。
このテンショナーベアリングがそろそろ寿命のようなんで、交換。
ベアリングだけ交換できるんです。
それなら、部品代は８００円。在庫あり。
プーリーごとなら、４５００円。取り寄せ。

当然、ベアリングだけ。
直ぐ交換しました。

しかし。。。。



この状態。
ベアリング入れる時に歪んだのか？と思いましたが、取り外したベルトを見ると、端にスレ傷が。。。。

普通なら、最初にプーリーの溝は点検するんで、気が付くはずなんですけどね。。。。
落ち込みます。
プーリーを結局、発注。
ベアリング打ち込む前に気が付けよ。。。。ベアリングが全くの無駄。
気が緩んでるのか？？？

タイベル交換は完成ですが、何気に下回りを見ていると。

？？？？？？

何かおかしい。。。。。。。

解ります？





ロアアームのメンバーブッシュ取りつけベース。

左が正常。



右が。。。。。。




入ってませんね。
入っているというより、メンバーベースが曲がってます。

結構、硬い場所です。

半分ほどは入っていますが、流石にこれでは。。。。

一応、仕入れた時にリフトアップして、点検はしてるんですが、今頃気が付く。。。。

やはり、気が緩んでる。

さて、どうしたものか？

フロントメンバー交換か？？

どついて、修正するほど、柔らかくない。
ガスで炙っても、するとなると、ラジエターホースが近いので、取り外す必要がある。


一応、曲がってはいますが、アライメントは大丈夫です。

ロアアームは移動してません。
メンバーベースが後ろに下がって、アームの差込部が少なくなってるってこと。

試乗しても、全く問題なし。

どうするべ？？？

結局、私の師匠のところへ。。。。

修正しにいきます。

まずは車体固定。



本当は曲がって袋になってるところを、ガスで焼けば簡単に出るのですが、ガスは使えない。

そのまま引っ張ります。

帯板を適当にカットして、溶接。
さすが、師匠。
アッ！と言う間にブラケット製作。



曲がってるマウントに固定。




ガス使えれば、もっと、小さい力で引っ張れるのですが、駄目なんで、最大６ｔのチェーンブロックで。。



さすが師匠。
どこにどれ位の力をどの方向にかければ、どうなるか。って全てご存知。

私は見てるだけ。。。




引っ張り加減を調整しながら、完成しました。

ここまで、全てで１時間ほど。

やっぱり、私が師と仰ぐお方。

師匠も、元々は社長の元の同じ会社で整備士してた方。
板金塗装部門を始めるんで、担当されて、独学で習得した方です。

今は退職して、自宅の裏に工場を建てて一人でされてます。
ほぼ、へんな言い方ですが、趣味の釣がしたいから、仕事はそれほどといった感じ。
なんですが、腕が評判なんで、仕事が切れない。。。
逆にしんどいって言われる始末状態。


私より、一回り年上ですが、まだまだ、仕事動きは私以上。
勉強になります。

メンバーはほぼ完全に修正できましたよ。
３～４ミリほど誤差がありますが、許容範囲。

完璧な仕事です。

今日は、本当、師匠が暇で助かりました。


しかし、性根入れて仕事しないといけませんね。

お金があればなあ。。。

師匠の弟子でまだありたい。。。。。