
すっかりサボってたので、今年下半期を振り返って要点を・・・
まず第一弾は、韓国旅行!
奥方と2人、新婚旅行以来の海外です。
9月、福島第一原発の汚染水問題の影響により(それを口実に?)福島空港-ソウル便の運行が休止されることになりました。この先韓国へ行ける機会も無くなるかもしれないってことで、急遽ツアーを申し込み。休止前の最終便、9月の3連休で料金は成田発着等に比べると高めですが、空港への移動時間が短いのと、ソウルでの滞在時間がまずまずのプランだったのが決め手です。
9月21日 午前中に福島空港を出発。
アシアナ航空が運航するチャーター便で、初めて海外の航空会社の飛行機でしたが、JAL、ANAと遜色ない快適な空の旅でお昼過ぎにソウル、仁川空港に到着。
ソウル市内、ホテルまで現地ツアー会社のバスで送迎。
途中、お約束の免税店に立ち寄りましたが、用は無いので建物の外へ。

少し歩くとソウル中心部の世宗路。片側8車線?の広い道路で、中央が公園になっています。
この道路の北端が景福宮の正門である光化門。
公園には世宗大王、李舜臣の銅像が立っています。景福宮の向こうには青瓦台の屋根も見えますね。
バスに戻って、ホテルへ・・・の予定でしたが、私たちのホテルはソウル中心部から少し離れていたので、現地ガイドさんの計らいで、チェックインせずに荷物だけ運んでもらい、そのままソウル中心部の観光へ。このまま3日目のお迎えまでフリーでソウル観光です。

まずは火災による焼失から今年再建されたばかりの南大門。もももとは城門で、都市を囲む城壁があったのでしょうが、現在は城門のみになっています。周辺は公園としてされています。
ここに行く途中、南大門市場を歩きましたが、鞄や雑貨、食品と様々なものが売られています。日
本人観光客とみると声をかけてきます「完璧な偽物あるよ!」(笑) なんだよそれ??

次はソウルの中心部、明洞です。
ソウル一の繁華街とあって、とても賑やかです。
様々な商業ビルが建ち並んでおり、食料品、衣料品、化粧品、家電からK-popアイドルのグッズまで何でもそろいそうです。いくつかお店に入ったり、メインストリートを散策した後、フレッシュジュースで休憩しました。(このフレッシュジュースは安くて美味しかった。)
その後、ソウル市街を一望できるNソウルタワーに登って夜景を見る予定でした。
タワーの入り口まで行ってみましたが、当日前後が日本で言う「中秋の名月」にあたっているため大混雑。1時間待ち以上が確実な行列になっていたので断念しました・・・。
夕食は東大門の予定だったので、いよいよ地下鉄にチャレンジです。
日本で言うsuicaやpasmoにあたるT-moneyカードをコンビニで購入。ガイドブックでは取扱い店舗には入り口等に表示があるとされています。立ち寄った店舗に表示はなかったですが、店員に尋ねると無事に入手できました。店舗の表示等は日本のように徹底されていないのが現状のようです・・・。
カードへの入金は地下鉄駅構内のチャージ機で。日本語にも対応していています。
地下鉄は路線・駅ごとに番号が付けてあり目的地を探しやすいです。改札も基本的にはsuica等と同様のタッチ&ゴーです。

そんなわけで無事に明洞から東大門へ。夜の城門はライトアップされていて雰囲気があります。
夕食は東大門市場の一角にある「元祖ウォンハルメ・ソムンナン・タッカンマリ」です。
有名店ですが、思いのほか狭い路地を入った奥にあり少し不安でしたが無事に入店。
店にはカタカナの表記もあり、日本語のできるスタッフもいるので安心でしたが、客層は地元の方が多いようでした。

注文したのは当然、看板メニューのタッカンマリ(韓国風、鶏の水炊き)です。
2人前のAセットには、鶏丸ごと1羽、じゃがいも、もち、麺、きのこ、薬味などががついています。
注文すると店の人が鍋と材料を持ってきて、煮てくれます。
煮えるまでしばらくかかりますが、薬味を準備して待っていると、店の人が再び来て、鶏をハサミでぶつ切りししてくれます。スープにも味がついているので、そのまま食べても美味です。薬味をつけても見た目ほど辛くはなく、いろいろ味を変えて楽しむことができました。具だくさんで、鶏から出るコラーゲンたっぷりのスープも濃厚で、意外にペロリと間食しました(^^;
夕食後は地下鉄2本を乗り継ぎ、駅から徒歩15分でホテルへ。
無事にチェックインして荷物も受け取りました(^^;
ホテルはツアーの標準よりランクアップしたので、建物、設備、サービス等は申し分ありませんが、
やはりソウルの中心部からは少し遠かったです。奥方は更に追加料金でもいいから明洞周辺が良かったと言っていました。
2日目、9月22日
今度はタクシーに挑戦!って事でホテル前でタクシーをつかまえて明洞へ。
ソウルのタクシーは飛ばしますね!? ソウルの主要道路は車線数が多く、早朝で交通量が少ないとはいえ、街中で80㎞/h以上は普通です;;; おかげで思ったより早く明洞に到着しましたが・・・。
この日の朝食は明洞で「お粥」です。
有名店「味加本」で定番?のアワビ粥を食しました。
ボリューム的には少し物足りない感じでしたが、やさしい味の中にもしっかり出汁が効いていて美味でした。お客は日本人観光客ばかりでしたね;
2日目の観光のスタートは「景福宮」李氏朝鮮王朝の王宮です。

ボランティアによる日本語ガイドツアーに参加しました。
鮮やかなチマチョゴリを来たガイドさんが、宮殿内を巡りながら王宮の歴史、それぞれの建物の役割や建築の特徴、かつての王族の暮らしなどについて1時間ほどかけて詳しく説明してもらいまいた。
韓国歴史ドラマなどで見ていたものが、より身近に感じられました。
説明の中で、日本統治時代に宮殿内の多くの建物が壊され、現在もその復元工事が続いていることなどを聞いて、一部に根強くある反日感情も少しは理解できるような気がしました。

宮殿内を見た後は、正門である光化門に戻って、守門将交代儀式の見学。
城門を守る武官の交代式を再現したもので、色鮮やかな武官の衣装と一糸乱れぬ動きが印象的でした。1日に数回行われるようですが、周囲は観光客でいっぱいです。 交代式が終わり、門に立つ武官と写真を撮ったりする人たちも多いですが、私たちは人が多すぎてあきらめました。観光客が近づいても、表情一つ変えずに門に立つ武官の姿が印象的でした。
景福宮見学のあとは、少し早目の軽い昼食。
北村にある「黄生家カルグッス」で蒸し餃子です。
早めの時間だったため、有名店にもかかわらず待ちなしで入店できました。

具だくさんでもっちりした皮の餃子は絶品でした。付け合せのキムチも、辛さが丁度よく、酸味が少なく旨味たっぷりで、今回韓国で食べたキムチの中で一番好みの味でした。

朝食の後は北村周辺の散策。かつて貴族階級の両班が住んでいた地区で、伝統的な韓屋が多く残されている地区です。瓦屋根が町並みは日本で言う武家屋敷?的な感じでしょうか? 今でも内部をリホームして住んでいるようです。しかし、これだけ密集していると、日照、風通し、隣家の生活音、火災時の対処など、心配になりますね。

散策の後はスイーツで休憩ってことで、おしゃれな店が並ぶ三清通りの奥にある「ソウルでニ番目においしい店」で韓国風おしるこ。程よい甘さでちょっぴり塩味とシナモンが効いたおしるこには栗、銀杏、餅が入っており、おやつとしては大満足でした。

地下鉄で漢江の南側の汝矣島にある「63ビルディング」に行きました。
最上階には展望室があり、ソウル市内が一望できます。前夜にNソウルタワーの夜景を見られなかった分、地上60階からのソウルの夕景を堪能しました。

夕景の後は、盤浦漢江公園に移動して盤浦大橋の「月光レインボー噴水」を鑑賞しました。
橋の脇から漢江へと放水される長さ1,140mの世界一長い噴水と、色鮮やかな電光との組み合わせによる、光と水しぶきの幻想的なショーです。
噴水鑑賞までは良かったのですが、ここで事件が・・・
夕食場所まで移動するため利用したタクシーにぼったくられました...
目的地まではおそらく料金600~700W程度の距離でしたが、走り出してしばらくしてから、運転手が「夜間だから2000Wだ」的なことを言い出しました。見ると、メーターは切っています。言葉が十分に通じず、論理的な反論もできないので泣く泣くそのまま利用せざるをえませんでした。しかも、このタクシー、運転が尋常でなく荒く、遠回りして漢江沿いの大きな道路を130㎞/hくらいの速度で激走。確かに店には早く着きましたが、恐怖を感じたのも事実です。

夕食は狎鴎亭にある「Kogii Kogii」でサムギョプサルでした。
肉を包む野菜はサンチュ、エゴマの葉、大根の浅漬けの3種類。
薬味は定番の辛味噌やネギサラダ、にんにく等のほか、きな粉もあり、工夫されています。
ボリュームもあり、本場の焼き肉を堪能できました。
3日目、9月23日は、基本的に帰るだけです。
午前中にホテル近くのスーパーでお土産の買い出し。
観光客向けの店ではないので、現地の食料品等が安く買えました(^^)
あとは現地ガイドさんにホテルまで迎えに来てもらい、空港まで送迎、搭乗券の手配までやっていただき、無事に帰国しました。
タクシーの件ではソウルでの最後の夜が後味悪いものになりましたが、それ以上大きな問題もなく、初めての韓国をそれなりに楽しむことができました。。