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松川浦大橋周辺の岸壁がサケを狙う釣り人で賑わっています。
本格的なサケの来遊シーズンとなり、今月中旬になって天気の良い日には平日でも５０人以上の釣り人の姿か見られます。

本来、産卵のために河川に遡上したサケは法律で採補が禁止されており、また、海岸も主要な河川の河口周辺はサケ等の保護を目的とした禁漁区に指定されているのでサケを釣ることはできません。

しかし松川浦大橋周辺は法的には海面扱いとなっており、禁漁区も設定されていないことから特別な許可なしに一般人がサケを釣ることができる県内（隣県）でも数少ないポイントになっています。

今年は震災・原発事故の影響で、福島沖の海での漁業が行われておらず、また岩手県や宮城県の海でも漁船や定置網の被害などのため本格的な漁業が行われていないことから、例年以上にサケが回帰していると思われます。松川浦でも多い人で１日15～16尾も釣り上げるそうです。

水産物で懸念される放射性物質もサケの場合は北洋から回帰して、産卵間近になると餌もあまり食べなくなることから汚染の心配は少ないと思われます。海や川のサケが数回検査されていますが、これまでのところ放射性物質は検出されていません。そのあたりもこの賑わいを後押ししているのではないでしょうか。