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実は4月1日から転勤になりました。
行き先はいわき市です。

3月5日に人事異動の内示があり、自分的には今年は異動だと思っていましたが、可能性は低いよ考えていた「いわき」でした・・・。

そこで大変だったのが新居の確保です。
いわき市は震災＆原発事故の影響で避難者が流入し続けており、住宅事情が逼迫しています。
ネット上に空き物件の情報は皆無で、現地の不動産屋に電話しても希望条件の物件はキャンセル待ちの状態で、3月中に入居できる民間アパートを自力で確保するのは事実上不可能な状態。。。
この時点でいわき市内での勤務場所までは内示されていないので、更に悩みは深く・・・

そこで、止む無く職場に住居の斡旋をお願いすることにしました。
しかし、斡旋の条件は、職員向け住宅　or　いわきから転出する人の住居を引き継ぐ形での斡旋で、この時点でいわき市内の何処になるのかも、間取りがどうなのかも、築年数がどうなのかも、こちらには一切選択権がなく、どのような住宅に決まっても一切文句を言うなってものでした。

まさか震災後２年も経って、こんな形で「被災」する事になるとは！？・・・

住む場所が決まらない不安たるや、想像以上で胃が痛くなるほどでした・・・。

そして、3月15日、今度は具体的な勤務場所が内示されましたが、住居が決まったのは22日になっての事です。

そして再び衝撃が・・・
割り当てられた住居は、勤務地に近い職員住宅でした。
徒歩通勤圏内なのは有難いですが、問題は建物です・・・
築43年の建物で、震災時の津波で一階部分が浸水した建物です。（今は修復されているらしい）
入居するのは２階なので津波被災の心配はありませんが、やはり津波を目の前で経験した物としては、浸水域に家族を住まわせることには複雑な思いがあります。

更にこの建物、住宅設備的等は建築当時から大きな改修がされておらず、電力の設備が今どき15A!?　これではドライヤーも使えないし、もしかすると冷蔵庫、テレビ、炊飯器だけでブレーカーがダウンする程度の電力です。
そのほか、室内に洗濯機を置くスペースなし、和式トイレなど、現在住んでいるアパート（新築で入居した5年目）、からすると不便な生活を強いられることは確実です。

転居先は明日には空くので、とりあえず私一人は４月1日からいわきに行く予定です。
しかし、転居先が決まるのが遅かったため、日程の調整も含めた引っ越し業者の手配が出来なかったので、家財の引っ越しは4月8日になりました。（遅らせることで引っ越し料金も大幅に抑えることができますしね・・・）

仕事もさることながら、望まない条件の住宅に入居しなければならないストレスもあり、不安だらけです。


この精神的苦痛を東電に賠償請求でもするかな・・・・？