koba@ak47のブログ一覧

大阪発動機のミラ。KFエンジンなんですが、走行は４万キロ。
オイル消費が激しいんです。

それから、レーシングすると、タペット音に似た音がします。

似た音なんで、実は、ピストンが踊っている音なんです。

KFエンジンは初期ロットは、ピストンリングが駄目になる場合があるようで、今回は固着してるんではないかと、エンジンチューンナップで、シリンダー内のカーボンやスラッジを除去しました。

やり方としては、エンジンを完全に暖機してから、プラグホールから大量にシリンダー内に一杯にチューンナップを入れます。

そして、プラグ取り付け、暫く放置。

それから、手でクランクプーリーを回すんですが、回すのでは無く、圧力をかけるんです。
そうすると、ピストンリング内にも、チューンナップが入ろうとしますから。
これを、各気筒やり、３回位やります。
勿論、セルは回したら、エンジン壊れる可能性があるんで、セルは厳禁。

すると、音はピタリと止まりました。

これは、一つのやり方です。

それで、暫く様子見で納車してたんですが、やはり、直ぐに音がまた出だし、オイル消費も変化無し。


結局、ピストン濃厚となり、オーバーホールとなりました。



KFエンジンはタイミングチェーンですから、ある意味、大変。








大阪発動機はこうして、組み上げた、ピストン、コンロッドがセットで部品が出てるんですね。



通常は無いんですけど。。。


さて、先日の写真のおかしなところ。



正解は新品の写真。



そうなんです。普通はこう言う持ち方すると、重力でピストンは折れないといけないんです。

これが、オイル消費と踊る原因。

ピストンピンです。

駄目ですねえ。。。

昔のEFエンジンやJBエンジンの方が良かったのでは。。。。。？

こんな、基本的な重要部分で不具合があるなんて。。。

さすが、大阪発動機、ダメハツ工業さんです。

だから、ダメハツって言われるんですよ。

軽がメインのメーカーだけに残念でもありますね。
こんなことしてるから、スズキに追い抜かれるんですよ。

一応、１０万キロまでは保証してくれるようですが、年数が５年以内なんです。
どちらか早い方が適用されます。

だから、これは、４万キロでも保証無し。

全て、有料修理なんです。

まあ、今は改善されてるとは思いますが、お願いしますね。


ダイハツ工業さん。