
NEW RANGE ROVER EVOQUE
11/22 ワールドプレミアでデビューしました♪
期待と不安が交錯する中での公式発表。
まだWEBでの画像だけですが、
みなさん、どんな印象だったのでしょう?
2008年北米モーターショーでコンセプトカーLRXとして華々しくデビュー。
インテリアも含め、今までのSUVとは一線を画するデザインに
衝撃を受けたのは、今でも記憶しています。

インテリアはいかにもコンセプトカー的な雰囲気を醸し出していますが、
エクステリアは市販されてもおかしくないレベルまでブラッシュアップされています。
細すぎて現実的では無かったサイドミラーも、
lexusが発表したカメラミラーになるとこの形状も実現可能です。
2011年東京モーターショーで日本初公開。
外観はほとんどコンセプトカーで発表されたまんま!
SUVでこんなデザインの車が市販されることも強烈なインパクトでした。

画像は掲載していませんが、インテリアもランドローバーのインテリアコンセプトである、
水平、垂直をしっかり踏襲しながらも、斬新かつ質感の高いデザインでした。
私の購入したプレステージは、ダッシュボードもステッチがアクセントとなったレザー。
本当にコストパフォーマンスの高いグレードでした。
これだけのインパクトを持ちながらも、追い打ちをかけるようにリリースされた
ヴィクトリアベッカムモデル。
マットなガンメタのエクステリア、センターコンソールもピアノブラックに、
ピンクゴールドのアクセント。ホイールなんて、今でも欲しいくらいです。
残念ながら日本国内での発売はありませんでしたね。
そして、つい先日2代目EVOQUEが登場。
先に発売となった新モデルVelarが、
Car Design of the Yearを受賞したこともあってか、
レンスポのMCもVelarに寄せたアプローチ。
EVOQUEのFMCも、Velarに寄るのは当然の流れというのが大方の予想でした。
さて、NEW RANGE ROVER EVOQUEは。Short Velar? Mini Velar?
それとも、やっぱりEVOQUE?
ここからはあくまでワタシの個人的な所見です。
まずはわかりやすい【リア】
①現行EVOQUE
②新型EVOQUE
③Velar
新型EVOQUEが、Velarに最も似ていると思えるのがこのリアでは無いでしょうか?
テールランプのデザインだけでなく、左右テールランプの間にロゴを配置するデザイン、
更には、現行EVOQUEでは直線、平面的だったナンバープレート周りの形状も
Velar、新型EVOQUEともに、丸みを帯びた窪んだスペースを設けるなど、共通点が顕著。
リアの上半分は、モデルのバッジを外すと、
ぱっと見の見分けがつかないくらいそっくりです。
一方、ナンバープレート下部は、新旧EVOQUEともに似たような骨格が見受けられます。
車の顔【フロント】
①現行EVOQUE
②新型EVOQUE
③Velar
まさに車の“顔”として印象づけるフロントは、ヘッドライトの形状や意匠、
フロントグリルのパターンデザイン、更にはライト下のダクト+フィン、と
目鼻のパーツ単位で見ると確かに似たようなデザインになっています。
(初期型EVOQUEではクラム猫号にはフィンありましたね。Velarがパ○り?)
ただし、全体のレイアウトバランス、フロントバンパーの形状や、
ヘッドライトと下部のダクトまでのスペース、更にはバンパー下のピラー?の
形状などは、やはりEVOQUEらしさの残ったデザインに仕上がっています。
現行EVOQUEの前期型と後期型では、ヘッドライトの意匠や、フロントグリルの
パターンなど、大きく変化しました。
下の画像が、私の大好きな初期型のヘッドライトとグリルです。
現行EVOQUEが、前期型・後期型でヘッドライトやフロントグリルといった
目鼻のデザインが大きく変わりながらも、変わらずEVOQUEであり続けたのは、
やはりその骨格そのものが踏襲されたことによって、EVOQUEらしい個性を継承し
なんら違和感を感じることなく、指示され続けたのだと実感しています。
最後に斜め前からの眺め
①現行EVOQUE
②新型EVOQUE
③Velar
車の雰囲気を語る上で、最も象徴的な角度がこの斜め前からの見え方では無いでしょうか?
私が、公式発表のモデルを見るまで、最も拘っていたのが、
EVOQUEの“らしさ”を表現するサイドボディのプレスラインです。
Velarとの大きな違いはこのプレスラインではないかと思います。
ヘッドライトからサイドベントに続くラインに、割り込みながら
大きく隆起したアーチは、新旧共に健在。
ボンネットの一部にアールが食い込む特徴的なデザインです。
また、サイドベントの下から、ドアノブの下を通り、テールランプへと続く
一直線のプレスラインは、若干メリハリが無くなりつつも残してくれました。
一番大きな変化は、ドア中段の大きなプレスライン。
前述のドアノブ下のプレスラインも控えめになり、
更にはこのプレスラインが無くなったことで、現行EVOQUEのシャープなメリハリ感が
無くなり、Velar似のつるんとしたイメージに近寄ったがために、
EVOQUEらしさが薄くなってしまったのかもしれません。
どこの自動車メーカーも自社ブランドのイメージをより強固なものにするために、
各社特徴的な意匠をそれぞれのモデルに展開するのは当たり前の流れです。
RANGE ROVERブランドも前述の通り、このVelarに代表される意匠を、
レンスポや新型EVOQUEに展開するのも至極当然の流れです。
デザイナーは、あまりにも出来が良すぎた、大ヒットの初代EVOQUEのDNAを継承しつつ、
この新たなデザインモチーフを取り入れながら、
そのデザインを昇華させなければならないという、難題を突きつけられたに違いありません。
mini Velar? short Velar? 確かに印象的な、Velarの意匠を取り込むことで
どうしてもVelar似にはなっていますが、それでも初代EVOQUEの、良い“らしさ”を
残しつつも完成したこの新型EVOQUE、個人的には◎な印象を持ちました。
※サイドのプレスライン+メリハリは、変化があっても良いが
もう少し初代の印象が欲しかったかなぁ・・・
※エクステリアのカラーラインナップ、初代発売のほんの頭だけあった、
バッキンガムブルーや、我がEVOQUEのバローロブラックのような、
色気のある濃色のラインナップがもう少し欲しかったかな。
NEW RANGE ROVER EVOQUEが発表になって、改めて振り返ると、
現行EVOQUEの前期型から後期型へのマイナーチェンジ、
このフルモデルチェンジに繋がる、過渡期のデザインだったようにも思えます。
さすが、デザイナーの仕事は改めて素晴らしいと実感。
変化無くして、進化無し!
さて、皆さんの印象はいかがだったでしょうか?
稚拙な個人的な感想ブログにお付き合いいただき、
ありがとうございました♪
次回、インテリア編・・・気が向けば、そのうちアップするかも(汗