リアサスペンションサグ出し

先日試走しに行って車体が後ろ下がりになっていてフロント荷重が少なく自然とスタンディングで前荷重の姿勢をとっていたのでサスペンションの調整をします。

整備後リアサスのサグ確認したところリアストローク180mmに対して1G荷重時の沈み込み量は72mmでした。
オフロードバイクのサグはストロークの1／3ですので60mmに対して私の体重ではやはりリアが沈んでいますね。
フロントはスラストベアリングが入っているので実質4mmイニシャルが上がっていますので、これらのバランスで後ろ下がりになっている様です。
リアサスリンク整備時にサスペンションを外して確認しておくべきでした。

本来ならハードスプリングが入っているので沈み込み量は少ないはずですがどうやら前オーナーが自分の体重に合わせてイニシャル調整をしている様です。
セローの標準のスプリング長は197mmですが測ってみたところおおよそですが200mm近くあります。
本来車体から外して作業しないといけないのですがみんカラの先人がイニシャル調整の方法をアップして下さってましたのでそのまま調整します。
(正規の調整方法と異なるので自己責任で)

シートを外して右サイドカバーを外すとバッテリーの下にサスペンションのアジャスティングリングが覗いています。

ここにマイナスドライバーを入れてハンマーで叩いてまずロックナットを反時計方向に回して緩めて
アジャスティングリングを時計(締付)方向に回します。

あらかじめリングにマーキングしておいて2周2mm締めました。
スプリングが効いているので結構硬いです。
作業が終わったら忘れずにロックナットを締めておきましょう。

バイクに跨がり荷重してリアの沈み込み量を測ります。
私はアクスルナットとリアキャリアの溶接部で測定しました。
(写真は一人で三役は出来ないのでイメージです)
測定したところ約60mmと丁度よい具合になりました。
乗った感じは少し車高が上がった事はわかりますが走り込まないと動的性能はわかりませんね。
今日は寒く冷たい小雨が降っているのでまた今度試走して確認します。
これでも違和感があったらフロントの突き出し量を調整してみます。

追記　
12/10 フロント突出し量4mmに変更